野党の国対委員長が自民党派閥の政治資金問題に関する追及を進めるため、安倍派の幹部らや池田佳隆衆院議員の証人喚問を求めた。

5人は既に衆院政治倫理審査会で弁明を行ったが、立憲民主党の安住国対委員長は実態明らかにせず偽証があったとして再度証人喚問を求めた。

池田議員は逮捕・自民党除名されたが、国会への出席を行っていない。

また、共産党は森元首相の証人喚問を提案したが、結果を確認後判断することになった。

野党各党は収支報告書の未記載があった45人の衆院議員についても政倫審での審査を申し立て、公明党に協力を要請した。

（要約）

FNNプライムオンライン 

野党の国対委員長が19日午前、国会内で会談し、自民党派閥の政治資金問題に関する今後の追及について、安倍派幹部の塩谷元文科相、下村元文科相、西村前経産相、松野前官房長官、高木前国対委員長と、逮捕・起訴された池田佳隆衆院議員の6人の証人喚問を正式に求める方針で一致した。 

池田議員を除く5人は、衆院政治倫理審査会に出席して弁明を行った議員。 

立憲民主党の安住国対委員長は、5人の政倫審での説明について「事実を明らかにせず、実態の解明を妨げる発言を繰り返した。偽証が罰せられる証人喚問を改めて行わないと真相解明ができないと判断した」と述べた。 

池田議員は、東京地検に逮捕・起訴され、自民党を除名されたが、保釈された後も国会に登院せず、事件に関する説明を行っていない。 

また、共産党は清和研（安倍派）の会長を務めていた森元首相の証人喚問を求めるべきだと提案したが、まずは自民党による森元首相からの聴取結果を予算委の審議で聞いてから判断する方向となった。 

野党各党はさらに、収支報告書の不記載があったものの衆院政倫審に出席していない45人の衆院議員の政倫審での審査を申し立てる方針で一致し、公明党に協力を働きかけることを確認した。 

フジテレビ,政治部