( 142686 )  2024/02/24 22:49:56  
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社民党の福島瑞穂党首が記者会見で、自民党政治を批判し、政権交代の必要性を強調。

次期衆院選での5議席獲得を目指し選挙準備を急ぐ考えを示した。

また、年内の衆院選を想定し、自民党の政治資金問題について公開での審議を求めた。

その他、福島第1原発処理水の海洋放出に反対し、放射性物質の問題や処理水の長期問題を指摘した。

(要約)

( 142688 )  2024/02/24 22:49:56  
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記者会見に臨む社民党の福島瑞穂党首 

 

社民党の福島瑞穂党首は24日の党大会後に記者会見し、「金にまみれて大企業のためにある自民党政治に未来はない」などと述べ、政権交代の必要性を強調した。「(衆院選の)候補予定者は時代に必要な政策を訴えている」とも語り、党大会で採択した次期衆院選での5議席獲得のため、選挙準備を急ぐ考えを訴えた。 

 

福島氏は、次の衆院選が7月7日投開票の東京都知事選と同日選になる可能性に言及し、「あとは秋もあるかもしれない。来年7月の参院選に近接すると衆院選はやりにくくなる。参院選以降とはあまり思わない」と述べ、年内の衆院選を想定しているとした。 

 

今月28、29日に予定する自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡る衆院政治倫理審査会を巡っては、「自民の政治とカネの問題は組織的犯罪だと指摘されている。みんながチェックできる形で証言すべきだ」として、公開での開催を訴えた。出席を申し出た安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の幹部ら5人は「非公開」で開催したい意向を示している。 

 

東京電力福島第1原発処理水の海洋放出開始から24日で半年を迎えたことについては、「放射性物質は少量でも問題だ。処理汚染水の問題は極めて長期に渡る。完全に(放射性物質が)除去されている立証がされていないから(社民党は処理水を)『汚染水』と呼んでいる」と引き続き反対する姿勢を示した。 

 

東電は福島第1原発で溶融核燃料(デブリ)を冷却するなどした汚染水を多核種除去設備(ALPS)で浄化処理し、放射性物質が安全基準を下回ることを確認した上で海洋放出している。処理水放出を巡り、人体や生態環境への影響は確認されていない。(奥原慎平) 

 

 

 
 

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