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三菱重工「MSJ資産管理」解散 米試験機4機は解体済み

Aviation Wire 4/2(火) 10:58 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/48fe241e297d70b40e91ccdefc25b251f5df584f

 

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三菱重工業は、「三菱スペースジェット(MSJ)」の開発を進めていた子会社MSJ資産管理を解散し、その影響は見込まれないと発表した。

米国で飛行試験を行っていたMSJの飛行試験機は解体され、今後は他の機体の有効活用が注目される。

また、経済産業省は2035年以降に官民連携で次世代の国産旅客機の開発を目指す方針で、複数社の参画による開発を促進する計画を示している。

(要約)

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米モーゼスレイクで飛行試験を報道関係者に披露するMRJの飛行試験初号機JA21MJ=18年6月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire 

 

 三菱重工業(7011)は4月1日、傘下でジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ、旧MRJ)」を開発していたMSJ資産管理(旧三菱航空機)を3月31日付で解散する決議を機関決定したと発表した。今後清算手続きを実施する。三菱重工グループの業績への影響はない見通し。 

 

【写真】ファンボロー航空ショーで初のフライトを披露するANA塗装のMRJ試験機 

 

◆米国の試験機は解体済み 

 

 三菱重工は、MSJの開発中止を2023年2月7日に正式発表。4月25日に三菱航空機の社名を「MSJ資産管理株式会社」に変更したと発表した。またこの日で三菱航空機のウェブサイトを閉鎖している。 

 

 米国で試験を行っていた4機の飛行試験機は、社名変更を発表した昨年4月の時点ですべて解体済み。スペースジェットの試験機のうち、飛行した機体は2015年11月11日に初飛行した飛行試験初号機(JA21MJ、製造番号10001)、2号機(JA22MJ、10002)、3号機(JA23MJ、10003)、4号機(JA24MJ、10004)、設計変更を反映した通算10号機(JA26MJ、10010)の計5機。このほかに一度も飛行せず、地上試験に使用していた5号機(JA25MJ)などが製造された。 

 

 初号機から4号機は、米国の飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」で飛行試験を重ね、その他の機体は最終組立工場があった小牧で試験を進めていた。 

 

 飛行した5機のうち、最初に解体されたのは3号機で、2022年に解体。MFCも同年3月末で閉鎖した。その後初号機も解体され、2号機と4号機も解体済み。今後は10号機の有効活用が注目される。 

 

◆複数社で国産旅客機 

 

 一方、経済産業省は、次世代の国産旅客機を2035年以降をめどに官民で開発を進める案を、3月27日の産業構造審議会で示した。MSJの失敗を生かす方針で、1社の単独事業ではなく複数社の参画による開発を促し、経産省が研究費などの面で幅広く支援していく。 

 

 一般財団法人の日本航空機開発協会(JADC)と日本航空機エンジン協会(JAEC)がまとめた「完成機(GX機)事業創出ロードマップ検討会」の報告書によると、完成機の開発は2025年から概念設計や技術実証を始める案を示しており、開発開始から約10年後の就航が当面の指標になるとみられる。 

 

 戦後初の国産旅客機YS-11型機は、半民半官の日本航空機製造(日航製、1982年9月解散)が開発し、三菱重工など参画する各社が分担して製造にあたった。海外の旅客機事業は、米国はボーイング1社に集約され、欧州はフランスとドイツ、英国、スペインの4カ国が参画するエアバスが事業を展開している。日航製の反省を生かしつつも、こうした事業の統合・集約は考慮すべき事業環境となっている。 

 

 また、YS-11以降、日系企業による民間機の完成機事業で世界的な成功に達したのは、本田技研工業(7267)の米国子会社ホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)が開発した小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」のみ。機体構造の先進性だけでなく、完成機を販売し、アフターサービスを提供していく部分まで見据えたビジネスモデルに学ぶことができるかも、今後日本が手掛ける国産旅客機事業の成否にかかっている。 

 

 開発したホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)前社長兼CEO(最高経営責任者)の藤野道格氏には、世界最大規模の航空宇宙分野の学術団体である米国航空宇宙学会(AIAA)が、ライト兄弟のオーヴィル・ライトや、ボーイングの創業者ウィリアム・ボーイングにも授与された「ダニエル・グッゲンハイム・メダル」を贈呈することを決めている。 

 

Tadayuki YOSHIKAWA 

 

 

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(まとめ) 

多くのコメントが、三菱航空機(MRJ)の失敗に対する様々な意見や感想を示しています。

一部のコメントでは、失敗にも学ぶべき点があると指摘する声や、貴重なノウハウを活かすべきだという意見があります。

また、政府や公的資金の使い方、企業の責任、国際競争力など様々な視点から批判や懸念が表明されています。

さらに、アメリカとの関係や国産航空機の未来についての憂慮も見られました。

一方で、遺産としての価値や教訓、そして日本の航空技術や産業力についての課題も指摘されています。

全体的に、失敗をめぐる意見や論点の多様性が感じられます。

( 155519 )  2024/04/02 14:10:28  
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・今後のリベンジの検討資料にもなり得る貴重な飛ぶ実機はちゃんと計画的に保存する事を期待したい。「失敗」から学ぶ事は多い、とっととゴミ箱にすてて臭い物に蓋をしたくなる気持ちもわからなくもないが、血税も投入されているのだから監督官庁も安易に解体を許可しないで熟考した上で処分してると信じたい。 

 

 

・本当は残しておいて欲しかったけど、あると“資産”となってしまい税金の問題があるのと、保管する場所代がかかるので解体してしまったのか。 

せめて資料は今後のために大切に残しておいてほしいところ。 

 

 

・ホンダの成功と三菱の失敗の最大の違いは人脈と人材である。アメリカで人脈をつくりアメリカで組み立てたホンダに対して、井の中の蛙の三菱は国際的には認められないガラクタを組み立てただけに終わった。 

航空の世界では日本の航空機産業など下請け部品メーカーでしかなく、航空行政にいたっては完全なる後進国なのである。自国で認証しても他国ではまったく認められないという事実からもそれが分かることである。 

川崎、三菱、スバル、新明和など部品メーカーが統合しなければ、すでに大きな差をつけられている欧米露中伯加だけでなく、韓国やインドとの競争力の差もどんどん拡がることだろう。 

 

 

・まことに無残な敗退であったが、これにより何か残った遺産はあったのだろうか?戦後、YS11のような日本独自の航空機が空を飛び、それに続くと大いに期待していたが残念無念としか言えない。自分が生きているうちに、世界に冠たる日本の飛行機が世界中を飛び回る姿を見てみたいものだ。 

 

 

・YS-11を超えるどころか結局営業飛行もできずに解体とは悲しすぎる。おそらく当初計画の甘さがこのような失態を招いたと思われるが、官民共同プロジェクトにおける責任分担の不明確さなど、技術で優っても組織で負けたのではないかと思っている。 

 

 

・補助動力装置、極寒、防氷システム、燃料、アビオニクスの領域でTC試験を 

完了し、4機で計3000時間以上の試験飛行を成功させていたのに 

形式認定をしなかったアメリカのFAAに原因があります 

ヨーロッパのEASAに申請しておけば良かったのに米にしたのは 

貿易赤字等の政治がらみでしょうね 

日本にも国土交通省が定めた基準があるのだからそれに合格させて 

日本国内で就航させれば良かった、5機も作ってそのうち4機も解体したなんて 

狂気の沙汰 

 

 

・試作機を潰したのは勿体なかったですね。 

関係当事者としては、事業失敗の象徴を晒して置きたくなかったのでしょうけど、 

せっかく飛ばす迄は出来たのに… 

文科省とかJAXAとか自衛隊とか国の機関へ移管させ、新型機の搭載機器用テストベットとして共喰いさせながら使えるだけはギリギリ使って1機だけでも最終的には博物館で展示して貰いたかったです。 

NASAでは開発中止とされた試作機(XB-70とか)を引取って研究機としてましたし 

 

 

・初飛行から10年 

こんなことになるなんて 

生き残った10号機 

小牧空港の愛知航空機ミュージアムで 

保存してやってほしい 

 

MUやMHヘリコプターといった 

三菱の負の遺産と並べて 

 

新旅客機 

ゼロからでなくMRJの継続では 

ダメなのかな 

 

 

・この機体は性能が不足していたのか? それなら機体の保存は価値があるかもしれない。しかし、そうでないとしたら? 政治的なものだったり上層部の楽観あるいは傲慢だとしたら? 残す価値はない。臥薪嘗胆の元になんてしないだろう。 

 

 

・現状の旅客機開発の事情を理解しない "頭の古い" 技術者で固められたプロジェクトチームで初飛行までは「国内」畑でぬくぬくと育ったが、「国外」に出た途端に耐空証明取得の壁にブチ当たり、コロナ禍という嵐に見舞われるというオマケまで付いて大コケ。事前によく事情を調べもせずに三菱のブランドを過信した "時代錯誤の間違ったモノづくり" の足跡は失敗百選に残すべき事例。唯一残っている試作10号機だが、航空ファンはともかく開発関係者には "無惨な夢の跡" で見たくないだろう。航空博物館展示されず解体されて機体の一部しか残されないかもしれない。(サイズが大きいので機体完全保存は無理という言い訳は出来るかな) で、先行する海外の有力メーカーが複数あるのにコレをまたやるの? 安くはない公費を投入してもやらなきゃならない理由は何? 

 

 

 

・失敗作は失敗の原因を探求するべく、保存しておくべきだ。公的資金を500億ももらっておきながら、ただ撤退するけど、またやりたいからカネくれでは通らない。 

三菱重工単体で自民党に年五千万も献金してても、国民の血税から補助金を数百億ももらってたら、これこそ究極のキックバック商法と言っていい。 

 

 

・「アメリカの陰謀」だと思ってる人がまだいるとは。 

 航空機の構成品の中で最も値の張るエンジンは「P&W1000」、電子機器は「ロックウェルコリンズ(当時)」と、いずれもアメリカ製。航空機大国のアメリカにとって、ドンガラ(機体)を日本が開発するから、と妨害する意味など何も無い。そもそも、ボーイングなどアメリカの航空機メーカーは70〜90席の旅客機は作っていないのだから自国メーカーとの競合も無い。MSJが沢山売れたらアメリカ製のエンジンと電子機器が売れるのだから邪魔をする理由がどこにある? 

 どうしてもアメリカの陰謀と言いたいのなら、ブラジル製のE170、E190が大成功しているのは何故?日本国内でも多数採用されているが。 

 

 日本の失敗の原因をすぐに「陰謀」と言い出すのは国力が衰えてる証拠。 

 

 

・複数社でまたやるとなると、破綻は早そう。 

各社のプライドとエゴでどうしようもない状況に陥るのでは? 

飛行試験までしていのにバッサリ止めるアホな判断。 

ホンダにお金を渡して開発して貰えば? 

その方が確実性が高い。 

 

 

・MSJ撤退と引き換えに、パトリオットミサイルがライセンス生産できるようになり、アメリカにも逆輸出できるようになったのだろう。 

パトリオットを開発したのは、ロッキードマーティン。 

所詮、航空機開発なんて軍需産業と同じ畑だったと言うことなのだろう。 

 

 

・国がきちんと応援しなかったからの失敗でしょ。それを反省して、次の開発に生かすなら結構なことだけど、目先の財政しか頭にない政府が、はたして本腰入れてやるのか疑問。 

 

 

・三菱重工本体への防波堤として三菱航空機(MSJ資産管理)は設立された 

 

当初想定されてた中の最悪の事態への役割は果たした 

 

 

・全てが水の泡のように消えて行く。企業も国もジェット旅客機の製造よりも型式証明の取得についての知見を深めなければならない。 

 

 

・売れてるホンダジェットでも 

初期費、開発費が回収できずに、いまだ赤字なんですが 

ペイ出来る前に派生中型機などを作らなければ成らないので 

一種の自転車操業ですが・・・ 

 

 

・一番イタいのは、失敗によって蓄積した知見をいとも簡単に散り散りにしてしまったこと。またメンバー集めてもまた素人集団からのやり直しになる。すぐに再チャレンジしないといけない。 

 

 

・MRJが米国での試験を受けるため小牧の中部空港から飛び立つのを 

地元のTV局では期待を込めて見送る中継をしたほどなのに… 

で、一体誰がこの責任を負ったのだろうか 

 

 

 

・もったいない、せっかく試験機までは作れたんだからそのノウハウをどこかに活かせればいいのに 

 

 

・米の守りの態勢とも思える。 

米って自由経済とか民主主義とか言ってるけど結構ずるい国だと思う。 

 

 

・三菱重工好調なんだから 

経産省からの補助金500億返還してほしいわ 

自衛隊装備の物納でもいいから 

 

 

・三菱はMRJの前にMU-300でもFAAの型式証明に散々苦しめられたけど、またやられたって感じですね。 

 

 

・何の為にやったのかわからない 情け無い 無駄な金をドブに捨てたと同時に政府からの援助もあった 国民の血税だ 記者会見して経営陣は頭を下げてひざまずけ 

 

 

・兵どもの夢の跡。 

本当に残念な失敗ですが、遺産はただの遺跡にはして欲しくないですね。 

 

 

・官民一体、オールジャパンなど国が介入する案件は最初から失敗するのが目に見えてますね。 

 

 

・「継続と反省の無き所には、成功も無し」 

 

税チューすることが目的なら成功・失敗は関係無いんでしょうけどね。 

 

 

・今更海外のメーカーに追いつけるほど甘くはない。旅客機は輸入すればいい。税金投入など意味がない。 

 

 

・もういい加減にしてはどうか? 

ビジネスを理解しない役人がメンツだけで大金をドブに捨てる。 

一方、税金の国民負担は倍加する! 

 

 

 

・株主さん訴訟しないのか、社長達まったくやる気と責任感無い、1億円使って知らん顔だね~ 

まあ鷹揚なのも流石天下の重工さんやね、帝国重工そのままだね笑笑 

 

 

・また同業他社に生産権を引き渡すと、ベストセラー機になったかもね。 

 

 

・政府はお花畑なのかな 

まず教訓を学ぶべきは政府なのでは 

 

 

・なんか「絵に描いた餅」みたいな話。 

また、失敗しそうな気しかしない。 

 

 

・黒歴史はさっさと処分したいのでしょう。 

三菱重工の社風ですかね。 

 

 

・アメリカの耐空証明緩和を前提としての開発が仇になってしまいました。(´・ω・`) 

 

 

・日本に航空機をつくる技術と知識がないことが証明された 

 

 

・懲りない... 

 

 

・なかった事にしたいのか? 

 

 

・ほらほら、俺たちも作れるよ、だけど・・・。 

俺らは乗らない 

 

 

 

・想定の範囲内! 

 

 

・税金の無駄使い。 

 

 

・試験機に合掌。 

 

 

 

 
 

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