岸田首相は、自民党の政治資金パーティー裏金事件に関連して、元安倍派幹部に対する聴取を行っていると報道された。

ネット上では、この対応に対して批判の声が多く上がっており、「証人喚問すべき」「意味があるのか？」などの声が挙がっている。

岸田首相自身も党の歴史の中で現職総裁が処分されたことがないと述べているが、元会計責任者の虚偽記載で起訴されるなど、党内に不正の問題が浮上している。

（要約）

岸田首相 

　自民党の政治資金パーティー裏金事件を受けて、岸田文雄首相が２６日、安倍派元幹部への聴取を始めたと複数のメディアが報じた。これに対しネット上では、「全く期待できない」「やるなら証人喚問」などと批判の声が殺到した。 

　報道によると、岸田首相は２６、２７日の両日、下村博文元文部科学相、西村康稔前経済産業相と世耕弘成前参院幹事長らを対象に聴取。衆参の政治倫理審査会（政倫審）では、故安倍晋三元首相によるキックバック中止の指示後も継続した経緯などについて尋問するもようだ。自民党は４月上旬にも、政治資金報告書の不記載議員の処分を行う予定だ。 

　この報道に、Ｘ（旧ツイッター）上では称賛の声は少なく、「茶番」「やったふり」「こんなの意味あるのかな？　パフォーマンス？」「証人喚問すればいいだけ」「第三者委員会に任せろ」などと反発する声が相次いだ。 

　岸田派の元会計責任者も今回、政治資金規正法違反（虚偽記載）で略式起訴されているが、２５日の参院予算委員会で「自身の処分」を問われた岸田首相は「党の歴史のなかで、現職の総裁が処分された事例はない」と発言している。 

　こうした背景もあり、「アンタもされる側」「泥棒が、泥棒を、聴取する、ちょっと、なに言ってるのか、わかんない」「増税メガネも裏金脱税野郎」「宏池会つぶして安倍派を倒して二階を引退に追い込んで…。岸田は戦国武将でいったらかなりのやり手にも見えるぞ。松永久秀とか」などの書き込みもあった。 

中日スポーツ