( 144408 ) 2024/02/29 23:17:45 0 00 野田元総理
29日午後2時から国会にて現役の総理大臣が初めて出席する衆議院の政治倫理審査会(政倫審)が開かれた。
【映像】厳しく追及する野田元総理
その中で、「政治資金パーティーを巡る裏金事件に関係した議員の処分」について、岸田総理と立憲民主党の野田元総理が議論した。
野田元総理は、28日に岸田総理が記者団に『志のある議員に政倫審をはじめ、あらゆる場において説明責任を果たしてもらうことを期待している』と発言したことについて「『志』とは『世のため人のために尽くそうという気持ち』だ。裏金を作って脱税をしている人たちに志を求めるのはそもそも間違っている。裏金で立件されて刑事事件の対象になった国会議員は3人。説明責任を果たそうとようやく政倫審に出てきた方は総理を除いて5人。しかし、その他の裏金に関わった議員は刑事責任の対象にもなっておらず、説明責任も果たしていないが、重たい政治責任がある」と言及。さらに「刑事事件にもならない、責任を問われない、説明責任を果たさない、税金も払わない、処分もない、何にもないんだったら同じことがまた起こる、という意味でそろそろ党として総裁としてのリーダーシップをふるって処分を考えるべき時期ではないか?」と追及した。
これに対し岸田総理は「党として様々な実態把握に努めており、また関係者もそれぞれ収支報告書の修正を行いつつ様々な場において説明している、という状況が続いている。説明責任の果たし方、そして事実の状況もしっかり踏まえながら、党として、処分をはじめとする政治責任についても判断を行っていく」と返答。
岸田総理の言葉を受け、野田元総理は「いつまでも党の処分が下されないまま『あれもやりたい、これもやりたい』と言われても。『ちゃんとけじめをつけるところから始めるべき』というのが国民感情だ」と述べた。
政倫審の冒頭において岸田総理は「国民の皆様に大きな疑念を招き政治不信を引き起こしていることに対し、自民党総裁として心からおわびを申し上げる」と謝罪。そのうえで「自浄作用が求められる自民党が、抜本的な出直しをしなければならない」と強調。さらに、自身が総理大臣在任中は政治資金パーティーを開催しないと明言した。 (ABEMA NEWS)
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