日産自動車労働組合は2024年春の労使交渉で、組合員1人当たり1万8000円の賃金改定を要求しました。これは前年より6000円高く、同社で導入されて以来最も高い水準です。物価上昇を考慮して、組合員の生活に配慮した要求となっており、要求水準は賃上げ率で5%を超えるとしています。(要約)
日産自動車本社
日産自動車労働組合は7日、2024年春闘で、賃金の改定原資として、組合員1人当たり1万8000円を要求すると発表した。前年より6000円引き上げ、現行の賃金体系が導入されて以降、2年連続で最も高い要求水準となる。
【グラフ】実質賃金と名目賃金の推移
物価高騰を踏まえ、組合員の生活に配慮した配分を求める文言を初めて要求に盛り込む。日産労組によると、1万8000円の要求水準は、賃上げ率に換算すると5%を超える。