( 146998 )  2024/03/08 13:37:54  
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武見敬三厚労相=国会内(春名中撮影) 

 

武見敬三厚生労働相は8日の記者会見で、世界各地ではしかの感染が拡大していることに関し、「海外との渡航の再活発化に伴い国内での流行にも、とくに注意が必要な状況だ」と述べ、国内での感染拡大を防ぐためにワクチン接種の検討を呼び掛けた。 

 

【写真】アラブ首長国連邦から関空に到着した5人にはしか感染を確認したとして注意喚起する厚労相 

 

武見氏は「はしかは感染力が非常に強く、先進国でも1千人に1人は死亡するといわれ、注意が必要だ」と説明。国内でも複数の感染例が確認されており、「今後さらに感染が広がる可能性がある」と語った。 

 

世界保健機関(WHO)によると、ロシアや中央アジアを含む欧州地域での感染報告数は2022年の937人に対し23年は5万8千人を超えた。背景に新型コロナウイルス流行時に、はしかのワクチン接種率が下がったことが指摘されている。 

 

 

 
 

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