( 137518 )  2024/02/09 14:39:09  
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記者会見する日本銀行の内田真一副総裁=2024年2月8日午後、奈良市、土居新平撮影 

 

 8日の外国為替市場で円安ドル高が進み、一時、約2カ月半ぶりに1ドル=149円台まで下落した。日本銀行の内田真一副総裁が、大規模な金融緩和から転換しても緩和的な状況は当面続くとの見方を示し、円売りドル買いが広がった。 

 

 米東部時間8日午後5時(日本時間9日午前7時)時点では、前日の同時刻より1円16銭円安ドル高の1ドル=149円28~38銭で取引された。 

 

 内田副総裁は8日の講演で、政策修正のタイミングが近づいていることを示唆しつつ、マイナス金利政策を解除しても「その後にどんどん利上げをしていくようなパス(経路)は考えにくい」と言及。長期金利を抑え込むための国債買い入れも「金利が急激に上昇するといったことがないよう、丁寧に対応したい」と述べた。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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