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自民党の二階俊博元幹事長が次期衆院選への不出馬を表明した。

裏金事件での政治責任を認めつつ、自ら決めた判断であると述べた。

二階氏は幹事長を長く務め、和歌山3区から13回当選していたが、今回の事件を受けての決断となった。

(要約)

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記者会見で次期衆院選不出馬の意向を表明する自民党の二階俊博元幹事長=東京都千代田区の同党本部で2024年3月25日午前10時29分、竹内幹撮影 

 

 自民党の二階俊博元幹事長(85)=衆院和歌山3区=は25日、党本部で記者会見を開き、次期衆院選に出馬しない意向を表明した。派閥の政治資金パーティー裏金事件で、二階氏の秘書の有罪が確定し、二階派(志帥会)の元会計責任者が在宅起訴されたことについて「政治不信を招く要因となったことに、深くおわびを申し上げる」と陳謝。そのうえで「政治責任は全て、監督責任者である私自身にあることは当然のことだ。本日、岸田文雄総裁に次期衆院選に出馬しないことを伝えた」と述べた。 

 

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 二階氏は解散を決めた二階派の会長を務めている。裏金事件では、二階氏の政治団体で2018~22年、パーティー券収入のノルマ超過分約3500万円を政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反(虚偽記載)で、秘書の有罪が確定した。二階派の元会計責任者も在宅起訴された。 

 

 岸田首相は裏金事件に関係した議員の処分を4月の第1週に決定する方針で、二階氏も厳しい処分は避けられない状況となっている。ただ、二階氏は会見で、処分が不出馬の判断に影響したかを問われ「影響はない。自らが決めたことだ」と語り、離党する考えもないことを明らかにした。 

 

 二階氏は和歌山県議などを経て、1983年に旧和歌山2区で初当選し、当選13回。第2次安倍政権や菅政権で幹事長を歴代最長の約5年2カ月間務めた。【竹内望】 

 

 

 
 

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