( 147837 )  2024/03/10 23:38:21  
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2024年3月16日からのJRのダイヤ改正で、18きっぷでの旅が変化します。

東海道本線の静岡地区が大幅に変わり、特に新設される「熱海→豊橋」の直通列車が注目されています。

この列車を利用すると、北関東から関西まで2回の乗り継ぎで到達できるなど、他の地域へも拡大可能です。

また、逆方向の関西→首都圏へも2回の乗り継ぎでたどり着くことができます。

これにより、新たな18きっぷの楽しみ方が提案されています。

(要約)

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東海道本線を走るJR東海の列車(画像:写真AC)。 

 

 2024年3月16日(土)にJRのダイヤ改正が実施されます。北陸新幹線 金沢~敦賀間の延伸開業により並行在来線の北陸本線が第三セクターに移管されるなど、JR線の普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」愛好者にはますます選択肢が狭まりますが、逆に、その旅がラクになる側面もあります。 

 

【長い!】これが東海道本線“18きっぷの神列車”だ!(画像) 

 

 というのも、18きっぷ旅では“辛い区間”とされる東海道本線の静岡地区が、今回のダイヤ改正で大きく変わるからです。東西に長い静岡区間は、ほぼ普通列車に限られ、細々と乗り継ぎも発生しますが、今回は“大改正”とも言えるレベルで刷新されます。 

 

 そのなかで一つのトピックが、日中に1本新設される「熱海→豊橋」の直通列車です。この直通列車は従来、夜間時間帯のみ運行されていましたが、新設される1本は「熱海13:14発、豊橋16:18着」というもの。 

 

 これを活用すると、北関東から関西まで2回の乗り継ぎで到達できるのです。2月に新ダイヤの詳細が明らかになって以降。SNSでも話題になっている列車のひとつ。JR東海によると、この列車には基本的にトイレ付き車両が充当されるといいます(ダイヤ乱れ時など除く)。 

 

 熱海13:14発の豊橋行きに接続する前の列車は、高崎9:29発(東京11:27発)の上野東京ラインです。豊橋からは、16:32発の新快速米原行きに接続して関西入り。米原からは18:47分発の新快速播州赤穂行きに乗り継げます。途中の大阪駅には20:13着です。 

 

 さらに、この乗継の「どこから行ける」「どこまで行ける」を調べてみると、次の通りになりました。 

 

【どこから】 

・東北本線 郡山(福島県)6:20発 

・常磐線 広野(福島県)5:21発 

・上越線 石打(新潟県)6:05発 

 

【どこまで】 

・山陽本線 新倉敷(岡山県)0:00着 

 

 なお、新倉敷以降は日付をまたぐため別途運賃が必要になりますが、そのまま広島県の福山駅(0:32着)までたどり着くことができます。 

 

 

 そして、土休日限定ですが、実は逆方向の関西→首都圏も、2回の乗り継ぎでたどり着くことができます。 

 

 このカギを握るのが、土休日のみ運転の「米原7:07発、特別快速浜松行き」です。これには京都5:46発(普通)米原行きから乗り継げます。浜松からは、9:50発の熱海行きに接続。熱海12:31発の上野東京ライン高崎行きに乗り継いで、途中の東京駅には14:17着です。 

 

 これをさらに乗り継いでいくと……宇都宮線(東北本線)経由、常磐線経由のどちらでも、仙台へ22時台に着くことができますが、常磐線経由を選択すれば、仙山線に乗り継ぎ山形(23:39着)まで進むことも可能です。 

 

 他方、高崎線~上越線~信越本線ルートを乗り継いでいくと、その日のうちに新潟駅を越え、新潟県北部の村上駅(22:26着)まで到達できます。 

 

乗りものニュース編集部 

 

 

 
 

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