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東大より攻めてる?「上智大の日本史」問題の凄さ 「現代的な視点」から歴史を見る良問だ

東洋経済オンライン 3/11(月) 9:02 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/2c3c6133d4e9c6ed1b025ce803c38dac20089342

 

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上智大学と東大の歴史の入試問題は、受験生に考えることを求める内容が多く、時代の影響を受けたテーマが取り上げられている。

例えば、上智大学の入試問題は最新の問題意識を反映しており、政治や社会問題に関連した問題も出題されている。

一方、東大の歴史の問題では、祝祭型の資本主義や国家的イベントの裏に潜む政治目的など、現代的な視点から出題されている。

これらの問題は、歴史を通じて現代社会を問い、歴史を活かす方法を示唆している。

(要約)

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上智大学の日本史の入試問題は、「攻めた」問題です(写真:Fast&Slow/PIXTA) 

 

大学入試の問題は、いつの時代も同じというわけではありません。問題の形式面での流行もさることながら、出題されるテーマが時代の影響を受けていることも少なくないのです。大学入試問題を作成するその大学の教授の世相を捉えた問題意識が反映される、世の中に対するメッセージでもあると考えられます。 

このような東大日本史を長年にわたり研究し、『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史 傑作選』を上梓した予備校講師の相澤理氏が、面白すぎる東大日本史を解説します。 

 

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※本記事は『歴史が面白くなる 東大のディープな日本史 傑作選』の内容を抜粋し、加筆修正を施して再構成したものです。 

 

■受験生に「考える」ことを求める良問の数々 

 

東京大学の日本史の入試問題(以下、東大日本史)では、受験生の答案にダメ出ししてもう一度出題したり、歴史学において完全な答えを見出していない問いを投げかけたりといった挑戦的な出題もたびたびあります(「東大日本史『同じ問題』が数年越しに再出題の衝撃 いつどんな問題を出してくるかわからない」参照)。 

 

 それらは「攻めた」問題ですが、受験生に「考える」ことを求める良問であると、私は予備校講師として確信しています。そしてそれは現代に山積する諸問題に対処するための糧とするためであるのでしょう。だから、世相とリンクする部分が生じるのです。 

 

 近年の東大日本史は丸くなった感がありますが、入れ替わるかのように、また違った角度から「攻めた」問題を出題する大学が現れました。それは、上智大学の入試問題(TEAP利用型)です。 

 

 私は毎年見ているので慣れてきましたが、今年度の問題文の冒頭をお読みになるだけでも度肝を抜かれるのではないかと思います。 

 

〈問題文〉 

2025(令和7)年開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、海外パビリオンの建設が遅れているという。ウクライナ戦争等に由来する建築資材の高騰や人手不足のために、日本国内の建設業者と契約が進まないのが原因らしい。しかしそもそも、オリンピックや万博といったメガ・イベントで都市を宣伝し、各種の奇抜かつ大規模な建築物を配置、国内外からの観光客を呼び込むという経済活性化の方法自体、もはや前世紀の遺物なのではないか。(以下略) 

 

 

(2024年・上智大) 

 問題文はこのあと古代の旧都、近世の城郭といった権力者が行った巨大土木事業とそれに使役される民衆の様子を詳述し、それに沿った形で設問が用意されています。このように現代的なテーマに沿って日本史を概観するというのが上智大日本史の定番であり、例えば、昨年度は移民の歴史、一昨年度はジェンダーの視点から見る歴史でした。 

 

 政治にも絡む内容を入試問題として取り上げることには賛否両論あるでしょう。しかし、過去があるからこそ今があるのであって、歴史と現代とを結びつける試みは検討するに値すると私は考えています。例えば、今年度は最後に次のような問題が用意されていました。 

 

〈問題〉 

〈祝祭型資本主義〉の意味するところを理解したうえで、問題文を参考に下記①~④から1つを選び、どのような〈祝祭〉を目くらましにどのような政治目的が果たされようとしたのか、200字程度で説明しなさい(事例によっては、「資本主義」は「専制政治」などへ置き換えて理解してもよい)。 

① 古代における東大寺大仏の造営 

② 謝恩使・慶賀使など琉球使節の江戸入り 

③ 大日本帝国憲法の発布 

④ 1964年オリンピック東京大会の開催 

 

■国家的イベントの裏には政治目的がある 

 

 〈祝祭型資本主義〉については、問題文に「商業五輪と新自由主義の結託した再開発」と説明がありました。たしかに、オリンピックや万博といった国家的イベントの裏には政治目的があります。人々が〈祝祭〉空間に目を奪われている間に、その目的も達成されているのです。 

 

 そのような事例は、歴史上にも見受けられます。聖武天皇は、民衆の協力を得ながら大仏を造営することで、自らの威勢を誇示するとともに、鎮護国家の仏教の力で疫病や政争などの不安を一掃しようとしました。江戸幕府は、琉球からの使節に異国風の服装や髪型を強制することで、将軍が異国人を入貢させているという構図を演出しました。大日本帝国憲法の発布や、1964年の東京オリンピックの開催にも、日本が近代国家の一員であり、平和国家として戦後の復興を果たしたことをアピールする狙いがありました。 

 

 

 こうして見ると、「歴史は繰り返される」ということの意味がよく分かります。見かけは違えども、同じ図式が繰り返されているのです。それは、一つの視点を設定することで見えてきます。その意味で、この問題は現代的な視点から歴史を見る良問であると思います。 

 

■皇位継承のあり方について歴史にヒントを得る 

 

 ところで、上智大日本史のようにあからさまではありませんが、東大日本史にも現代的な関心から出題されたと思われる問題が見受けられます。例えば次の問題です。 

 

〈問題〉 

9世紀後半になると、奈良時代以来くり返された皇位継承をめぐるクーデターや争いはみられなくなり、安定した体制になった。その背景にはどのような変化があったか。5行以内で述べなさい。 

(2021年度・第1問) 

 本問の趣旨は、「摂関政治において、藤原氏が外戚の立場から政治の実権を握ったことで、天皇の嫡子への皇位継承が安定した」ということです。 

 

 皇位が父(天皇)から嫡子(皇太子)に継がれるというのは、現代人からすると当然(それ以外の方がイレギュラー)のように見えますが、はじめから嫡子継承が確立していたわけではありません。7世紀後半には壬申の乱という皇位継承争いがありましたし(天智天皇の弟の大海人皇子が、天智天皇の子の大友皇子の即位を阻止したとも見て取れます)、奈良時代の8世紀には長屋王一族が滅ぼされるなど血生臭い政争も見られました。 

 

 問題は、天皇が政務を行っていたということにあります。そこで、摂関政治では藤原氏が外戚の立場から、摂政・関白として政治の実権を握りました。一方で、天皇家としては藤原氏に政務を委ねることで、幼少のまま嫡子を皇太子に立て、即位させることが可能となったことが、問題で与えられた資料文から読み取れました。 

 

 つまり、皇位継承を安定させたい天皇家と、政治の実権を握りたい藤原氏のウィン‐ウィン関係によって、摂関政治は成立したのです(なお、本問だけでなく、問題で資料文が与えられ、それを踏まえて考えるというのが東大日本史の特色であり醍醐味でもあります)。 

 

 本問は、平成から令和への改元にあたり、皇位継承のあり方が国民的な議論となる中で出題されたものでした。そのことを、出題された東大の先生が意識されていなかったとは思えません。歴史を知ることで、この国の〈しくみ〉を理解し、現代に山積する諸問題に対処するための糧とする。東大日本史もまた、歴史を通じて現代を問い、そして、歴史を現代に活かす方法を指し示しているのです。 

 

相澤 理 :厚胤塾 

 

 

( 148003 )  2024/03/11 14:27:08  
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(まとめ) 

上智大学の入試問題に対する意見には、以下のような傾向や論調が見受けられます。

 

- 受験生の間で暗記科目としての認識があったが、実際には歴史を「暗記する」だけでなく、社会的背景や時代の流れを理解し、現代視点や考え方に活かすことが肝要であるとの意見がある。

 

- 出題内容が政治的スタンスや思想信条を反映しているのではないかという懸念があり、受験生への影響が心配される声もある。

 

- 上智大学の出題は攻めた問題や難問とされつつ、考えさせる問題として好意的に捉える人もいれば、政治的偏向を指摘する人もいる。

 

- 入試問題には記述式や選択式ではなく、受験生の考え方や思考力を問う問題が増えるべきだとの声がある。

 

- 上智大学は変わってしまった、落ちぶれたなど、大学の評価やブランド力に対する意見もある。

 

- 出題内容や問題の性質に関しては賛否両論があり、個々の解答や政治へのスタンスによって評価が分かれるという意見も見受けられる。

( 148005 )  2024/03/11 14:27:08  
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・自分が昔受験したMARCHレベルの学校では、日本史の問題はマークシートしかなかったし、受験生の間では暗記科目みたいな風潮すらあった。 

でも、考えてみたら、日本史って当時の社会的背景とか時代の流れとかを理解する事が大事だし、それを現代視点や人間としての考え方に活かす事が大切なんだよね。 

 

 

・個人的な意見です。教科書ってその時代時代の事はしっかり書いているけど、世界で何が起こっていたかとか、時代を超えて起きている出来事の共通点はあまり書いてない気がします(少なくとも私が高校生の時の教科書は)。その点、これを考えさせる姿勢を問いているので、本問には良い印象を持ちました。また、今の政治に一石を投じようというのも政府に迎合しておらず大学の姿勢として良いと思います。最近は高校の教科書を逸脱しているとクレームが教育委員会から入る場合があるそうです。逸脱し過ぎるのはダメですが、型にはまった事しか分からないってのは問題なので、この傾向は良いんじゃないですかね。 

 

 

・歴史(政治経済も)は選択式ではなく記述式で、今に至る流れの理解度を問う試験でなければ意味がないと常々思っているから、腐っても教員免許所持者としてはこういう出題があると知れるのは嬉しい。 

努力や熱意がそれなりに報われて、教え方の個性も許容される現場ならば教職を目指したかも知れないが現状は程遠い。 

こうした問題が増えることで「一時的な記憶力が問われるだけでは学問として無意味だ」という考えが広がっていけば、いつかは正しい方向に修正されていくこともあるかも知れない。 

 

 

・昨日、大河ドラマを観ました。 

藤原兼家の謀略で花山天皇が退位するくだりでしたが、天皇と言えば神聖視されているのかと思いきや、藤原氏(ここでは兼家)等、時の権力者がこの世を欲しいままにするために担がれた神輿に過ぎなかったのですね。 

近代以降の戦争の時もそうでした。 

奈良時代は大仏建立で疫病や政争などの不安を一掃できると民も信じたでしょうが、それから1000年以上経て科学技術が進歩し、インターネットで色々な情報が得られるようになっても我々はある意味、奈良時代の教育も受けていない民衆と同じなのだなと思います。 

 

 

・私は歴史好きだが、満足な解答ができそうにない。大学入試の内容を変えたら、高校の授業が見直されると言う。これはどの程度の影響があるかな(笑) 

 

ところで、日本人から見て、フランスのバカロレアも凄いがドイツの授業も凄い。 

"(ドイツ)10年生(中3程度)の息子が政治経済のテストがあったというので内容を聞いてみて驚いた。実存する極右政党の綱領のどこが憲法に違反しているか、具体的な条項を引いて指摘しろというもの。そしてその違憲政党の存在がなぜ容認されているかをさらに憲法を引用して説明せよという。すげえ。" 

生ぐさい素材もそうだが、問いそのものもレベルが高い。日本の大学生でも荷が重たそうだ。日本の学校では論理的思考の訓練をしていないから、ビックリだろう。 

 

 

・約50年弱前卒の上智OBです。入試の内容を論じる前にどのようにして優秀な学生を確保するかを論じて欲しいね。 

例えば大学を減らせばその大学支援金で優秀な学生がいる大学の支援金を増やせるとか。生徒の負担額がいくら減るよとか。競争率は増すが大学の生徒の質もますよ。進学希望者も努力するよ。受験する権利はあるんだから合否にかかわらず公平平等だよ。大学無償化を実行する前にやってくれよ。 

 

 

・以前から、上智の入試問題は、難問というより悪問・奇問が多いとよく聞きます。正直、この問題が良問なのかどうか、専門ではない私には判断できかねますが、歴史を学ぶ意義は、過去の出来事を単に暗記することではなく、過去から学んで未来に活かすことだと思いますので、その点ではいい視点なのかなと思います。ただ、従来の受験対策では対処できないでしょうね。 

 

 

・一つ言えることは、日本の歴史は重層的でドラマチックで素晴らしい一大叙事詩だということ。世界中探しても中国やエジプトやヨーロッパにも匹敵する重みがある。為政者の権力維持に使われた数々の歴史的イベントも、数百年後にはやって良かった又は無駄だったと、実施したその時代に評価を下すのは難しい。日本人は度々間違いも犯したが総じて素晴らしい歴史だったからこそ、我々国民は日本を愛しているのだ。 

 

 

・攻めた問題といえば聞こえはいいのか知らないが、 

しかし少なくとも大学受験で解答が明確でない問題は 

出題すべきではないと思いますが 

知識があって思考力があれば同じ答えにたどり着くならまだいいが、 

もすれば採点者の判断で評価が変わってしまうような問題を 

出題すべきではない 

そういうことをしたいなら大学院ででもやればいいのでは? 

 

 

・> どのような〈祝祭〉を目くらましにどのような政治目的が果たされようとしたのか、 

> ② 謝恩使・慶賀使など琉球使節の江戸入り 

>  

共産国などの軍事パレードでは、国力を民衆に誇示して国への忠誠心に変えようとします。 

一方、江戸時代は日本領域内に多数の国が存在し、琉球は他の外様大名のような軍事負担義務や参勤交代が無いため、御歳暮御年賀や慶弔や知行安堵に相当する儀礼的な使節の江戸入りを求めました。日本国内の異国情緒ある風姿は日本圏の拡がりを示します。 

また朝鮮人行列のような外国使節では東アジア大陸的価値観による華夷秩序と儒教的上下関係を示します。 

 

これ点数がつけばいいけど…… 

 

 

 

・時代も変化しているのかも知れないが、高校生にそこまで政治や思想性を意識して勉強させる必要があるのかとも思う。こういったことに関心を持ち社会に出てからも活躍する人はかなりの大物だし、反発を持ち過ぎるとドロップアウトのリスクもある。 

東大や上智大はそれぞれ特異な立場で社会的存在感を出しているから、こういう出題にもある程度納得は行く。本当にその学科が好きで研究の道に入る人もいるだろうが、普通は基本的問題での取りこぼしの差で優劣がつくのが受験の実態だと思う。 

 

 

・10年以上前ですが、上智は世界史でとある教師と生徒の対話を出題したことがあります。 

教師は、郷土と歴史の関係や歴史小説を生徒に紹介し、生徒が歴史の面白さに興味を持ち、歴史の学習方針を考えるというどこにでもありそうな対話の穴埋め問題でしたが、オチがありました。 

ヤル気満々の生徒に対し、教師は「でも入試はマニアックな知識ばかり出してきて細かい知識覚えなきゃ点が取れない」というようなことを伝えて終わります。 

この教師の言う入試の代表格が上智大学であり、上智大学は問題を通じて自分の大学の出題方針をネタにするという、非常に面白いことをやりました。 

上智は常に攻めています。 

 

 

・何十年、何百年、何千年の歴史というものがありましたね 

歴史は紆余曲折あり間違えだらけだけども、歴史を振り返るとこういう間違えがあって、こういう反省をしたかと 

こういうふうに反省して、なんとかかんとか上手く行ったかと 

でも、結局間違ったと、そういう経緯の中で、そうかと、考え方、やり方としてね、こう考える、こうやるのがどうも知恵あるやり方のようだなと。 

もちろん、過去のことですから、状況は(当時と)今は違いますからね、過去をそのまんまに再現出来ないんだけども、(過去は)大いなる参考になるでしょう?あぁいうやり方はやり過ぎで、こういうやり方はちょっとね、臆病過ぎたと 

『参考』にしてみんなで責任をもって、こう行こうという 

やっぱり、歴史が残した普通、『伝統』と呼ばれるもの、歴史のwisdom(ウィズダム=知恵)、知恵と言えば、知恵は、いま進む道を正確には教えてはくれないけども、大きな参考材料になる 

 

 

・鎮護国家を目指して聖武天皇は仏教を厚く敬う政策をとったが、むしろ仏教勢力の力を肥大化させて一層ややこしい状態にさせた。摂関政治は「win-winの安定」と書いてはあるが、そこから外れた人々が地方で力をつけて武士団を形成し、最終的に貴族社会は武士の力に依存する状態になった。 

その場を凌ぐための政策はそう遠くない先に綻びを見せるが、大抵はその状態の甘露さに酔いしれて事後対策が練られないままになりやすい。 

 

 

・歴史学は本来、現代と絡めて学習しないと意味がない。最近近代史が重要視されている理由はそこにある。昔の私大のような重箱の隅をつつくような試験では話にならない。またコロコロと変わる権力者の歴史ではなく民の暮らしにもっと焦点を当てた方が良い。 

 

 

・文系の限界に挑戦することが、そんなにすごいことなのかと。 

 

芸術作品と言われている古い絵画や彫刻、建造物なども、作られた年代や対象を残された文章や時代背景などから推測する文系と、科学的に物質を調査して年代を割り出したり、CTなどで中を透視したりする理系では、結論は全く違ってくる。 

文系の限界と言われて久しく、今の歴史的考察に科学的分析は不可欠であり、科学的分析ができないものは、神話と同じ扱いである。 

 

因果関係を推測することを試験問題にすることが、妥当なのだろうか? それで、何の力を見るというのだろうか? このような、出題者の期待する回答を推測する能力など、不要である。 

 

世界史に比べて、日本史は研究手法などもガラパゴス化が激しく、そろそろ科学的検証を取り入れるべきである。 

 

 

・上智ブランドが絶対に欲しいという人は必死に傾向等勉強するでしょうが、少なくとも私の受験の時から見れば、政治目的とか明らかに高校で習う範囲を超えていると思いますね、どこが良問なんだろうか?大学とは学生生活を通して他の人との交流を学び社会に出る準備期間だと思いますね。受験のためだけの問題なんて意味あるのかな、大学にすればこれで偏差値上がるという思惑あるのかもしれませんが上智面倒と敬遠する人が増えると逆効果だと思いますが。。。 

 

 

・誰でも得意不得意があるから、奇問とか悪問とか言うのは自由だけど、受験生の記憶力だけでなく、その人の歴史観を反映させようという試みは評価してあげないといけない。 

 

 

・「現代的な視点に立脚した問題意識に基づく設問」という点では、「横田管制空域問題」について出題した開成中学の社会科入試問題も良問と思います。まあ、これは、地方進学塾の実績作り目的で長距離遠征して来る宣伝工作部隊への返答の意味合いもあるのでしょうが。 

 

 

・歴史学者に歴史研究の意義を(個人的な興味を除いて)問うと,「歴史の知見を現代に活かす」という趣意の回答がえられるだろう。大学公式サイトの学科紹介にも,そう書いてあるかもしれない。 

 

これはある意味では,自然科学的な「再現性」を認めることになる。本当にそうか? そして当のご本人たちは,現代の政策などに関与する発言をしてきたのか? 受験生に問うなら,自分たちが手本をみせるほうが先ではないか? 

 

入試技術的には,採点がかなり難しくなるだろう。 

 

それを「良問」と呼ぶ意見に,私は与しない。出題する側,解答する側の双方にとって「難問・奇問」とはいえるかもしれない。」 

 

 

 

・良問かどうかは別としてかなり攻めている問題であることは間違いないね。 

祝祭を政治の目くらましに使っているというのは、裏に隠れる本質を見抜けるかどうかということを問う問題ではあるよね。 

 

 

・面白そう。私は現在66才だが、頭の体操・認知症予防を兼ねて、日本史・世界史を学び直してみようかなぁ。自分の専門以外の学び直しだ。算数に関しては小4計算ドリルをやっている。根っからの文系で、子供の頃から算数は苦手で逃げていた。 

 

 

・はっきり言って悪問である。 

 

歴史の問題を現代の話題と絡めて出題することはいいと思うが、入試問題の冒頭で自説の演説をするのは違う。 

個人的には大阪万博はいかがなものとかは思っているが、最初に「否」であることを前提に出題している時点で、受験生に「考える」ことを求めておらず、むしろ「考えない」ことを求めている。 

 

私立大学だから何でもありだと言ってしまえばそれまでだが、このようなところで「科学的」な歴史研究などできるのだろうか? 

 

 

・この世界は3秒前に作られたと言うバートランド・ラッセルの定理によると、歴史は実在が疑われるため、この立場に立つならば問題文に解答することは出来ません。 

しかし仮に、歴史実在論に立つならば、権力者が政治への不満をそらし、権勢を見せつける為に、大規模公共事業があった事も可能性としてはあったかもしれません。しかし現代社会では法理論上、公務員は公共の奉仕者であり、マスコミや国民の監視の目もありますから、古代貴族のような自己中心主義的な振る舞いはできないと思いますが、様々な抜け穴が指摘され、政治家の姿勢が問題になっています。 

 

と書いたら点数もらえるかな 

 

 

・東洋経済的には良問かもしれないが、こんなに政治的な設問が良いとは思えない。 

天皇制な皇位継承については、歴史的な知識ではなく、マスコミの論調に影響を受けるし、何より出題者の意図を考えてしまうのではないだろうか。そして、本人の考えとは関係なく、左派の論調を意識した回答になるような気がする。回答が公開されることはないとは思うが、そのようなことがあれば、是非とも読んでみたい。 

また、祝祭に関して、琉球を例示しているのが攻めきれていない。なぜ、朝鮮通信使にしなかったのか?通信使と言えばこっちでしょw 授業や教科者はともかく、ネットで実態がバレているから、出題者が忖度したか、回答が荒れるのを回避した? 問題の難度には関係ないし、受験者を考えさせるには朝鮮通信使のほうが適切だと思うけどなぁ。 

 

 

・受験生には難問だと思いますが、暗記だけでは解けない、良く考えられた問題だと思います。 

日本史だけでなく世界史など他の教科でも思考力を問う問題を出してもらいたい。 

上智はすでにキリスト教史などの難問を出しているのかも知れませんが。 

 

 

・①天皇の統制が効きにくい他皇族貴族仏教界に対して、天皇の権威と動員力を示すため 

③薩長閥が自由民権運動や他の旧藩閥勢力の政治要求を抑え、権力行使のために天皇の権威を最大に高め、合わせて海外に不平等条約改正への近代国家成立アピールをするため 

④日華事変のために返上余儀なくされた1940年開催を、平和国家として1964年に開催することで、対外アピールと国内左翼運動を押さえるため。 

 

これに遷都を繰り返したとか、元老を規定せずとか、競技場建設で経済を活性化とか 

色々混ぜ込んで膨らませて200字といったところでしょうか。 

 

②については僕は全く知識が無いので、無回答、ゼロ点です(涙 

どなたか、お願いしますm(_ _)m 

 

 

・東京大学は国立大、必然的に文部科学省制定の指導要領の枠の中で考えさせる問題を作成しているはずです。私学の方が多少逸脱しても大丈夫なのかもしれませんね。 

 

 

・上智と言えば真逆の重箱の隅系の設問ばかりというイメージだったが(私大バブル期)、ずいぶん傾向が変わったんですね、設問は面白いしそこまで難しくもなく、良い取り組みだと思います。 

ただ、上智って第一志望にする一般受験生ってあまりいないですよね? 

早(慶)対策やって、そのうえ上智のこれの対策もやらないといけないなら、 

上智は避けて明治や同志社に逃げられないかと余計な心配はしてしまうな。 

難関国立志望を取り込むほどのブランドもないしねぇ。 

、 

 

 

・こういう良問を出題し、且つ私大バブル期の頃から田舎にもキャンパスを持たず、金儲け主義ではなかった優良上智大が、なぜここ近年落ちぶれてるのか理由を知りたいところ。早慶から大きく引き離され、MARCHと僅差になってるらしい。 

 

 

 

・早慶上智と言われて私大トップの座を有するのはあくまでも受験業界であり、社会に出たら早慶以外の私大は同じ扱い。 

旧帝受かった人間が蹴って私大行くのは早慶だけ。 

どんなに頑張っても私大は私大だよ。 

 

 

・勝手な思いだが上智、中々やるわいと感じた 

早稲田の社学や政経、慶應の法なんかでは、さもありそうだけど上智でこう言った内容で学生を攻めるとは英語脳ばかりを求めているのでは無いのだなぁと見直した次第です 

上から目線ですいません… 

 

 

・万博への是非は置いておいて、多くの受験生が目にする問題文内でこういう受験と直接関係の無い主義主張を行う大学は自分だったら行きたくないな。 

この問題文に関しても全く不必要な前置きだよね。 

 

 

・受験問題にこんな政治思想絡めてくるのは遺憾に思う 

別に左派の思想や視点まで否定はしないけどそれはひとつの物の見方であって唯一の正解では決してない 

反体制のみが正しいというのは驕りであり学生にそれを強要するのは洗脳教育という 

 

 

・問題文の序章なんだろうけど主張が入っていますね。これは文科省から不適切と指導が入るんじゃないかな。受験生に考え方や思想を押し付けたり誘導するのは不適切だと思いますよ。 

 

 

・全学で数学を必須にしているのか?それが無いと大学の称号を与えられない。 

 

いくら科目単位で良問出しても日本の私立大学教育の根本的な問題が解決出来ていない。 

 

 

・考えさせる良問とは思うが、採点基準を決めるのがまず大変。次に、受験生数もやたら多いはずやし、採点する人はもっと大変。 

 

 

・私文の英国社マークシート入試に違和感。数学やらずに大学生になれるのは日本くらい。日本史の問題に良問が出たから何だというのだ。本質はそこか? 

 

 

・うーん、歴史は門外漢なので良問かどうかよくわかりませんが、基本的に入試は教科書の記述の範囲内で出すべきものと思います。 

 

 

・コスパやタイパで失ったものは大きいですね、自ら考えることは大事です 

 

 

 

・出題者の政治的スタンスが透けてみえる問題って、どこまで自分の思想信条。を曲げて出題者に忖度して回答するかだよね。 

 

 

・「資本主義」を「専制政治」と置き換え可能としているところが 

すごい。イデオロギーが入りすぎ。 

 

 

・「現代的な視点」というより問題作成者の偏向した歴史観による出題ともいえます。 

 

 

・こうやって見ると、日本史って暗記物ではないんですね、、、合格できた上智の方すごいです。 

 

 

・上智大って指定校推薦めちゃくちゃ多いんでしょ。 

この試験に挑んだ受験生との差、、 

 

 

・やれやれ、出題者の政治信条が透けて見えるような設問だぞ。僕ならお前の出題意図に賛成しかねると回答したい所だ。 

 

 

・問題が「五輪万博反対・資本主義はダメ」という共産党の主張を前提にしているのはなぜですか? 

 

 

・維新の議員の皆さんの回答をよろしくお願いいたします。採点は国民(関西人を除く)がします。 

 

 

・上智の出題は珍問・奇問だと思う 

正当に歴史を問うものじゃない 

 

 

・まさに歴史を学ぶ原点を問う問題だな。 

 

 

 

・なるほど。これじゃお坊ちゃまを上智に入れようなんて無理ですね。 

 

 

・学びが多い、おもしろい記事 

 

 

・普通に知識問題だと思うけど・・・ 

 

 

・上智ってまさにそんな感じの大学。どこが良いのかわからない。 

 

 

 

 
 

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