( 160845 )  2024/04/18 01:39:49  
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ラーメン店は材料費の高騰に苦しみながらも、900円の価格を維持しようとしています。

昨年のラーメン店の倒産件数は過去15年最多であり、新紙幣の導入によって券売機の更新費用が店舗に負担をかけています。

特に100万円を超える場合もあり、利益を上げるのが困難となっています。

一部の地域では更新費用の補助もあるが、店舗側は国も負担してほしいと訴えています。

専門家は今後も倒産が増える可能性があり、行政の支援が必要だと指摘しています。

(要約)

( 160847 )  2024/04/18 01:39:49  
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ラーメン店“新紙幣”に悲鳴…券売機更新“100万円超え”ケースも 店長「なかなか」 

 

 材料費の高騰などで苦境に立たされるラーメン店に、新紙幣の導入が追い打ちを掛けています。 

 

【画像】ラーメン店の倒産件数、過去15年で最多も「900円の壁は越えない変えない」 

 

 山盛りの野菜と豪快なチャーシューに、ニンニクが惜しみなく乗せられたラーメン。定番のラーメンは1杯830円です。 

 

 材料費の高騰などで、コロナ禍前に比べて1杯にかかるコストは1.5倍になりましたが、何とかこの値段に抑えているといいます。 

 

豪麺MARUKO 西谷寛店長 

「900円の壁は越えないようにはしたいです。そこは変えないで通すしかないかなと」 

 

 簡単に値上げもできず苦境に立たされるラーメン店。去年の倒産件数は過去15年で最多となっています。 

 

 こうした状況に追い打ちを掛けるのが今年7月から発行される新紙幣です。 

 

 この店のように、券売機を導入している店では新紙幣に対応した券売機への更新を迫られています。その費用は、券売機1台あたり100万円を超えるケースも少なくありません。 

 

西谷店長 

「さらにマイナス。100万利益出すのってなかなかじゃないですか。一日100杯だとしても半年~1年かかる」 

 

 店がある東京・葛飾区は、30万円を上限に更新にかかる費用の半額の補助を決定しましたが…。 

 

西谷店長 

「(区だけでなく)国が少しでも負担してくれれば一番いいと思います。国が決めたんだったら、責任持って負担をしてくれと言いたいですね」 

 

 専門家は新紙幣対応の影響もあり、今後もラーメン店の倒産件数が高止まりすると指摘したうえで、このように話します。 

 

消費経済アナリスト 渡辺広明氏 

「ラーメン店というのは、そもそも3年で8割潰れると言われている厳しい業態なんですね。行政の補助の試みがもう少し広がっていけばいいんじゃないかなと思います」 

 

(「グッド!モーニング」2024年4月17日放送分より) 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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