巨人・阿部慎之助監督 

■プロ野球　巨人1ー2DeNA（5日　東京ドーム） 

巨人はDeNAに逆転負けを喫し、3勝4敗の借金1となった。先発の戸郷は5回まで無失点投球も、6回に度会に同点タイムリーを打たれると、7回には関根に勝ち越しタイムリーを浴びこれが決勝点となった。打線は2回に大城卓のタイムリーで先制したものの、その後は得点することができなかった。 

先発は戸郷翔征。自身初の開幕投手を務めた阪神戦では6回無失点に抑え、勝利投手となっている。 

打線は、昨日スタメンから外れた大城卓三が7番キャッチャーで先発出場する。 

初回、戸郷は1番・度会隆輝にヒットを許すも、続く桑原将志を併殺に打ち取る。3番・佐野恵太は三球三振に抑え、結果的に3人で攻撃を終わらせた。 

打線はその裏、相手先発の東克樹から2番・門脇誠が四球を選び出塁するが、丸佳浩が併殺に打ち取られ、無得点。 

2回裏、先頭の岡本和がレフト線への二塁打で先制のチャンスを作る。坂本勇人、オコエ瑠偉が凡退するも、続く大城が初球をライト前に運ぶ。岡本和がホームインし、1点を先制した。 

戸郷は2回と3回にそれぞれ2つの三振を奪い、DeNA打線に得点を許さない。 

打線は4回、先頭の丸がレフト前ヒットで出塁すると、坂本もヒットを放ち1死一・二塁とする。しかし、オコエが併殺打に倒れ、追加点とはならず。 

5回、先頭の牧秀悟にヒットを打たれ、初回以来の出塁を許す。それでも今季空振り0の宮﨑敏郎から空振り三振を奪うと、後続も打ち取り無失点投球を続ける。 

その裏、先頭の大城卓が2打席連続ヒットとなる二塁打で出塁する。吉川尚輝、萩尾匡也が空振り三振に倒れるなど、無得点に終わる。 

6回、先頭の林琢真のレフト線へのポテンヒットが二塁打となり、同点のピンチを迎える。バントで三塁に進まれると、度会に一二塁間を抜かれるタイムリーを打たれ、試合は振り出しに戻る。 

6回裏、打線は門脇から始まる好打順だったが三者凡退に抑えられ、試合は終盤へ。 

戸郷は7回も牧にヒットを打たれ、3イニング連続で先頭打者の出塁を許す。盗塁と内野ゴロで1死三塁となると、関根大気にストレートをセンターに弾き返され、逆転される。続く山本裕大にも二塁打を打たれ、1死二・三塁となったが、後続は抑え最少失点に留めた。戸郷はこの回でマウンドを降りた。7回7安打2失点だった。 

8回は2番手・バルドナードが登板。3人をフライアウトに抑え、マウンドを降りた。 

その裏、相手2番手の伊勢大夢がマウンドに上がる。松原聖弥、佐々木俊輔が代打出場するも、三者凡退に打ち取られる。 

9回は船迫大雅が登板。牧に3打席連続の先頭打者ヒットを打たれ、関根に四球で1死一・二塁とする。それでも山本と林を打ち取り、無失点で踏ん張った。 

9回裏は相手3番手・山﨑康晃から先頭の門脇がレフト前にヒットを放ち、同点のランナーが出塁する。 

続く丸がバント失敗し、1死一塁となると岡本和が四球で1死一・二塁から坂本が三ゴロ併殺打に倒れゲームセット。