( 143668 )  2024/02/27 22:34:10  
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「第1回ご当地おむす美大賞」でグランプリに輝いた永岡皐くん(左)。右は母・淑さん(撮影・澄田垂穂) 

 

米と地域の食材・食文化を生かしたおむすび日本一を決める「公推協カップ第1回ご当地おむす美大賞」の本選考と授賞式が27日、大阪市内で開催され、福島市の小学2年、永岡皐(こう)くん(8)の「ふくしまリンゴおむす美」が大賞(賞金50万円)に選ばれた。 

 

【写真】6地区代表に選ばれたおむすび。右手前がグランプリの「ふくしまリンゴおむす美」 

 

初めて開催された愛称「O1GP(オーワングランプリ)」には884作品の応募があり、①味②健康③地域性④独創性⑤デザイン⑥再現性、⑦SDGsを選考基準に、全国6ブロック(北海道・東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄)の地区代表を選出。この日は地区代表に選ばれた6作品を、選考委員と招待客が実食し、投票と審査で大賞が決まった。 

 

グランプリに輝いた北海道・東北ブロック代表の「ふくしまリンゴおむす美」は、地元のリンゴを皮とともにタレ(しょうゆ、酢、だしの素など)に漬けこみ、かつお節や白ごまとともに握った独創的なもの。リンゴを使うことに、母の淑さん(37)も「子供だからできた発想」と驚いたそう。 

 

行事のときに料理を作るという皐くんは、「普段は捨ててしまう皮も一緒におにぎりにしたら、おいしいんじゃないかなと思って作りました。リンゴの甘さを残したくて、漬ける時間も工夫しました」。リンゴを使うことにも「最初は不安だったけど、すごいおいしくできた」と、わずか1日で完成したという。会場に応援に来ていた家族に「優勝できないと思ったけど、大賞獲れたよ!」と笑顔で報告した。 

 

準グランプリには、千葉・九十九里でとれるイワシを、地元産のピーナツ・みそとあわせ、バターでこんがり焼き上げた、関東代表「九十九里☆海と里の恵み にぼしとピーナッツのみそバタ焼きおむす美」(千葉・佐藤安さん)が選ばれた。 

 

 

 
 

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