( 157113 )  2024/04/07 13:40:04  
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アメリカの人気コメディアン、ジミー・キンメル(2024年1月29日、ロサンゼルス)。 

 

日本のトイレを訪れた後、ジミー・キンメルはアメリカを気持ち悪いと思うようになった。 

 

「日本人に比べたら、自分たちは利己的だ」とキンメルは4月2日、自身の番組で笑った。 

 

キンメルは最近、家族とともに1週間、日本を訪れたという。 

 

深夜番組の司会者ジミー・キンメルは、日本の衛生基準を見たことでアメリカの"清潔さ"に対する見方が大きく変わったと言い、自分たちの国が「これほど汚いと感じたことはない」とジョークを飛ばした。 

 

キンメルは4月2日夜の『Jimmy Kimmel Live』で、家族旅行で1週間日本へ行く前は、改善点はあるにせよ、アメリカは「すごくきちんとしている」と思っていたと話した。 

 

「でも、日本を旅してから、自分たちがいつも自慢してきたこのアメリカという場所が汚くて不快な国だと気付いたよ」 

 

キンメルは中でも日本のトイレに衝撃を受けたと語った。 

 

「汚いトイレに一度も遭遇しなかったし、東京や京都のトイレはアメリカの手術室よりもきれいだ」 

 

そして、日本のサービスエリアについても「ジェニファー・ガーナーの歯よりもきれいだ」と褒めたたえた。 

 

「まるで国全体がディズニーランドで、シックス・フラッグス(注:アメリカの遊園地大手)に住んでいるようだ。家に着いて36時間… これほど汚いと感じたことはない」 

 

キンメルは、公共の場にゴミ箱がないにもかかわらず、東京の住民が"ポイ捨て"しないことに感銘を受けたと付け加えた。 

 

「彼らは、そうか… もうゴミ箱はないのか。みんな、自分たちの後始末は自分たちでするんだって感じでね。それでどうなったと思う? 彼らは自分たちの後始末を自分たちでするんだ」 

 

「日本人に比べたら、自分たちは利己的だ。彼らがぼくたちのことをどう思っているのか… 想像もつかないよ」 

 

「ああ、ゴミ人間だ。そう、アメリカ人のことだ… ゴミだ… そうだ」 

 

日本の公共のトイレは観光客を魅了している。日本にはウォシュレットや暖房便座、脈拍を感知するセンサー、トイレ用擬音装置などを備えたトイレがある。2019年には、中日本高速道路がドライバーの疲労度を測定できる公衆トイレを設置した。 

 

日本は"清潔"や"衛生"を重視することで世界的に知られている。2022年のFIFAワールドカップでは、日本代表がドイツに劇的な勝利を収めた後、更衣室を片付けたことが話題になった。 

 

同じ大会では、日本のサポーターが試合後にスタジアムを掃除していることをFIFAは称賛した。 

 

休暇で日本を訪れる外国人は少なくない。円安が日本の観光ブームに拍車をかけているようで、観光庁によると、2023年の訪日外国人消費額は約5兆3000億円にのぼる。 

 

2024年2月の月間訪日外客数は278万8000人と、2019年の水準を上回っている。日本の観光業界は、パンデミック後の力強い回復が今後も続くと見ている。 

 

Matthew Loh 

 

 

 
 

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