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客室へのペット同伴 JALは「議論開始」、ANAは? 独自アンケ

毎日新聞 2/2(金) 7:30 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/6e867ff6177a33ce7b896727d52fafa421bbb1fa

 

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日本の主要航空会社に対するアンケート調査によると、13の会社のほとんどがペット同伴を認めておらず、変更も検討していないことがわかった。

ただし、スターフライヤーは2022年から段階的にペット同伴を認めてきた唯一の航空会社である。

彼らは特定の条件を満たした小型の犬と猫を受け入れており、飼い主は隣の座席に座ることができるが、ペットは持ち込みの手荷物として取り扱われる。

ペット同伴を認めない理由として、乗客の健康面への配慮が挙げられている。

多くの航空会社はアレルギーのお客様などへの配慮を理由に貨物室への預け入れのみを案内している。

(要約)

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座席に置かれるペットのケージ=スターフライヤー提供 

 

 客室へのペット同伴、認めるか――。東京・羽田空港で1月2日に発生した日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機衝突事故をきっかけに、ペット同伴を認めてほしいという声が上がった。炎上したJAL機の貨物室にペット2匹が取り残されたためだ。こうした声を航空各社はどう受け止めているのか。国内の主要航空会社13社にアンケートで聞いてみた。 

 

【結果まとめ】ペット同伴、航空各社の回答は? 

 

 毎日新聞は1月下旬、ペット同伴の現状や検討状況について、①認めておらず、変更も検討していない②認めることを検討している③認めている――の選択肢を示して回答を求めた。 

 

 ③は2022年から段階的に同伴を認めてきたスターフライヤーのみで、大半の10社が①だった。JALとグループ会社の日本トランスオーシャン航空は選択肢を選ばず、JALはこう回答した。 

 

 「今回の事故を受けて、社内でペットの客室内への持ち込みを含めた取り扱いについて関係者間で議論を始めています。お客様のペットの持ち込みを認めてほしいとの要望を踏まえつつ、一方で、航空機運航の安全面、他のお客様への影響なども十分に検証のうえ、方向性を示す必要があると考えています」 

 

 JALの広報担当者に尋ねると、「導入前提ではなくフラットな状態で今後の方向性について検討する。人命最優先でスムーズに避難を行う場合、機内に持ち込んだペットが安全面の弊害にならないかどうかも考えていく必要がある」と返ってきた。 

 

 スターフライヤーではどのようにペット同伴を認めているのだろう。 

 

 同社によると、指定サイズ(長さ50センチ、幅40センチ、高さ40センチ)以内のケージにペットを入れ、座席に固定する。飼い主の乗客は隣に座れるが、ペットはあくまで持ち込みの手荷物扱いだ。緊急脱出時の手荷物の持ち出しは国の指針で禁じられており、同社はペットも同様の対応になるとしている。 

 

 ペット同伴を認めるきっかけは、新型コロナウイルスの感染拡大だった。乗客が減る中、新たなサービスとして導入を決めた経緯がある。 

 

 まず22年3月に羽田―北九州線の一部の便で始め、同10月に同路線の全便、今年1月15日から国内線全線・全便へと段階的に拡大した。小型の犬及び猫を対象に、飼い慣らされていることや、手入れが行き届いていることなどの条件を設定。1匹の料金は5万円だ。 

 

 これまでに約300件の利用があった。広報担当者は「顧客満足度を高めたいとの思いで始めた。一定の需要がある」と手応えを感じている。 

 

 ただ、業界内でこれに追随する会社はない。アンケートでは、認めていない理由も尋ねたが、多くの会社が挙げたのが乗客の健康面への配慮だ。 

 

 全日本空輸(ANA)はグループ2社を含め、「アレルギーのお客様などへの配慮の観点から、受託(貨物室に預ける手荷物)のみの案内となっております」と回答。スカイマークも「アレルギーを持つお客様など、全てのお客様が快適に機内でお過ごしいただけるよう、現時点では貨物室にお預かりしています」とした上で、「ペットは貨物ではなく愛玩動物として大切にお預かりしております」とのスタンスを併記した。 

 

 大手航空会社で勤務経験がある女性は「乗客からピーナツなどのアレルギーがあると事前に申告があったら、搭乗前にその座席付近を念入りに掃除していた。ペットも同様の対応になるはずだから、相当な労力がいるだろう。盲導犬は同伴できるが、周囲の座席にかなり注意を払っていた」と説明。「ペットを家族と思う人もいれば、ただの動物と思う人もいるので難しい面もある。ただ、乗客の少ない早朝便のみペット同伴可にすることも考えてもいいかもしれない」と話す。 

 

   ◇ 

 

 回答した13社は次の通り。 

 

 JAL▽ANA▽日本トランスオーシャン航空▽スカイマーク▽AIRDO(エア・ドゥ)▽エアージャパン▽ANAウイングス▽ソラシドエア▽スターフライヤー▽ピーチ・アビエーション▽ジェットスター・ジャパン▽スプリング・ジャパン▽ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー) 

 

【千脇康平】 

 

 

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・1人目は緊急時にペットのケージが脱出シューターを傷つけたり避難を遅らせる可能性を指摘し、ペットの機内同伴に反対している(まとめ) 

・2人目はペット同伴について難しい問題だと感じつつ、安全を最優先に考えるべきだと述べている(まとめ) 

・3人目はペットのストレスや獣医師の意見不足、他人の意見も考慮すべきだと主張している(まとめ) 

・4人目はペット同伴による緊急時のトラブルや過酷な運命を指摘し、ペット持ち込みの是非を問題視している(まとめ) 

・5人目はペット同伴の搭乗に反対し、ペット持ち込みをエゴによる行為だと考えている(まとめ) 

・6人目はペット同伴に反対し、ペットのストレスや他の乗客への影響を懸念している(まとめ) 

・7人目はペットの同伴に不安や緊急時の問題を指摘しており、専用の座席を提案している(まとめ) 

・8人目は実体験をもとにペット同伴を検討すべきだと述べている(まとめ) 

・9人目はペット同伴には困難を指摘し、緊急時の対応も考慮すべきと主張している(まとめ) 

・10人目はペット持込を是非と考えるが、その是非を変更する議論を呼びかけている(まとめ) 

 
 

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