( 162677 )  2024/04/23 16:12:56  
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損害保険ジャパンとトヨタ自動車は、新たな車両保険をトヨタ販売店で提供する。

この保険は従来のものと異なり、「等級」がなく、毎月の保険料は加入者数や事故件数によって変動する。

この「ダイナミックプライシング」は国内初で、補償額は最大10万円で、へこみやこすり傷などの軽微な破損をカバーする。

事故件数が少なければ保険料が下がり、多ければ上がり、販売店も一部を負担する。

保険料は月1500円を上限とし、若者など保険料負担が重くなりやすい人を取り込む狙いもある。

(要約)

( 162679 )  2024/04/23 16:12:56  
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(写真:読売新聞) 

 

 損害保険ジャパンとトヨタ自動車は今月から、トヨタの販売店で購入した新車向けに新たな車両保険を提供する。通常の車両保険とは異なり「等級」は存在せず、毎月の保険料は、加入者数や事故件数の増減によって変動する。こうした「ダイナミックプライシング」を採用した車両保険は国内初という。 

 

【図】「等級」のない、新しい車両保険のイメージ 

 

 損保ジャパンと子会社のマイシュアランス、トヨタ傘下のトヨタファイナンスの3社が連携し、全国約4300店舗で順次提供する。補償額は事故1件あたり最大10万円で、へこみや、こすり傷など軽微な破損の修理に対応する。 

 

 加入者全体の事故件数が少なければ翌月の保険料を引き下げ、多ければ引き上げる。販売店も一部を負担し、加入者の支払う保険料は月1500円を上限とする。 

 

 軽微な破損の修理に一般的な車両保険を使うと、等級が下がり、毎月の保険料が高くなる。等級の低下を避けようと、保険契約者の約3割が修理費を自己負担しているとのデータもある。自動車保険の等級が低く、保険料の負担が相対的に重くなりやすい若者を取り込む狙いもある。 

 

 

 
 

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