( 143281 )  2024/02/26 21:59:28  
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福岡県みやま市の市立小学校で小学1年の男子児童が給食中にウズラの卵を詰まらせて亡くなった事件が発生。

市教委によると、病院に運ばれた男児は死亡が確認された。

NPO法人の専門家は、小学1年生は歯が抜け替わる時期であり、食べ物をかみ切れずに窒息しやすいと指摘。

同様の事故を防ぐため、給食で危険な食べ物を提供しないように注意が必要だと述べた。

(要約)

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小学1年の男子児童が死亡したことを受けて記者会見する福岡県みやま市教委の担当者ら=同市役所で2024年2月26日午後6時44分、降旗英峰撮影 

 

 26日午後0時40分ごろ、福岡県みやま市の市立小学校の関係者から「生徒が給食中に(のどを)詰まらせて息ができない」と119番があった。みやま市消防本部や市教育委員会によると、小学1年の男子児童(7)がドクターヘリで県内の病院に運ばれたが、死亡が確認された。 

 

【写真】児童が実際に食べた26日の給食メニュー 

 

 市教委によると、26日の市立小の給食はご飯▽牛乳▽みそおでん▽海藻サラダ――だった。市教委は、みそおでんの具に使われたウズラの卵を詰まらせ窒息したとみている。【降旗英峰、平川昌範】 

 

 ◇7歳「ウズラの卵、はまりやすい」 

 

 子どもの事故予防に取り組むNPO法人「セーフ・キッズ・ジャパン」の山中龍宏理事長(76)は、死亡した男児(7)の年齢に着目し「小学1年生は永久歯に生え変わる時期。乳歯が抜けていると食べ物をかみ切れず、勢いよく吸い込むと喉頭にウズラの卵のような大きさのものがはまり込みやすい」と指摘。過去にも給食でウズラの卵を詰まらせた窒息事故が起きており、再発防止のため、給食でウズラの卵など危険性の高い食べ物を提供しない▽1~2年生の給食に使わない▽提供するなら切って出す――などの対策を挙げた。 

 

 

 
 

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