( 153898 )  2024/03/28 14:16:28  
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大谷(C)ロイター 

 

 ドジャース大谷翔平(29)の元通訳・水原一平氏(39)が引き起こした違法賭博問題。 

 

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 ことの経緯をつまびらかに見ていくと、代理人、危機管理担当、広報担当を含む大谷サイドはすべて水原氏ひとりを通じて大谷とコミュニケーションを取っていた。違法賭博の胴元への送金の重大性をまったく認識していなかった時点で論外だし、水原氏だけの話をうのみにしたのもお粗末だ。日本語を話せる別の人物が大谷に状況を説明し、話を聞いたわけでもなかったのだ。(【前編】からつづく) 

 

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 さらに大谷サイドはその翌日、水原氏がウソをついていたと主張。大谷の弁護士が「大谷が大規模な窃盗事件の被害者であることが判明した。この問題を当局に提出します」と声明を発表した。水原氏も前言を撤回、大谷は借金のことも、それを返済したことも知らなかったと、これまでの発言を百八十度変えた。 

 

 そうやって大谷サイドが短期間のうちに主張をひっくり返したことが、「水原氏の1度目の発言はかなり具体的だったが、それでは大谷がヤバイと気付いて話の筋を逆転した」などの疑念を生んだ。大谷が会見で話したことが事実なら、普段から水原氏以外の人物を通じて大谷とコミュニケーションを図っていればここまで問題がこじれることはなかったはずだ。 

 

 いずれにせよ、今回の賭博スキャンダルは、単なる通訳の不祥事では済まない。米紙USAトゥデーは「大谷のブランドやイメージにダメージが残るかは定かじゃない」「大谷が水原氏の賭博を知っていたことが明らかになったら、コミッショナーには罰則を科す権限がある。もし、大谷が罰金の処分を受ければ、彼の評判は落ちるし、ワールドシリーズ優勝を狙うドジャースに水を差すことになるのは確実だ」と報じている。 

 

 本来は選手を守るべき代理人であり、「チーム大谷」が騒動を大きくし、結果として大谷が火の粉を浴びることになった。そもそも「ウソつき」の水原氏におんぶにだっこだったのは大谷本人。ある意味、自業自得とはいえ、機能不全のチーム大谷が米メディアに「無能」呼ばわりされるのも当然だ。 

 

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●関連記事【前編を読む】…では、米メディアが大谷サイドを「仰天すべき無能さ」とこき下ろした納得の理由について詳しく報じている。 

 

 

 
 

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