( 148934 ) 2024/03/14 00:28:07 0 00 テレビ西日本
コロナ禍では誰もが着用していたマスク。
そのマスクの着用が個人の判断となって、3月13日で1年が経ちます。
マスクを取り巻く環境はどうなっているのか取材しました。
西鉄福岡駅(13日、福岡市)
◆川崎キャスター 「午前8時通勤ラッシュの西鉄福岡駅です。ちょうど1年前のこの時間帯はほぼ100%の方がマスクをつけていましたが、きょうはどうでしょう。マスク着用率3割~4割程度でしょうか」
コロナ禍で長く推奨されていたマスクの着用が個人の判断となってから3月13日で1年。
13日朝の通勤時間帯の西鉄福岡駅を見てみると、マスクをしている人は3割から4割程度でした。
上:去年3月13日 下:今年3月13日(西鉄福岡駅)
ちょうど1年前の同じ時間帯の様子と比べてみると、やはりマスクを着けている人が少なくなった印象です。
マスク着用が個人の判断に委ねられて丸1年。
人々の意識はどう変わったのでしょうか?
◆街の人(30代) 「危機感は少なくなりましたよね。前は(マスクを)持ってないとまずいかなというのはあった。今はすごく持っている人も減ってきているので、着ける回数も減った」
一方、今もマスクは常に持ち歩いているという男性はー
Q.きょうはマスクしていない? ◆街の人(50代) 「カバンの中には入れています。意識はある。少しでも体調悪いなと思ったり人込みだと(マスクを)する」
臨機応変にマスクを着けたり外したりしているといいます。
卒業式の練習の様子(13日、天籟寺小学校 北九州市)
この1年、変化したのは街の中だけではありません。
北九州市の天籟寺小学校では、5年生と6年生が集まり、翌週に迫った卒業式の練習が行われていました。
去年は卒業式に出席できる保護者の人数は2人まででしたが、今年は制限をなくし、コロナ禍前の卒業式の風景が戻ってくるといいます。
さらに今年は、5年ぶりにマスクを外して合唱する風景も戻りました。
◆6年生 「今までコロナとか病気が流行ってマスクを着けて生活しなければいけなかったけど、マスクを外してできることがすごく嬉しい」
◆北九州市立天籟寺小学校 久冨繁雄 校長 「マスクも外して、いつも通り5年ぶりという形で式ができますので、涙が出るかもしれませんけど、感動があって思い出深い式にぜひともしたい」
大賀薬局 天神地下街店(13日、福岡市)
様々な場面でマスクを外す機会が増えている中、マスクの売れ行きはどうなっているのか、ドラッグストアを訪ねてみました。
◆川崎キャスター 「マスクコーナー、ずらっと数がならんでいる。天神地下街に面した路面にもマスクを置いている。面積としては維持されているなという印象です」
福岡市・天神のドラッグストアでは、コロナ禍と変わらず売り場の面積を維持。
しかし、コロナ禍を経て売れ筋マスクには変化がみられるといいます。
ファッション性の高いも多数
◆大賀薬局 天神地下街店 池田里美 薬剤師 「現在ではファッション性の高いものがよく売れている。1年前は機能性、3重構造になっているものなどが売れていたが、小顔に見えるもの、デザイン性のあるものがよく売れている」
マスクを購入した客にも聞いて見るとー
Q.どういうものが欲しくて買った? ◆マスクを購入した人 「色が好きなんです。色が好きだし、つけやすいし」
Q.マスクは毎日着けている? ◆マスクを購入した人 「人混みじゃないところでは着けなくて、人混みでは着けている。まだインフルやコロナもあって怖いから」
マスク着用が個人の判断になって3月13日で1年。
さまざまな場所でコロナ禍前の風景が戻りつつある中、マスクの使い方も、感染予防やファッションなど選択肢を増やし、定着しつつあるようです。
テレビ西日本
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