( 148979 ) 2024/03/14 12:30:32 0 00 東京・江東区の区長選挙をめぐり地元区議らを買収した罪などに問われている柿沢未途・前法務副大臣の裁判で、東京地裁は懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
柿沢未途被告(53)は去年4月の江東区長選挙をめぐり、地元の区議ら10人に総額280万円を提供したり、提供を申し込んだりした公職選挙法違反の買収の罪などに問われました。
きょう午前の判決で東京地裁は、柿沢被告が「自民党内での立場や影響力を強めるために支援する候補者を当選させる必要があると考えた」と指摘。「民主主義の根幹への信頼を揺るがす犯行だ」として、懲役2年、執行猶予5年を言い渡しました。
判決後、裁判長は「ルールを守るというごく当たり前のことがなぜできなかったのか。国民の一般常識に立ち返って今一度、深く考えてみてください」と柿沢被告に諭しました。
これまでの裁判で柿沢被告は「私の責任は重く、公訴事実を全て争わないこととした」と述べ起訴内容を認め、最終意見陳述では「期待を大きく裏切り大変申し訳なく、その罪は万死に値する」と述べていました。
一方、検察側は、柿沢被告が木村弥生前区長を支援していたとして、「現金提供は木村前区長への支援を得たかったからだ」と指摘し、「選挙の公平さを大きく害する悪質な行為」だったとして懲役2年を求刑していました。
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