( 159289 ) 2024/04/13 13:36:00 0 00 吉村洋文大阪府知事(2023年11月撮影)
大阪府の吉村洋文知事(48)が13日、開幕1年前となった大阪・夢洲の大阪万博会場から中継された日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に生出演し、万博の見通しについて語った。
吉村知事は冒頭の紹介で、中谷しのぶアナウンサーから「ちょうど、あと1年」と声をかけられ「9年前に誘致、構想に携わってますので、楽しみにしてます。わくわくしてます。ちょうど1年後の今日、この地で160カ国の国々が集まる万博が開催されるというので、すばらしい万博を実現したと思っています」と語った。
その後、万博の主に3点の「課題」について議論。参加国がパビリオンを自前で建設する「タイプA」の着工が約50カ国中、14カ国にとどまることで工期が間に合うか、先月会場でガス引火事故が発生したことなどの安全性、建設費が1250億円から2350億円となり運営費も809億円から1160億円に上がった予算の問題が話題となった。
費用の増額について、見通しが甘く、不透明な状況が風当たりに繋がっていたという指摘に対し、吉村知事は「万博というのは3分の1が民間のお金、3分の1が国の税金、3分の1が大阪府市の税で賄われていますので、やはり税が投入されていますから、これは透明性を徹底する、というのが大切だと思います。ですので、万博の協会の中に、CFOという、財務最高責任者というのを新たに設置も致しました。また第三者の専門家が干渉するという体制も整えましたので、3度目の増額はないように、しっかりとした管理をしながら、その上ですばらしい万博をやろう、思っています」と断言した。
また「コストもかかるんですけど、経済効果も3兆円の経済効果がありますから、万博のいいところをどんどん引き出して、ただコストのところはきちんと管理をしていく。これは税ですから、これはしっかりやりたいと思います」とメリットも主張した。
中谷アナから「増額はない、と明言できますか」と念押しされると「増額はない、と思ってやっています。思っているだけでなくて、計画をたてていっているのは、今後の例えば人件費の増額とか資材とか、さらに増額するんじゃないかということも想定されますので、そういうことも想定された上で、今回2回目の予算組みをやりましたから。3回目の増額はないように進めていきます」とした。
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