( 139106 )  2024/02/14 14:44:40  
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ダイハツが30年以上にわたり認証不正を行ってきたことが発覚し、トヨタ自動車が経営体制を改革することを発表。

トヨタの佐藤社長が「ダイハツらしさを取り戻す」と述べる中、ダイハツでは奥平社長が退任し、トヨタの井上中南米本部長が後任に就任して立て直しを図ることが明らかになった。

新社長は組織風土の改革を最優先事項と位置づけ、これまでの低コストで早い新車開発を重視した「短期開発」の改革が課題となるとされている。

経済産業大臣もこれまでの不正の原因となった企業体質との決別を求めている。

また、ダイハツは今後、軽自動車を中心に事業領域を見直し、新しい経営陣の手腕が問われる状況にある。

(要約)

( 139108 )  2024/02/14 14:44:40  
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TBS NEWS DIG Powered by JNN 

 

30年以上認証不正が行われてきたダイハツ。新体制は「組織風土」を改革できるでしょうか。 

 

トヨタ自動車 佐藤恒治 社長 

「会社を作り変える覚悟で、ダイハツらしさを取り戻してまいりたい」 

 

ダイハツと親会社のトヨタ自動車は、ダイハツの新たな経営体制を発表。奥平社長は来月付で退任。後任にはトヨタの井上中南米本部長が社長に就任し、立て直しを図ります。 

 

ダイハツ工業 井上雅宏 新社長 

「まず最初にやりたいことは、社員の皆様と直接会話すること。心一つに進んでいくことを目指したい」 

 

新社長に課せられた課題。それは「組織風土」の改革です。 

 

ダイハツの第三者委員会が不正の背景と指摘したのは、「1ミリ1グラム1円1秒」にこだわって、低コストで早く新車開発をする「短期開発」。「出来て当たり前」という強い圧力にさらされ、不正を行い、認証試験を通すことにつながったとしています。 

 

また、上司も「何でも相談してくれ」と言うものの、実際に相談すると「で?」と言われるだけで、相談する意味がなかったとしています。 

 

齋藤健 経済産業大臣 

「原因となったこれまでの会社の体制や体質と決別をしていただきたい」 

 

ダイハツは今後、事業領域を軽自動車に軸を置くよう見直します。不正体質から脱却できるのか。新しい経営陣のハンドルさばきが問われます。 

 

TBSテレビ 

 

 

 
 

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