( 140903 ) 2024/02/19 15:07:27 0 00 19日午前10時半ごろ
先月から大阪湾に迷い込んだクジラについて、19日、専門家による現地調査により、死んだことが確認されました。専門家によりますと、死因は「餓死」で、クジラが2ヶ月以上えさを十分食べていないことから、体内の栄養がなくなり、体温が低下したとみられるということです。
【上空からの最新映像】海面から体の一部が見えるも全く動かず
クジラは体長約12メートル、重さ約20トンのマッコウクジラとみられ、先月12日に、神戸市の六甲アイランドの沖合で目撃されると、その後、兵庫県西宮市や大阪市の舞洲の周辺など、大阪湾で相次いで目撃されていました。
先月29日ごろからは、大阪府堺市の堺泉北港の浅瀬にとどまっていましたが、18日午後1時50分ごろ、近くを運航していた船から「クジラが息をしていない様子だ」と海上保安庁に通報があり、大阪港湾局がクジラの様子を確認したところ、動かなくなっていたということです。
19日午前に上空から撮影した映像では、クジラが口を開けたままま、体が横に向き、尾びれと胸びれが海面から出た状態で動かなくなっている様子が見られました。
大阪府は、19日午前10時半ごろから専門家と共に現地に向かい、クジラの状態を確認し、死んでいることを確認しました。今後、死骸について、近くの地中に埋めるか、海の底に沈めるか、いずれかの方法で処理することを検討しています。
大阪湾では去年1月、大阪市の淀川河口付近で体長約15メートルのマッコウクジラが見つかり、「淀ちゃん」という愛称で親しまれましたが、4日後に死んだことが確認され、死骸は和歌山県沖の紀伊水道に運ばれた後、海に沈められました。
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