( 156803 )  2024/04/06 13:18:56  
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『国民の違和感は9割正しい』堤未果[著](PHP研究所) 

 

 4月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『国民の違和感は9割正しい』が獲得した。 

 第2位は『メンタル脳』。第3位は『世界は経営でできている』となった。 

 

 1位に初登場の『国民の違和感は9割正しい』は『日本が売られる』(幻冬舎)や『デジタル・ファシズム』(NHK出版)、『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』(幻冬舎)などのベストセラーで知られる国際ジャーナリスト・堤未果さんの最新著作。堤さんは同書のまえがきで《最近、と、感じることはありますか? 》と問いかける。そして《違和感は、私たちが太古から持つ動物的本能で察知する、危険を知らせるアラームです》とその感覚は正しいと述べる。お祭りのように始まった新NISA制度や通信インフラの民営化、食料・農業・農村基本法の改正などをあげ、《脱税している人が納税を呼びかけ、法律を守らない人が憲法改正を訴え、戦争に行かない人が戦争の準備をせっせと進める今の日本を、おかしいなあと感じている人は、決して少ないないのです》と訴える。取材と最新の調査をもとに、お金、人事、歴史の3つの観点から私たちの感じている違和感の裏側にあるものを暴き出した一冊となっている。 

 

1位『国民の違和感は9割正しい』堤未果[著](PHP研究所) 

 

どさくさ紛れの法改悪、水道・食料・デジタル通信の危機……。政府が隠す「国民の不利益」はこう見抜け! (PHP研究所) 

 

『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン[著]マッツ・ヴェンブラード[著]久山葉子[訳](新潮社) 

 

2位『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン[著]マッツ・ヴェンブラード[著]久山葉子[訳](新潮社) 

 

「史上最悪のメンタル」と言われる現代人。とりわけ若年層の心の問題は世界的に深刻だ。ユニセフが警告を発し、アメリカ政府は「国家的危機」とまで言及、日本でも高校生の30%、中学生の24%、小学4~6年生の15%が中等度以上のうつ症状を訴えているとの調査結果もある。脳科学からメンタルの問題を解説した世界的ベストセラー『ストレス脳』をあらゆる世代向けに、わかりやすくコンパクトにした〈心の取説(トリセツ)〉。(新潮社ウェブサイトより) 

 

 

『世界は経営でできている』岩尾俊兵[著](講談社) 

 

3位『世界は経営でできている』岩尾俊兵[著](講談社) 

 

なぜ組織の上層部ほど無能だらけになるのか? 張り紙が増えると事故も増える理由とは? 飲み残しを置き忘れる夫は経営が下手? 仕事から家庭、恋愛、勉強、老後、科学、歴史まで、人生がうまくいかないのには理由があった! 一見経営と無関係なことに経営を見出すことで、世界の見方がガラリと変わる! 東大初の経営学博士が明かす「一生モノの思考法」(講談社ウェブサイトより) 

 

4位『テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想』橘玲[著](文藝春秋) 

 

5位『話す力 心をつかむ44のヒント』阿川佐和子[著](文藝春秋) 

 

6位『魔女狩りのヨーロッパ史』池上俊一[著](岩波書店) 

 

7位『磯田道史と日本史を語ろう』磯田道史[著](文藝春秋) 

 

8位『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』今井むつみ[著]秋田喜美[著](中央公論新社) 

 

9位『老いた今だから』丹羽宇一郎[著](講談社) 

 

10位『世界はラテン語でできている』ラテン語さん[著](SBクリエイティブ) 

 

〈新書ランキング 4月2日トーハン調べ〉 

 

協力:新潮社 Book Bang編集部 

 

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