自民党は派閥の政治資金パーティーに関する収支報告書を訂正した議員のリストを野党に提示した。

リストには安倍派や二階派の議員の名前と訂正金額が含まれており、合計金額は3000万円以上になる議員もいた。

落選中の政治家や議員辞職した政治家はリストには含まれていないが、これまでに報じられている5年間合計の不記載額や人数とは異なる点がある。

（要約）

FNNプライムオンライン 

自民党は5日朝、野党から求められていた、派閥の政治資金パーティーに関して収支報告書を訂正した議員のリスト、いわゆる“裏金議員リスト”を野党側に提示した。対象とした収支報告書は2020年分から2022年分の収支報告書。 

リストでは、安倍派に関しては、塩谷立座長や、5人衆と呼ばれる幹部、逮捕・起訴された池田佳隆議員ら所属議員の大半にあたる76人の名が不記載を訂正した金額と共に掲載された。金額は3年分合計で大野泰正議員が3146万円、池田佳隆議員が3208万円など。 

二階派に関しては、二階俊博元幹事長ら6人の現職国会議員の名が不記載の金額と共に掲載されていて、二階氏の訂正額は3年で計1768万円。 

リストでは、落選中の政治家や議員辞職した政治家については名前を掲載せず政治団体名の掲載にとどめ、3年分の収支報告書の訂正に関するものに限っているため、これまでに報じられている5年間合計の不記載額や、人数（安倍派で95人）とは差異が生じている。 

フジテレビ,政治部