( 141590 ) 2024/02/21 14:45:04 2 00 「キセル乗車」を"発明"した意外なヤツとは? 今も悩みのタネ「不正乗車」 百年前から嘆かれていた日本人の「道徳心」乗りものニュース 2/21(水) 7:42 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/fa3708fbf8b64117c2501b98ddb9c8cf48dcfcb3 |
( 141593 ) 2024/02/21 14:45:04 0 00 昔のきっぷのイメージ(画像:写真AC)。
2023年7月、JR九州の古宮洋二社長が会見で「不正乗車が多発している」と述べたことが話題となりました。同社は全571駅の6割が無人駅で、近年は都市部でも無人駅が珍しくありません。これを悪用した不正が相次いでおり、小倉駅で1日平均300枚発売される「初乗り170円」の切符のうち、隣の西小倉駅で回収されるのはわずか30枚だというのです。
【画像】まさに混沌…これが「終戦直後の東京の電車」です
残念ながらいつの時代も不正乗車は起きています。鉄道黎明期は利用者一人ひとりのきっぷを確認することができましたが、鉄道通勤が一般化し、利用者が爆発的に増えた大正期以降はチェックしきれなくなり、様々な不正が出現します。
まず1914(大正3)年に発行された、鉄道省運輸局職員の斎藤忠が記した現業員向け指南書『鉄道之旅客運輸』では、改札業務の心得として回数券や定期券の不正対策に触れています。
当時の回数券は表紙付きでとじられており、乗車時に駅員が切り離した上で鋏を入れていました。使用済み券の使いまわしを防ぐため、乗客が切り離して持ってきた場合は無効としていました。この対応は、今より格段に利用者が少ない時代だったから成り立っていたのでしょう。
ただ官営とはいえ杓子定規に扱っていたわけではなく、乗客から事情を聞き、悪意がないと判明した場合は次回以降気をつけるよう諭した上で有効と取り扱うとも記しており、バランスには苦慮していたことがうかがえます。
発売金額の大きい定期券はなおさら大変でした。当時は定期券を紛失した場合、手数料50銭を払えば再交付ができる仕組みでしたが、これを悪用して購入していない定期券の「再交付」を求めるものがいたようです。
再交付の際は定期券発売台帳で確認すること、また紛失したはずの定期券がしれっとそのまま使われていないか「十分注意しなければならぬ」としていますが、これは注意してもどうしようもありません。こうした事情から再交付の制度自体がなくなっていったのでしょう。
国鉄電車のイメージ(画像:写真AC)。
第一次世界大戦の戦争特需が本格化すると、鉄道利用者が一段と増え始めます。1917(大正6)年発行の業界誌『鉄道』にも不正乗車が取り上げられており、「乗客の激増に連れて定期乗車券を利用して不正乗車をする者が非常に増加した」として、新橋運輸事務所では検札を厳重にすることにしたと記しています。
不正乗車が特に多いのは京浜間で、国府津以西は少ないものの、東京に近づくほど不正乗車が増える傾向にあったそうです。最も多いのは借り物や期限切れといった定期券の不正使用。なかには以前定期を購入して駅員と顔なじみになったことを悪用し、定期を持っているふりをして「失敬」と改札を通過する事例もあったようです。
そしてこの記事には、現代でも不正乗車の代名詞といえる「キセル」の文字が出てきます。キセルとはタバコを吸う器具で、刻んだタバコを詰めて火をつける先端の「雁首」という金具と、煙を吸う「吸い口」という金具を、竹の管でつなぎます。両端だけ金具(金がある)ということから転じ、「入場と出場だけ有効な乗車券を持ち、その間は無賃乗車する」という不正乗車の手法をこう呼びます。
記事によれば、キセルは明治末にある留学生が編み出した手法だといいます。大久保~御茶ノ水間を乗車するのに、大久保~新宿間と牛込~御茶ノ水間の2枚の定期を購入し、それぞれ使い分けていたのですが、ある日改札で間違った定期を出してしまい悪事が露見しました。
1917(大正6)年時点でもキセルは多く行われており、検札励行の結果、1か月間に没収した定期券は200枚近くに達したそうです。
国鉄駅のイメージ(画像:写真AC)。
不正乗車の続発に「日本人の道徳観」を問う記事も見られます。1924(大正13)年の業界誌『交通と電気』は、近頃の不正乗客は警視庁職員、女教員、大会社の社員、大学教授に至るまで不正乗車に手を染めているとして「国民道義心滅亡」と嘆きます。
また1930(昭和5)年発行の書籍『ラッシュアワー展望』には「世界各国の鉄道営業政策を観ても、彼我に一長一短のあるのは止むを得ないとしても、乗客の公徳心、乃至(ないし)は個人的道徳観念の希薄なことは日本人が最も著しい」とまで記されています。
これは乗客に限らず、職員もまた同様でした。1913(大正2)年の日本警察新聞には、「鉄道院が旅客の切符確認を励行した結果、無札者はかえって鉄道職員に多く不正乗車者の六割五分を占める」という趣旨のギョッとする記事があります。また路面電車やバスなど車掌が運賃を収受する乗り物では、売り上げの一部を懐に着服することも珍しくなく、事業者は身体検査を行うなどの対策に追われていたとか。
入出場記録、購入記録が残るICカードの導入で不正乗車は大幅に減少したといわれますが、近年ではコスト削減の観点もあり、乗客を信用してあえて厳格な改札を行わない「信用乗車」の導入例があり、また乗客自らがスマホなどで入出場を記録、清算する利用形態も登場しています。
不正乗車が蔓延すれば、正当な利用者が支払い意欲を失くして、また新たに不正に手を染めかねません。利用者を守るためにも、鉄道事業者はモラルを呼びかけるだけでなく、実効性のある対策を検討しなければならないでしょう。
枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)
|
( 141592 ) 2024/02/21 14:45:04 1 00 ・回数券の表紙付きや検札の方法、改札係の作業など、過去の鉄道の様子についての回想が述べられている。 ・監視カメラの活用やAI技術の導入について意見が寄せられている。 ・駅員配置や自動化による不正乗車への対応や、ICカードの普及による不正乗車の減少についての指摘がある。 ・不正乗車に対するペナルティや対策の徹底、また他国での対応や経験に言及する声がある。 ・道徳心やモラルについての指摘や、日本人に対する表現に関する意見もある。 ・留学生によるキセルの手法の起源や、外国人による不正行為に対する批判的な声もある。 | ( 141594 ) 2024/02/21 14:45:04 0 00 ・>>当時の回数券は表紙付きでとじられており、
相当昔のことのように書いてますが、回数券に表紙(に類するもの)があったのは、都心部でも券売機で発売しだす最近までふつうにありました。今でもローカルな地区ではそうだと思います。 綴りの上部に購入日と有効期限を押印し、下部に10枚分の切り取り線を入れた回数券があります。(11券片目は表紙に付随) 改札係は表紙の有効期限を確認して最下部の券片に入鋏し、客が切り離して出るときに渡すやり方でした。
今の都心部では見かけないから若い人には通じないでしょうね。営団地下鉄で金額式回数券が発売されたときはビックリしたものです。
・こういうところは中国を見習って監視カメラを犯罪抑止の観点から国家予算を投入して大量設置するのが良いと思います。
犯罪抑止なら国民や他の正規利用者からは大賛成だと思う。
ただ増税は痛いので防犯カメラ映像をライブ配信として流したりしてYouTubeや Instagram、Facebookにリアルタイム投稿できれば広告収入を稼げると思う。
もちろん映像には顔モザイクをかけて、AI技術で自動モザイク機能ができれば良いと思います。
・人件費をかかっても駅員配置して不正をなくすのか? それとも駅員無配置にしても不正乗車を見逃すかだよな。 ワンマン運転区間でも車内精算や自動改札機が無いところでも不正乗車している現場をよく見るし、定期券で目的地が優等列車が停車しない駅でも堂々と優等列車の停まる駅まで乗り越して折り返す行為も多発しているからな。 昔のように車掌が検札をやれば不正はほぼなかったが、今やICOCAやSuicaなどのカード化になれば不正を見抜くことも難しいだろうね。 ま、合理化イコール不正が付き物ですよ。
・国鉄時代は東海道線でも頻繁に検札が行われてた。しかし磁気カードや交通系カードの普及で検札は減り、ワンマン化もあって全く行われていないのが現実。でも不正を取り締まるための多大な人件費を考えたらある程度は黙認せざるを得ないのが現実。
・何だかんだ言って日本は民度が高いから、 こういう事をやる輩はゼロにはならないけど、 全体の数%に留まる。
IC乗車券の浸透て、今のキセルは、 改札突破か無人駅下車くらいしか方法はなく、 一日だけとか、年に数回ならまだしも、 連日のように改札突破なんかしてたら、 たちまち監視カメラでマークされ、 いつの日か捕まる可能性が高い。
会社上層部から見たら 不正乗車による取りこぼしより、 早朝、夜間や、小規模な駅の要因配置、 頻繁な検札要因の人件費の方が、 費用対効果的にコスパがかかるということ。
それでも不正されたくなければ、 会社側も定時運転に務めるとか、 襟を正すしかない。
・最近のIC乗車券(Suicaなど)は正しい入場記録がないと出場(下車)できない。また正しく出場せずに前回の入場記録が残ったままだと入場できない。これでIC乗車券を使う際の不正乗車はかなり抑制できているはず
・有人改札時代の話。僕のおやじは改札を出る時に無意識に懐中時計を見せてでてしまった。ぼくは仙石線の駅でうっかり東京の通学定期を見せて出てしまい後で気が付いたことがある。先輩学生にはいろいろなもので改札の目を試して最後はバナナの皮で捕まったと言ってた。
・定期券でも意外と抜け穴があるので 意図しないキセル乗車となるケースもあった。
例えば磁気定期券だと関西の私鉄で 京都府端にある駅(定期区間外)から 大阪府内の(定期区間内)の駅に乗った際に 定期区間外の範囲のみ切符を買っておいて 切符で乗車して定期区間内で降車する際に 切符と定期を重ね忘れて定期だけ改札に通したら そのまま降りられてしまうとか普通にありました。
一応、切符はきちんと正しく買っていますので マナー上は問題はない訳ですが、 改札的には足止めしないと駄目でしょうと…。
他に、京都駅でICOCAの定期券だけで 新幹線の改札を通過できるのも困ります。 方向音痴なのでうっかり迷い込みました。
あと…、誤って数駅分遠くの切符を買ってしまい 手前の駅で降りる時の差額はちゃっかり懐に仕舞う 鉄道会社の姿勢もどうかと思います。 キセルを取り締まりたいなら、 差額の返金もしてもらいたい。
・不正乗車を撲滅しろ、というのであれば 鉄道事業者側も最も安い方法で運賃計算するように 改善が必要です。
たとえば、 東京から蘇我まで、 そのまま乗りとおせば770円になりますが、 途中の幕張豊砂駅で一度降りて(改札外に出て)、乗りなおした場合は 合計730円と40円も安くなってしまいます。
こんな「真面目に乗った奴がばかをみる」設定をしていれば、設定運賃に信用が無くなるのは火を見るよりも明らかです。
・プロ野球国鉄スワローズのエースとして君臨した金田正一さんは1964年オフに現在のFA制度の様なB級選手制度を行使して巨人へ移籍し、通算400勝利を達成して引退する。 国鉄は金田正一さん退団後にプロ野球経営から撤退したが、金田正一さんはその後も新幹線など顔パスで乗車していたとかいう話は都市伝説であろうか?
・まぁ人員削減し経費削減して無人駅増やして自動改札のみなら完全には防げないだろね。あちこちに録画可能監視カメラを多数付けてなら無人駅にしても経費節約にはならない本末転倒だ。新たなキセル阻止の方法を見付けないとね。すでに多くの外国人が入って来てる訳だし。
・私は鉄道会社を応援する意味合いもあるのでキセルをしようとは思いません。逆にキセルを繰り返すと鉄道会社の経営が悪化し、減便・究極は廃線もあり得ると認識した方が良いです。全てを防ぐのは難しいですが、キセル抑止の為にはペナルティを強化した方が良いと思います。
・サンフランシスコとかでは切符ない状態で乗ってもいいけど車内改札とかいたときには1万以上の罰金を払わなきゃいけない お客もそれを承知だから日本人みたいに泣いたり怒ったりせず払う もちろん怒って詰め寄ったらすぐポリスが連れて行く 警察がすぐ不起訴などで済ませ被害者側が腑に落ちないことになりやすい日本とは「法」の概念が違う 行うものは行う
・日本でも外国のように、不正があった時に100倍以上の罰金を取ることにすればいい抑止力になる。やんわりとした対策しか取っていないから不正乗車が増えるのは当たり前。
・ドイツ語圏は改札がない代わりに、車内検札をゲリラ的に行ってます。不正があれば、高い違約金を払わなければなりません。自動化で余った人員をそちらに向けたらいいかも、
・キセルする熱心さを他にまわしなさいと言いたいね。 あと、不正乗車の取り締まりで、すごかったのはパリの地下鉄。階段上がったら、黒一色のギャング集団かと勘違いするほどの取り締まりの人がいて、おもわず後ずさりしましたわ^^切符を見せると、笑顔で開放してくれましたが^^
・それとは違うけど知り合いのお母さんが 息子さんの定期で無賃乗車していました。 見つかって何倍もの請求が来たんだけど めちゃくちゃ怒っていて。。周りにいた人達は あんぐり。。警察に通報されなかっただけ 良かったんじゃない?と伝えましたが。
・自動改札を突破してく奴もいるからね もっと厳格にやれば良いのに! きっぷ無くしたら高額請求することで、きっぷの大切さ、ICの普及、持ち物を無くすとえらい目に遭うと学べば良いと思うが? なぜ甘い対応をしたり、乗る方も甘く考えているのか?
・ニューヨークの地下鉄に乗ると、今でもキセル乗車が結構いる。方法は乱暴で、自動改札を乗り越えるのだ。昔の日本は大らかだった。そして国民の殆どは真面目だった。田舎の殆どの駅は改札などあってないような状況だった。国鉄と私鉄の乗り換え駅だって、改札が無いところもあった。悪い事をしようと思えば、難しくは無かった。ただする人が少なかっただけだ。すこし違ったキセル?を経験した。インドで切符を買おうと並んでいると、前の人がいかにも下層階級の人で、金を持っていないのに並んでいる。案の定買えない。そうすると、周りの人がめぐんでやれと私に言って来る。そしてやがてめぐんでくれる人が出て、その人は鉄道に乗れた。もっとも屋根にタダでのっている人もいる。わたしもタダで乗ったことがある。
・あらかじめ預託金を何万円も預けてある人しか、改札口を入場出来ないようにするしかない。改札も車内も顔認証にするしかない。世知辛い世の中になるけど。
・落語で見せ物小屋の料金を誤魔化そうとして小屋の暖簾の前で頭から入らず尻から入っていって、店番に「ウチはお代は帰りにいただくよ、兄さん出口はあっちだよ」と中を見せてもらえず出口で代金だけ取られるという因果応報みたいなネタがある。100年前どころかもっと前から、人が考えるインチキは変わっていないんでしょう。
・雁首と吸い口を『金具』と呼んじゃいけませんぜ せめて『金属』と言ってもらいたい また、煙管には『羅宇』と『延べ』があるんだから 記事にするなら正確に表現すべきでしょ
・かつてはキセル乗車が横行していましたが、定期券などの磁気化により少なくとも首都圏では激減したと思っていましたが、そうではなかったのでしょうか。
・地方路線だと キセル乗車による運賃取りこぼしよりも、監視する駅員の人件費の方が高い。 だから無人化して経費削減するという笑えない話がありますね
・公徳心、乃至(ないし)は個人的道徳観念の希薄なことは日本人が最も著しい・・・礼儀正しく規律を守っているように見えるのは表向きだけ。元来、これが日本人の正体。国会議員の裏金がその証拠。
・浜の真砂は尽きるとも世に不正乗車の種はつきまじってところかな。不正乗車の追徴金をあげるように鉄道営業法を改正するべきだな。
・日本人はそもそもモラルが低いと認識すれば、ほとんどのことに頷けるようになる けっこう品があると妄想しやすい人種なんだと思うが、妄想が得意なのもまた頷ける
・実効性のある対策が必要。その通りだと思う。 以たものに始発駅での折返しとかもあるけど、今のやり方では正直者がバカを見ることになってる。
・不正乗車に対する罰則が甘過ぎ 正規料金の3倍で終わり 不正乗車して客面してクレーム出すバカ それを真に受け駅員を追い込む会社 不正乗車は全て詐欺罪で告発すれば良い
・>百年前から嘆かれていた日本人の「道徳心」
悪意あるよなこのタイトル。 いちいち日本人はと言わないと気がすまないのかね。うちの会社、社内会議などで海外(といっても東アジア)からドッと来日すると、出された弁当は食い散らかして会議室に放置するわ使ったマグカップもシンクに放置で、何度言っても改善されず本当にウンザリしてます。
・人間の発想は悪知恵から始まるようなものですからね 法律の抜け目を探すのも
・無賃乗車ってお前は平氏の末裔か、平忠度(たいらのただのり)か という落語があったような
・「食い逃げされてもバイトは雇うな」という本を思い出しました。
・最初に思いついたのはすごいなとは思う。
・裏金政治家と一般国民との納税(徴税)制度の違いの話も同じだよな!!
・”薩摩の守(平)忠度(ただのり)という表現もしていましたよね。
・そもそもキセルを見たことない人が多いんじゃないの?
・日本人の「道徳心????
・「日本人」と一括りにするタイトルに悪意あり。
・前田慶次ちゃうのん?
・この時期やと例の国併合していた時やからそれやろ
・日本人は正直で誠実な国民で他の民族とは違う、などと右派系の人達は強調しますが、実態は昔からこの程度なんですね… 横柄な態度してくる人が多いのも、サービス業やった人なら実感すると思います… 性格の良し悪しは国民性で決まるものでははなく、その人の人となり次第だと思います。
・> キセルは明治末にある留学生が編み出した手法だといいます 今も昔も悪事を編み出すのは不良外国人か。 んで、この留学生はどこ出身?まさか、中国?
|
![]() |