共産党の田村智子委員長は、自民党の岸田文雄首相が処分を受けず、国民や党員に判断を委ねるとしたことを批判し、「みそぎのために総選挙を使うことになる。

非常に許し難い」と述べた。

田村委員長は、国民が自民党の下野を望んでおり、野党が攻勢をかけて衆院解散に追い込むべきだとし、いつでも総選挙が行われる可能性があると強調した。

また、東京15区補欠選挙については、立憲民主党との協議が進行中であり、裏金事件を踏まえてどういう選挙が行われるかが問われると述べた。

（要約）

第2回中央委員会総会閉会後、記者会見する共産党の田村委員長＝7日午後、東京都渋谷区の党本部 

　共産党の田村智子委員長は7日、岸田文雄首相が自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で処分を受けず「最終的に国民、党員に判断してもらう」と発言したことを批判した。第2回中央委員会総会後の記者会見で「みそぎのために総選挙を使うことになる。非常に許し難い」と述べた。 

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　その上で、国民は自民の下野を望んでいるとして「野党が衆院解散に追い込むため攻勢をかける。総選挙はいつあってもおかしくない」と強調した。 

　16日告示の衆院東京15区補欠選挙については、立憲民主党と候補一本化の協議中だと説明。裏金事件を踏まえ「どういう選挙になるかが問われる」と指摘した。