( 137423 )  2024/02/09 12:54:13  
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日本は今、群雄割拠のいちご戦国時代に突入しています。 

 

■最高金賞「あまりん」 他の金賞2つも埼玉県産 

 

【写真を見る】最高金賞に輝いた“埼玉”のいちご「あまりん」 実は金賞の二つも… 

 

上村彩子キャスター: 

全国のいちごの中から最も美味しいいちごを決める「全国いちご選手権」の第2回大会が開催されました。最高金賞を受賞したのは埼玉県産の「あまりん」です。 

 

応募数で比較すると、第1回が63品に対し、第2回は145品です。大幅に増え、熾烈な戦いとなったわけですが、「あまりん」が見事、連覇を達成しました。 

 

さらに、最高金賞に続く金賞が3つ選ばれるんですが、その中の2つが埼玉県産です。 

「あまりん極」と「かおりん」です。 

 

豊洲市場ドットコム 青果バイヤー 八尾昌輝さん 

「『やっぱり埼玉か』という感想。量より質で勝負したことが、実を結んだ」 

 

■現在約300品種 青果バイヤーおすすめ「あまりん」に匹敵する“甘いいちご” 

 

上村キャスター: 

いちごを食べる際によく使ったスプーン、見覚えあるでしょうか、「いちごスプーン」と言います。 

 

いちごがつぶしやすいように、スプーンの底の部分が平らになっています。そして、つぶつぶの模様は、滑り止めの効果もあるそうなんです。 

 

井上貴博キャスター: 

裏でつぶすということですか? 

 

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士): 

そうです。それで先端に付けるんですよね。 

 

上村キャスター: 

このスプーンを使って「いちごミルク」を作っていたのではないでしょうか。 

 

いちごをつぶして、そこに牛乳をかけて砂糖や練乳で味付けをするものです。 

 

30~40年前には、定番の食べ方だったそうなんですが、私も祖父母の家で食べていて、最後にピンク色の甘い牛乳を飲むのが大好きでした。 

 

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士): 

要するに、当時はいちごが割と酸っぱかったので砂糖などで甘くしていた。40年前の練乳は、缶だったと記憶しています。 

 

上村キャスター: 

ウルヴェさんからもあったように、青果バイヤーの八尾昌輝さんによると、▼かつてのいちごは酸味が強く、甘みが弱いのが特徴だったんですが、そのまま食べてほしいという想いもあり、どんどん品種改良が進むにつれて、いちごも甘くなっていきました。 

 

 

品種の数は現在約300品種に増えています。 

豊洲市場ドットコムの「苺の断面図カタログ」では、形と食感で約60種類のいちごが分けられています。 

 

ホラン千秋キャスター: 

甘さではなく、形と食感だけですか? 

 

上村キャスター: 

そうです。「シュットしてる」か、「まるっこい」か、「硬め」か、「柔らかめ」かとなっていて、最高金賞を獲得した「あまりん」は「まるっこい」分類のところにあります。 

 

たくさんある中でも、「あまりん」に匹敵すると、青果バイヤーの八尾さんがおすすめしている、いちごがあります。 

 

〈 「あまりん」に匹敵する甘さのいちご〉 

・奈良県産「コットンベリー」(1パック3000円) キャンディのような甘さと香り 

・奈良県産「古都姫」(1パック3000円) ミルキーで練乳のような甘さ 

※豊洲市場ドットコムの青果バイヤー・八尾昌輝さんのおすすめ 

 

ホランキャスター: 

ただ、1パック3000円で、プレミアムな価格なんですね。 

 

上村キャスター: 

そうなんです。特に「古都姫」は超希少で、究極の甘さを追求しているそうです。 

 

■より「甘いいちご」の見分け方は 

 

上村キャスター: 

より甘いいちごを選ぶ、見分け方をご紹介します。 

 

豊洲市場ドットコムの青果バイヤー 八尾昌輝さんによると、▼鮮度が良いものはつややかだそうです。 

 

さらには、いちごは先端から上(ヘタ)の方に熟していくので、▼ヘタの近くまで赤いと全体的な甘みも強いということで、ぜひ参考にしてください。 

 

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