( 143473 )  2024/02/27 12:18:44  
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福岡県みやま市の小学校で、小学1年の男子児童が給食を喉に詰まらせ、死亡しました。「うずらの卵」を詰まらせたとみられています。2015年にも大阪市の小学1年の女子児童が給食に入っていたうずらの卵などを喉に詰まらせ死亡しています。なぜ、このような事故が起こるのか。専門家に聞きました。 

 

【写真】「うずらの卵」が入っていた給食 

 

■小学1年男児 うずらの卵を詰まらせ死亡 

 

26日、福岡県みやま市の小学校で、小学1年の男子児童(7)が給食のうずらの卵をのどに詰まらせて死亡しました。 

 

消防などによりますと26日午後0時40分ごろ、福岡県みやま市の桜舞館小学校で小学1年の男子児童が「給食中に詰まらせて息ができない」と通報がありました。 

 

男子児童はドクターヘリで病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。 

 

市の教育委員会によりますと、詰まらせたのは、給食の「みそおでん」に入っていたうずらの卵だったということです。 

 

給食開始から5分後、児童は、立ち上がって吐きそうなそぶりをし、担任がおなかを支えて背中を叩きましたが、口から何も出なかったということです。 

 

児童は力が抜けて自分で立っていられない状態となったそうです。 

 

みやま市教育長 

「私が報告を受けている範囲では、当該校の教職員はしっかり対応してくれたと捉えている。うずらの卵等の使用を今後検討していきたい」 

 

■過去にも… 専門家「前の歯でかみ切ることができない」 

 

2015年には、大阪市の小学1年の女子児童が給食に入っていたうずらの卵などを喉に詰まらせ死亡しています。 

 

なぜこのような事故が起こるのか。 

 

専門家は… 

 

NPO「Safe Kids Japan」山中龍宏理事長 

「小学1年生は、乳児期の歯から大人の歯に抜け替わる時期なんです。前の歯がない時期がしばらくあります。そうすると子どもたちは前の歯でかみ切ることができないので、簡単に言うと吸い込む、勢いよく吸いますと、食べ物がそのままの形でかみ切ることなくの喉の奥の方に行ってしまう」 

 

うずらの卵を給食で使用することについては… 

 

山中理事長 

「やはり小学校低学年にうずらの卵を提供する場合は、切って与える。あるいはこういうことが起きているので、うずらの卵は提供しない、そこまで話を進めた方が良いのではないかと思います」 

 

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