( 141838 ) 2024/02/22 13:16:49 0 00 FNNプライムオンライン
木原稔防衛相は22日の記者会見で、海上自衛隊練習艦隊司令部の司令官らが靖国神社を集団で参拝していたことについて、事実関係の確認を進めていく考えを示した。
海上自衛隊では昨年5月、練習艦隊の165人を対象に、東京・九段下周辺で史跡研修を実施したが、休憩中に参加者の多くが制服姿で靖国神社を参拝した。
これについて、木原防衛相は記者会見で、「自由意思に基づき参拝が私人として行われるものである限り差し支えない」と述べる一方、憲法が国による宗教的活動を禁じていることを指摘し、「防衛省、自衛隊においても誤解を招くような行動は避けなければならない」と強調した。その上で「事実関係の確認は進めていきたい」と述べた。
自衛隊員の靖国参拝をめぐっては、今年1月、陸上自衛隊の幹部らが集団参拝し、防衛省は、組織的な部隊参拝を禁じた内部通達に違反する可能性があるとして調査を実施した。その結果、違反はなかったと結論づけられた一方、公用車の使用は不適切だったとして、陸上幕僚副長らが処分を受けている。
木原防衛相は今後、同様の調査を実施するかどうかについて、「現在、詳細な事実関係については確認中であり、今後については差し控えさせていただく」と述べた。
海上自衛隊トップの酒井良海上幕僚長は20日、「私的参拝」だとして、「問題視することもなく調査する方針もない」と述べていた。
フジテレビ,政治部
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