静岡県知事選挙に無所属で出馬する鈴木康友氏と元総務官僚で県副知事も務めた大村慎一氏がリニア中央新幹線に関して政策を発表。

鈴木氏は「課題を克服して前進させたい」と述べ、2期8年を通じてしっかり仕事をしたいと述べた。

一方、大村氏もリニアの基本的な推進を表明。

川勝知事の在任中に着工を認めてこなかったが、2人は異なる手法で推進する考えを示した。

立憲民主党県連や国民民主党本部は鈴木氏を推薦し、自民党県連は大村氏を推薦予定。

与野党対決の構図となっている。

（要約）

鈴木康友氏（写真左）と大村慎一氏 

　静岡県の川勝平太知事（75）の辞職に伴う知事選（5月9日告示、26日投開票）に無所属での出馬を表明している前浜松市長の鈴木康友氏（66）は19日、知事選で訴える政策を発表した。 

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　リニア中央新幹線静岡工区について「課題を克服して前進させたい」と明言。「人生最後のご奉公なので2期8年ぐらいでしっかり仕事をしたい」と述べた。 

　リニアに関し、既に出馬表明している元総務官僚で県副知事も務めた大村慎一氏（60）も「基本的に推進しなければいけない」と表明。川勝氏は在任中、県内を流れる大井川の水量減少や環境への影響を懸念し、着工を認めてこなかったが、両氏とも川勝氏と異なる手法で推進する立場を示した。 

　知事選を巡り、立憲民主党県連などは鈴木氏の推薦を決定。国民民主党本部も19日、同氏の推薦を決めた。自民党県連は大村氏の推薦を内定しており、与野党対決の構図となる見通しだ。