( 154158 )  2024/03/29 13:38:21  
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(ブルームバーグ): 米アップルの海外サプライヤーがタブレット「iPad」の待望の新製品の生産を増強しており、発売は5月初めに予定されていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 

 

計画が非公表だとして、関係者が匿名で語ったところでは、新型の「iPad Pro」「iPad Air」がリリースの中心になる。ブルームバーグが先に報じたように、Proには有機EL(OLED)ディスプレーが採用され、Airには初めて12.9インチスクリーンのオプションが追加される。 

 

アップルがiPadを最後に更新してから約1年半が経過。空白期間は2010年の投入以来最長となり、タブレット需要低迷は一段と悪化した。アップルはより高速なチップを搭載し、アクセサリーを刷新した新モデルが需要復活を促すと期待している。 

 

iPadの売上高は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に大きく伸びたものの、22、23会計年度は減少。iPadは通常、ギフトとして人気が高いが、直近のホリデーシーズンは前年比25%減となった。 

 

アップルの広報担当者はコメントを控えた。 

 

アップルは当初、新型iPadを3月末ないし4月初めまでにリリースする予定だったが、新製品向けソフトウエアの開発が続いている。また新モデルのスクリーン製造に新技術が必要なことも遅延の一因となっている。 

 

5月初めのリリースは、アップルの次の主要イベントの約1カ月前となる。毎年恒例の世界開発者会議(WWDC)が6月10日から開催される予定。 

 

原題:Apple Suppliers Ramp Up New iPad Production Ahead of May Launch(抜粋) 

 

(c)2024 Bloomberg L.P. 

 

Mark Gurman 

 

 

 
 

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