( 152573 )  2024/03/24 23:15:10  
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熊本県知事選で初当選を確実にした木村敬氏(中央)=24日午後、熊本市 

 

 任期満了に伴う熊本県知事選は24日投開票され、無所属新人で元副知事の木村敬氏(49)=自民、公明推薦=が、前熊本市長の幸山政史氏(58)ら無所属新人3人を破り、初当選を確実にした。 

 

 投票率は49.63%で、前回(45.03%)を上回った。 

 

 知事選は、現職の蒲島郁夫氏が今期限りでの引退を表明し、16年ぶりの新人対決となった。木村氏は副知事として支えた蒲島県政の継承をアピールし、組織戦を展開。半導体受託製造の世界最大手「台湾積体電路製造(TSMC)」の進出を受けた振興策や福祉の充実などを訴え、幅広い支持を集めた。 

 

 派閥の裏金事件で自民党への逆風が続く中での選挙戦を、木村氏は熊本市内で「(県内)45市町村の隅々まで歩き、これからの熊本のために政策を訴えてきた」と振り返った。 

 

 幸山氏は、TSMC進出が地下水に与える影響の監視強化や、地場産業の育成などを主張。立憲民主、共産、国民民主、社民各党の県組織の自主支援を受けたが、及ばなかった。  

 

 

 
 

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