( 140186 )  2024/02/17 14:45:01  
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ウクライナのシルスキー総司令官は、ウクライナ東部の激戦地アブデーフカから部隊を撤退させると交流サイトで表明しました。

ウクライナ軍の人的損失や弾薬不足が進んでおり、露軍が優勢になっていることが示されました。

アブデーフカはウクライナ軍の重要拠点で、最近露軍が市内の一部を制圧したため、保持が困難と判断されたようです。

これにより露軍はドネツク市の安全を高めると同時に進軍ルートを確保する思惑があるとされています。

(要約)

( 140188 )  2024/02/17 14:45:01  
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ウクライナ国旗 

 

ロシアによるウクライナ侵略で、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は17日未明、防衛戦を続けてきた東部ドネツク州の激戦地アブデーフカから部隊を撤退させると交流サイト(SNS)で表明した。ウクライナ軍の人的損耗や弾薬不足が進む中、露軍が東部で優勢を築きつつあることが改めて示された。 

 

【写真】ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカをパトロールする同国軍の車両 

 

シルスキー氏は撤退の理由を「露軍に包囲されるのを避け、兵士の生命を守るためだ」と説明。撤退させた部隊をより防衛に有利な陣地に移すとした。また、これまでの戦闘でウクライナ軍は露軍に多大な損害を与え、任務を果たしたとした。 

 

アブデーフカはロシアの実効支配下にある州都ドネツク市近郊に位置するウクライナ軍の重要拠点で、過去数カ月間にわたり激戦が続いてきた。ただ、最近は兵力や火力で勝る露軍が市内の一部を制圧したと伝えられるなど、露軍が優勢だとする観測が出ていた。ウクライナ軍は増援部隊を派遣するなどしていたが、これ以上のアブデーフカの保持は困難だと判断したとみられる。 

 

露軍はアブデーフカを掌握することでドネツク市の安全を高めるとともに、主目標とするドネツク州全域の制圧に向けた進軍ルートを確保する思惑だとみられている。 

 

アブデーフカを巡っては、カービー米大統領補佐官も15日、「陥落の危機だ」と指摘していた。 

 

 

 
 

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