( 135400 )  2024/02/03 12:59:03  
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徳永有美アナ(2018年撮影) 

 

 テレビ朝日系「報道ステーション」の金曜キャスターを務めるフリーアナウンサー徳永有美(48)は2日夜の放送で、上川陽子外相の容姿や年齢に言及した自民党の麻生太郎副総裁(83)が、発言撤回に追い込まれた話題についてコメントした。 

 

【写真】上川陽子外相また大人の対応 

 

 徳永は、麻生氏が発したような発言について、かつては「飲み込んで、受け流すことが多かったと思う」とした上で「そこから時代が平成、令和と変わっていくうちに、今の若い人たちは、こういう発言に対し、嫌だとしっかり意思表示できるようになってきたと、本当に思う」と述べた。 

 

 「こういう時代の変化は当然ですし、年代にかかわらずそういうことに無頓着で関係なく振る舞うということは、政治家として非常に残念だなと思う」とも口にした。 

 

 これを受け、大越健介キャスター(62)は「ジェンダー平等を目指そうというのは、社会の共通目標になっていると思う。世代や人によって濃淡はあると思うが、少なくともリーダーの地位に立つ人は、この問題に敏感でなければならない。そうあるべきということではなくもう、ひとつの責任じゃないかなと思う」と述べた。その上で「麻生副総裁が(発言)撤回に追い込まれたということは、そのことをまさに証明でしているのではないか」とコメントした。 

 

 麻生氏は1月28日の福岡県内での講演で、上川氏の外相としての手腕を高く評価する内容の話をする過程で、上川氏について「そんなに美しい方とは言わんけれど」「おばさん」などと発言。発言後、与野党から批判の声が相次いだ。 

 

 2日午後の参院代表質問では、「一般論として、職場で同僚や部下に対し性別や立場を問わず、やゆする発言をするのは許されるのか」と問われた岸田文雄首相が「性別や立場を問わず、年齢や容姿をやゆし、相手を不快にさせるような発言をすることは慎むべきなのは当然のこと」と答弁。麻生氏は2日夜になって、「表現に不適切な点があったことは否めず、指摘を真摯(しんし)に受け止め、発言を撤回したい」とするコメントを発表した。 

 

 

 
 

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