( 133586 )  2024/01/29 12:47:25  
00

玉川徹氏(2019年7月撮影) 

 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が29日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、1970年代に起きた連続企業爆破事件をめぐり重要指名手配されていた桐島聡容疑者(70)を名乗る男がこの日朝、入院先の神奈川県内の病院で死亡したと報じられたことについてコメントした。 

 

【写真】死亡したとされる桐島容疑者 

 

 番組では、桐島容疑者を名乗る男の死亡を、放送中に速報として伝えた。玉川氏は、事件当時の桐島容疑者の指名手配写真に触れ「この写真しか知らない人はいっぱいいると思う。ぼくもあまりリアルタイムではないがこの写真は知っているが(指名手配から)50年くらいたっている。そうなると顔は全然違うと思う。この写真を今見ても分からないと思う」と指摘した。 

 

 「この間、大学のサークルの集まりに行って、30年ぶりくらいの人と会ったのですが、まあ面影がない人がいっぱいいました。名前を聞いても、あの時のあなたですかと、まったく顔が結びつかない人がいっぱいいた。50年前のこの写真を見ても、捕まえることはできなかったのではないか」と持論を述べた。 

 

 俳優石原良純(62)が「これをきっかけに日本赤軍とか、連続企業爆破事件とか、回顧する人がいる。結局、それが彼の狙いでしょ、ここ死に至る時に。やっぱり僕なんかも見てしまう。何か、本当にくやしいというか…」と話すと、玉川氏は「でも本人が語っているところによれば最後は、本人に戻りたかったと言っているという話。どこまでも、左翼の犯罪者として最後までまっとうするということだけじゃない、後悔みたいなものを持ちながら生きてきた可能性もある。ただ、出頭は最後までしなかった」と、ただした。良純は「出頭していたら分かるけれど。(警察でなく)病院に行ったわけだから…」と、桐島容疑者を名乗る男の取った対応に納得がいかない様子だった。 

 

 桐島容疑者は、一連の事件に関与した「東アジア反日武装戦線」のメンバーとして、75年に爆発物取締罰則違反の疑いで指名手配された後、半世紀近くにわたり逃亡を続けていた。「東アジア反日武装戦線」内のグループが74年8月に起こした三菱重工ビル爆破事件では8人が死亡した。 

 

 桐島容疑者を名乗る男は、末期がんで治療を受けていた。 

 

 

 
 

IMAGE