( 133801 )  2024/01/29 23:35:55  
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豊田自動織機の本社(2010年3月、読売ヘリから) 

 

 トヨタ自動車グループの豊田自動織機は29日、フォークリフト用エンジンの排ガス性能試験不正問題で、不正の対象が自動車用のディーゼルエンジンにも拡大したと発表した。建設機械用の産業車両用エンジンでも不正が判明した。 

 

【写真】8年ぶり国内投入の「ランクル70」 

 

 トヨタ自動車は該当するエンジンが搭載された車両は世界で10車種、そのうち国内は「ハイエース」や「ランドクルーザー」「ハイラックス」など6車種あると説明し、出荷を停止すると発表した。 

 

 豊田自動織機は昨年3月、フォークリフト用エンジンの性能試験でデータを差し替えるなどの不正行為を行っていたと発表。これらのエンジンを搭載したフォークリフトの国内出荷停止を決め、国土交通省は同社製のエンジン2機種の型式指定を取り消していた。 

 

 豊田自動織機はトヨタ自動車グループの創始者・豊田佐吉が発明した「G型自動織機」の製造・販売を目的に、1926年に創業した。現在は機械メーカーとして、自動車の車両製造のほか、エンジンや電子機器、フォークリフトなどの産業車両などを製造している。 

 

 

 
 

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