( 153243 )  2024/03/26 21:59:00  
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衆院本会議に臨む自民党の塩谷立・元総務会長(左上)、下村博文元政調会長(中央)、西村康稔前経済産業相(右下)=26日午後、国会内 

 

 岸田文雄首相(自民党総裁)は26日、派閥の政治資金パーティー収入裏金事件を受け、安倍派の会長代理だった塩谷立・元総務会長と下村博文元政調会長に追加聴取を行った。 

 

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 所属議員へのキックバック(還流)を止めなかった責任を重視し、「選挙における非公認」を軸に重い処分を検討。有力幹部「5人衆」のうち、還流継続協議に参加していなかった萩生田光一前政調会長ら3人は「党の役職停止」とする案が出ている。 

 

 次期衆院選不出馬を表明した二階俊博元幹事長に対しては、処分の見送りを検討している。首相は調整を進め、国賓訪米に出発する前の来週中に正式決定したい考えだ。 

 

 聴取は東京都内のホテルで行った。執行部側は茂木敏充幹事長と森山裕総務会長が同席。関係者によると、首相らは還流継続の経緯などをただした。27日は安倍派5人衆の一角を占める元事務総長の西村康稔前経済産業相、参院安倍派会長だった世耕弘成前参院幹事長から聞き取る。 

 

 首相は26日の聴取後、首相官邸で記者団に「今の段階で内容を申し上げることはできない」と述べた。  

 

 

 
 

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