( 147899 )  2024/03/11 12:25:24  
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自民党本部(2021年撮影) 

 

 元財務官僚で信州大特任教授の山口真由氏は11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、昨年11月に行われた自民党青年局近畿ブロック会議後の懇親会に、露出度が高いセクシー衣装を着た複数の女性ダンサーが招かれていた問題について「この構造は、国民をドン引きさせていると思う」と指摘した。 

 

【写真】「セクシー懇親会」に参加した自民党の藤原崇氏と中曽根康隆氏 

 

 和歌山市内で行われた同懇親会には自民党青年局の藤原崇局長、中曽根康隆・局長代理を含め約40人が参加。参加者の中には、ダンサーに口移しでチップを渡したり、女性ダンサーの体に触るケースもあったとされ、藤原、中曽根両氏は、会合出席の責任を取る形で8日にいずれも役職を辞任した。党側は否定しているが、会合に公費が使われた疑いも指摘される。 

 

 また会合を企画した川畑哲哉・和歌山県議は、ダンサーを招いた背景について、多様性やダイバーシティというテーマに沿ったものだったと説明しているが、裏金事件などに続く新たなスキャンダルとして自民党を直撃する事態になっている。 

 

 

 

 山口氏は、ダンサーという職業を「リスペクトする」とした上で「何が問題というと、ダンサーは(会合の)主役ではない。ここで引いちゃうのはノリが悪い、じゃあ口移しをしよう、お尻を触ろう、みたいな、男同士が絆を深めるためのある種の仕掛けとして、ダンサーが道具みたいに使われている」と指摘した。「男性メインの集団じゃないと、こういうことはしない。そこで『多様性が担われている』というすごい皮肉なものが、はっきりと絵的に明らかになった」とも述べ「この構造が、国民を若干、ドン引きさせていると思う」とも訴えた。 

 

 

 
 

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