( 142016 )  2024/02/22 23:19:10  
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東京都千代田区の証券会社のモニターによると、22日午後の日経平均株価の終値は3万9098円68銭で、この価格は約34年ぶりに史上最高値を更新した。

企業業績の拡大や好循環に期待が高まっており、2023年度の企業業績も過去最高水準と見込まれている。

外国為替市場の円安ドル高基調や訪日客の増加が株価上昇を後押ししている。

また、ロシアのウクライナ侵攻による物価高が続いており、企業が商品価格を上げる一方で賃上げの動きも活発化している。

(要約)

( 142018 )  2024/02/22 23:19:10  
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3万9098円68銭を付けた日経平均株価の終値を示す証券会社のモニター=22日午後、東京都千代田区 

 

3万9098円68銭で約34年ぶりに史上最高値を更新した日経平均株価終値を示すモニター=22日午後、東京都・東新橋 

 

東京証券取引所 

 

 22日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)がバブル経済期だった1989年12月29日の水準を上回り、約34年ぶりに史上最高値を付けた。終値ベースと取引時間中のいずれも最高値を更新した。22日の終値は前日比836円52銭高の3万9098円68銭。取引時間中には一時、3万9156円97銭を付けた。企業業績の拡大を背景に、賃金と物価がそろって上昇する経済の好循環に期待が高まった。 

 

【写真】一時3万9000円台を付けた日経平均株価を示すモニター 

 

 2023年度の企業業績は、過去最高水準となる見通しだ。新型コロナウイルス禍後、経済活動が回復。外国為替市場の円安ドル高基調が輸出企業の業績を押し上げた。訪日客の増加もサービス業を支え、株価上昇につながった。 

 

 ロシアのウクライナ侵攻後、歴史的な物価高が続いた。企業は商品を値上げする一方、賃上げの動きも加速させた。株式市場では長年続いたデフレからの脱却に近づいたとの受け止めが広がった。企業の経営改革が進んでいることも海外投資家の日本株買いを促した。 

 

 

 
 

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