( 142366 ) 2024/02/24 00:02:32 1 00 22日の日経平均株価の終値は3万9098円68銭で史上最高値を更新し、市場関係者は初の4万円台も通過点だと考えている。 |
( 142368 ) 2024/02/24 00:02:32 0 00 最高値を更新した日経平均株価の終値を示すボード=22日午後、東京都中央区(斉藤佳憲撮影)
22日の東京株式市場で日経平均株価の終値が3万9098円68銭と終値の史上最高値を更新した。初の4万円台も〝通過点〟だとする市場関係者は多い。同日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均も3万9069・11ドルと初めて3万9000ドルを突破。こちらも4万ドルをうかがう勢いだ。日米ともに史上最高値を付けた最大の原動力は「半導体バブル」だ。
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生成AI(人工知能)向けに需要が伸びている米半導体大手エヌビディアは日本時間22日早朝、最終利益が前年同期の8・7倍となる決算を発表した。これを受けて東京市場も半導体関連銘柄が軒並み急騰した。
半導体製造装置大手の東京エレクトロンは22日時点で、時価総額がトヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループに続く国内3位となった。1月末時点では6位だったが、ソニーグループやNTTなどを上回った。半導体基板の材料となるシリコンウエハーを扱う信越化学工業も10位に入っている。
実体経済でも半導体産業が沸騰中だ。半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県に建設する第2工場に、政府が約7300億円を助成する方針を固めた。熊本県菊陽町に建設した第1工場には現在の為替レートで約1兆2900億円の投資に対し、政府は最大4760億円の助成を決めた。現地では工場関係者による通勤ラッシュやアルバイトの時給高騰、ホテルの建設ラッシュなどバブルの様相だ。
ただ、半導体は3~4年で好況と不況を繰り返すとされ、需要継続に懸念も残る。
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