( 149329 ) 2024/03/15 01:27:28 0 00 サッカー日本代表メンバー発表記者会見に臨む森保監督(撮影・江口和貴)
注目された伊東の代表復帰は、見送られた。日本サッカー協会(JFA)は14日、FIFAワールドカップ(W杯)アジア2次予選の北朝鮮戦(21日=国立、26日=平壌)に臨む日本代表メンバーを発表。性加害疑惑報道を受け、今年1~2月のAFCアジアカップ(アジア杯)から途中離脱したMF伊東純也(31=スタッド・ランス)は招集されなかった。
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森保一監督は、伊東の選外理由について「一言で言うと、彼を守るために招集しなかったという判断をさせていただいた。彼のいま置かれている状況であれば、フランスリーグで出ている。我々も彼のパフォーマンスと状況を踏まえた上で、招集は可能だと思っているし、したいと思いました。しかし彼を招集した場合に、日本で彼を取り巻く環境が、どういう環境になるか想像した時に、彼が落ち着いて生活、プレーができる環境にならないと想像している。彼だけではなく、チームとしての活動も、チーム全体が落ち着いて活動できる環境にならないだろうなと、いろんな方が関心を持たれていると思うので。そうなった時に、彼の一番大事にしている家族への影響を考えると、今は招集しない方がいいのかなと判断させてもらった。彼を守るために見送った」と説明した。
大会中に週刊誌報道で疑惑が浮上。二転三転の末、チームを離れた後は、フランスの所属クラブで通常通り試合に出場していた。前節10日のリーグアン(フランス1部)第25節では王者パリ・サンジェルマン相手に5試合連続のスタメン出場を果たし、先制ゴールの起点となる活躍で2-2の勝ち点1獲得に貢献した。
性加害疑惑を巡っては相手側女性2人から刑事告訴され、逆告訴。先月19日には、代理人を務める加藤博太郎弁護士らが大阪地裁に女性2人に対する2億円超の民事訴訟を行った。損害賠償請求額は2億243万3131円で、伊東に関わるものが2億円、同席していたというトレーナーに関わるものが243万3131円となっている。
フランスでも話題になっており、今月9日付の仏レキップ紙は「サポーターらは、もしSランスの右ウイングがピッチに立てば、東京オリンピック(五輪)のスタジアムで拍手喝采を約束している」として同6日付の写真誌で報じられた、弁護士に語ったという伊東の初コメント「僕は最初から巻き込まれたと思っています。自分に非がないことは分かっているので、代表を外された時、正直納得できませんでした。嫌疑がなかったことをしっかりと証明し、今後も皆さんに応援してもらえるよう頑張ります」を引用していた。
その中で注目された代表発表。結果は選外だった。
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