( 150558 )  2024/03/19 00:25:37  
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自民党は派閥の政治資金の裏金事件で説明責任を果たしておらず、岸田内閣の支持率は低下している。

岸田首相は党内処分に関してはっきりしない姿勢を示しており、公開と透明性を求める意見に対しても具体的な回答を避けている。

自民党の2024年運動方針も曖昧で中身が乏しいとの批判がある。

岸田首相の曖昧な姿勢が変わらなければならないという自民党のスローガンと共通していると指摘されている。

(要約)

( 150560 )  2024/03/19 00:25:37  
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やっぱりノラリクラリでけむに巻く(自民党大会で演説する岸田首相=17日)/(C)J MPA 

 

 派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、いまだに「説明責任」を果たす姿勢が何も見られない自民党。 

 

【写真】岸田首相「納税の意味考え協力を」確定申告最終日に言い放つ厚顔無恥…裏金議員は誰も納めず 

 

 朝日、毎日両新聞社が16~17日に行った全国世論調査によると、岸田内閣の支持率はそれぞれ22%、17%。不支持率は同67%、77%で、朝日の調査では2012年末に自民党が政権に復帰して以降で最も高い結果となった。 

 

 17日に東京都内で開かれた自民党大会で、岸田文雄首相(66)は関与した議員の処分を茂木敏充幹事長(68)に指示したことについて言及。「党紀委員会の議論を経て厳しく対応をする」と説明したことから、18日午前の参院予算委員会の集中審議では、立憲民主党の古賀之士議員(64)が、この党紀委員会の議論を公開して透明性を高めるべきではないか、などと質問したのだが、岸田首相は「(党紀委員会は)党として政治責任、処分について判断する組織」などと答えるばかりで、まるでかみ合わず。 

 

 岸田首相のノラリクラリ答弁に対し、SNS上では《相変わらずヤル気ないな》と呆れた投稿が飛んでいたが、《少年院で書かされる反省文みたい》とのツッコミがみられたのが、自民党が党大会で採択した2024年運動方針のスローガン。「政治を刷新し、改革の道を歩む-深い反省に立ち、かならず変える、かならず変わる。」だ。 

 

■岸田首相の曖昧な姿勢こそ「かならず」変えた方がいいのではないか 

 

 スローガンを見た有権者などからは、ほかに《自民は絶対に変わらない》《裏金作りを合法的にする仕組みに変えるということか》との皮肉に加え、こんな“考察”も。 

 

《岸田さんの答弁と自民スローガンに共通すること。それは具体的な中身が何もないこと》 

 

《これぞ「岸田構文」》 

 

 確かに岸田首相は16日の全国幹事長会議でも、「大事な時だからこそ、自民党がやらなければならない」「その為には自民党が変わらなければならない」と声を張り上げていたのだが、肝心要の「何を」やるのか、「その」は一体何を指すのか。さらに言えば「いつまでに、どう変わるのか」がサッパリ分からない。具体的に「何を」「どう」変えるのかが示されていない2024年運動方針も同じだろう。 

 

 国会答弁で「検討する」を多用していた岸田首相。「何を」「いつまでに」「どうするのか」が全く分からないとして、野党議員などから「検討使」と揶揄されていたが、この曖昧な姿勢こそ「かならず」変えた方がいいのではないか。 

 

 

 
 

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