( 159239 )  2024/04/13 12:35:14  
00

(写真:読売新聞) 

 

 福岡市立中学校で、入学式の日に新1年生のクラス分けを撤回していたことが分かった。新入生の1人が校区外に転居していたことが判明し、市教育委員会の規定で9クラスから8クラスに編成し直す必要が生じたためという。入学式直後にクラスを再編成するのは異例。 

 

【図解】一目でわかる…公立小中学校の教員の残業時間の変化 

 

 学校によると、入学式は10日午前中に行われた。式前に新入生計281人のクラス分けを掲示。新入生は9クラスに分かれて待機していた。開式の約20分前に別の中学校から「そちらの生徒が(こちらの)入学式に来ている」などと連絡があり、生徒の1人が校区外に転居したことを初めて把握した。 

 

 市教委の規定では中学校1年生は入学式当日の生徒数でクラスの数を決める。1クラスは35人が基準。281人では9クラスとなっていたが、生徒1人が転居したことで8クラスへの再編成が必要になった。 

 

 ただ、入学式は校長の判断でそのまま実施。式後に生徒や保護者に事情を説明して謝罪し、クラス分けを撤回した。翌11日に8クラスに分け直した。 

 

 市教委は「学校と保護者で密に連絡を取り合うべきだった。混乱を招いてしまい、申し訳ない」としている。今後、再発防止を検討する。 

 

 

 
 

IMAGE