( 144121 )  2024/02/29 00:14:08  
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なでしこジャパンが北朝鮮を2-1で破り、パリ五輪出場を決めた。

先制点を挙げた高橋や追加点を決めた藤野が喜びを語り、キャプテンの熊谷も安堵の表情で「パリでは金メダルを目指して頑張る」と意気込みを示した。

(要約)

( 144123 )  2024/02/29 00:14:08  
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なでしこジャパン 

 

■サッカー女子 パリ五輪アジア最終予選 日本代表 2ー1北朝鮮代表(28日、国立競技場) 

 

パリ五輪アジア最終予選第2戦でなでしこジャパン(世界ランキング8位)が28日、ホームの国立競技場で北朝鮮(同9位)と対戦し2ー1で勝利。2戦合計を2ー1とし、2大会連続6度目のパリ五輪出場を決めた。 

 

中立地・サウジアラビアで行われた第1戦はスコアレスドロー。90分を終えても同点の場合は15分ハーフの延長、それでも決着がつかない場合はPK戦で勝敗を決める。パリ五輪出場が決まる大一番、ホームでの第2戦のなでしこジャパンのスタメンはGK山下杏也加(28)、DFに清水梨紗(27)、南萌華(25)、熊谷紗希(33)、高橋はな(24)、北川ひかる(26)。MFには長野風花(24)、長谷川唯(27)、FWは藤野あおば(20)、田中美南(29)、上野真実(27)の3人が入った。第1戦のメンバーから2人を入れ替え、北川は2022年7月23日以来、約1年7か月ぶりの代表戦となった。一方、北朝鮮も第1戦からスタメンを2人入れ替えてきた。 

 

試合開始早々、アウェイの北朝鮮が前線からプレッシャーをかけてきたがなでしこもキャプテンの熊谷がセンターバックの位置に入り、北朝鮮の攻撃を防いだ。日本の攻撃は最終予選初先発の上野を軸に北朝鮮ゴール前で速いワンタッチでのパスワークを見せ、北朝鮮のディフェンスを崩しにかかった。 

 

前半11分には北朝鮮にセットプレーのチャンスを与えると日本は高さを生かされ攻め込まれたが、田中美南が身体を張ってシュートをブロックした。 

 

前半24分、日本はゴール正面でフリーキックのチャンス。北川のキックから熊谷のヘディングは弾き返されたが、こぼれ球を上野が繋ぎ、田中美南がヘディングシュート、これがゴールバー直撃。それでも高橋がしっかり詰めて、なでしこが大きな先制点を奪った。 

 

勢いに乗る日本は、33分に藤野がペナルティーエリアの外から豪快なミドルシュートもゴール左に外れた。 

 

前半終了間際の44分、日本は左サイドを破られると、センタリングにチェ クンオクが技ありのヒールキックでゴール右隅にシュート。これに山下が反応し、ラインギリギリでボールをはじき出すスーパーセーブを見せた。 

 

後半開始早々、北朝鮮は猛攻を仕掛け、ゴール前にボールを集め、ソン ヒャンシムの粘りから振り向きざまのシュートも山下がしっかりキャッチ。日本のゴールマウスを守った。 

 

日本も北朝鮮の圧力を上手くかわすと後半中盤は試合が拮抗。そして20分、右サイドの清水からクロスが上がると中央には途中出場の清家貴子(27)。ディフェンスの後ろから飛び込んだがファールをとられてしまった。 

 

31分、中央の長野が右サイドの清水にスルーパス、清水が1対1で相手ディフェンスを抜き去ると最後は中央の藤野。ヘディングで押し込み2対0とリードを広げた。 

 

すると36分、日本は左サイドでリ ハクにボールを持たれると中央のキム ヒヨンが技ありのループ。日本が1点を返された。 

 

それでもなでしこは北朝鮮の猛攻を最後までしのぎ切り、2対1。2戦合計も2対1で日本が2大会連続6度目の五輪出場を決めた。 

 

先制ゴールを決めた高橋は「良いところに転がってきただけなので、押し込むだけでした」と話し、2点目の藤野は「クロスボールが入った時に絶対に決めたいという気持ちがあった。自分のゴールで(五輪を)決めたいと思っていた」とコメント。 

 

この日は最終ラインを守り切ったキャプテン熊谷は「正直にひとことホッとしています」と安堵の表情を浮かべ、「第1戦からチームとして修正できた。この最高のチームで長くやりたいと話していてパリに繋ぐことができた。まだまだ成長出来るチームだと思う。パリでは金メダルを目指して頑張る」と意気込みを語った。 

 

 

 
 

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