( 162681 ) 2024/04/23 16:19:48 2 00 また懲りずに血税5兆円を…!? 国策「日の丸ジェット」の見果てぬ夢に「エリート官僚」たちが固執する「大ひんしゅくの理由」現代ビジネス 4/23(火) 6:05 配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/c3825eff521521382758878d3fae8d01cc7f4ae4 |
( 162684 ) 2024/04/23 16:19:48 0 00 写真提供: 現代ビジネス
「YS-11以来、約40年ぶりの日の丸旅客機」との経済産業省の甘言に乗せられた三菱重工業が約1兆円の資金を溶かした末、ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」の開発を断念してからわずか1年余。国の出資金500億円を棄損させた経産省が性懲りもなく「日の丸ジェット機」開発の国策プロジェクトに再び動き出し、霞が関や市場でひんしゅくを買っている。
【写真】隣人宅のヒノキを勝手に伐採、中国資本ホテル幹部が漏らした「衝撃の一言」
伊吹英明局長(1991年旧通商産業省)率いる製造産業局が公表した新たな「航空機産業戦略」は、旧MRJ失敗の原因を「1社単独開発による限界」や「政府の支援不足」などと勝手に総括。「貴重な教訓」(同局幹部)を学んだ三菱重工に加え、川崎重工業やIHIなど航空宇宙メーカー、水素エンジンを開発する自動車メーカーなど日本の技術力を結集し、今後10年間で官民併せて5兆円を投資して、脱炭素時代に適合した次世代航空機を2035年ごろをめどに開発するとぶち上げた。
「日の丸航空機」の開発・供給体制の構築については、産業のすそ野が広く、経済成長に資する新たな基幹産業と期待できる上、戦闘機開発など防衛産業の競争力強化にも通じる「安全保障上も極めて重要なプロジェクト」などと喧伝。伊吹局長周辺筋は「要素技術の研究開発支援にとどまった、旧MRJのようなチンケな国費投入はもうしない。今回は機体やエンジンの開発から整備手続きの確立、商用飛行に不可欠な『型式証明』の取得まで国が丸抱えで支援する。投入額は桁違いになる」と嘯く。
数千億円から1兆円レベルの支援を想定しているようで、その元手は脱炭素化推進のために政府が発行する「GX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債」総額20兆円を当て込んでいるという。本来、電源の脱炭素化や省エネ技術推進などに使うはずのGX債を、産業政策にも“流用”する腹積もりなのだろう。
ちなみに、伊吹局長は自民党重鎮だった伊吹文明元衆院議長の長男。商務情報政策局クリエイティブ産業課長(現クールジャパン政策課長)時代に、日本文化を世界に知らしめるとして官民ファンド「クールジャパン機構」を企画立案した人物だ。
その後、同機構は手掛けた事業がことごとく上手く行かず、赤字垂れ流し状態となり、有力OBから「毛並みは抜群だが、政策の詰めが甘いボンボン」などと後ろ指をさされた過去を持つ。だが、血税が毀損されても本人は馬耳東風の体で局長に出世。そんな人物が差配するのだから、「MRJ2・0」構想がいかに危ういか想像が付こうというものだ。
実際、クールジャパンと同様に日の丸航空機開発への再チャレンジも成算があるわけではない。2008年に始まった旧MRJが、開発に約15年もかけながら事業断念に追い込まれた最大の要因は、欧米当局から型式証明を取得できなかったからだ。これをクリアするノウハウは未だに日本の官民にはない。
伊吹局長らは米ボーイングなど欧米の航空機メーカーの協力を仰ぐ方針だが、完成機市場で競争を挑もうとする敵(日本勢)に塩を送るようなことを果たしてするだろうか。実際、三菱重工は旧MRJの型式証明取得で、部品納入先として親密だった米ボーイングに助力を頼んだが、「十分な協力が得られなかった」(元役員)という。
「脱炭素化はゲームチェンジ。航空機の次世代動力分野では、日本勢には高い開発ポテンシャルがある」との算段も、役所ならではの楽観論と言わざるを得ない。欧州エアバスは2020年に3種類の水素航空機のコンセプトをすでに発表済みで、2035年の実用化に向けて計画を着々と進めている。また、米ボーイングの大口取引先である米ゼネラル・エレクトリック(GE)が仏サフランと共同で水素も使える航空機エンジンの開発を進めるなど、欧米勢は次世代エンジンの実証段階に入っているからだ。
製造産業局のある幹部は「日本も自動車分野の水素エンジン開発では先行している」と反論するが、躯体の大きさや貨客の積載量、安全性の要件が異なる航空機に容易に技術転用できるほど現実は甘くないだろう。
最大の問題は、肝心の民間企業側が乗り気ではないことだ。三菱重工のある幹部は「経産省から『あと一歩だった』などといくら煽てられても、経営危機まで取り沙汰されたトラウマは消えない。ジェット機開発に再び挑もうなんて雰囲気は皆無だ」と吐き捨てる。川崎重工やIHIなど他のメーカーも、旧MRJの悲惨な末路を目の当たりにしているだけに「甘言には乗らない」などと消極的だ。
経産省が目論む自動車メーカーの参画も「ガソリン車から電気自動車(EV)への世界的なシフトが起きる中、我々は本業での生き残りに必死。官僚のリベンジに付き合っていられる暇はない」(業界筋)などと期待薄だ。
にもかかわらず、こんな無謀な国策プロジェクトが罷り通る背景には、GX債や経済安保関連予算などの潤沢な軍資金を得た中、民間市場に介入し特定産業や企業を優遇して育成を図ろうとする「ターゲティング派」が経産省内を跋扈していることがある。
「経済安保」を掲げて、国内外の半導体メーカーの工場建設に巨額の補助金をバラまく野原諭・商務情報政策局長(1991年旧通産省)らがその代表格。岸田文雄政権にGX戦略を吹き込んだ飯田祐二事務次官(1988年同)や、実質国有化されている東京電力ホールディングス役員への出向経験があり、元次官の嶋田隆首相秘書官(1982年同)の直系とされる山下隆一経済産業政策局長(1989年同)ら主要幹部は、軒並みターゲティング派で占められている。
彼らの頭にあるのは、1960年代の高度成長期に特定産業に大量の補助金を投入して育成を図る「特定産業振興臨時措置法(特振法)」を駆使して経済振興を進めた、佐橋滋企業局長(当時)らへの郷愁だという。その活躍ぶりは城山三郎の小説『官僚たちの夏』のモデルともなったが、そんな統制的な政策手法が今のグローバル競争の時代にも通用すると考えているなら、アナクロニズムというほかないだろう。
実際、元祖ターゲット派は、1980年代に日米貿易摩擦が起きると、産業保護的な官民一体の行政姿勢を米国から「ノートリアスMITI(悪名高き通産省)」と厳しく批判され、退潮している。その後は世界的な新自由主義の流れを受けて、経産省内でも役所は公平なルールなど事業環境の整備に徹し、市場や企業の自由競争やイノベーションを促そうとする「フレームワーク派」が主流となった。2001~2006年の小泉純一郎政権時代には「規制改革省に変身する」などと公言する官僚もいたほどだ。だが、中国の経済的な台頭による日本経済の凋落ぶりが鮮明になると一転、ターゲティング派が徐々に息を吹き返した。
20万部を超えるベストセラー『TPP亡国論』(2011年)を著した中野剛志・商務情報政策局消費・流通政策課長(1996年旧通産省、学者を経て2012年に経産省に復帰)ら「経済ナショナリズム」を声高に唱える官僚も現れ、2021年に「経済産業政策の新機軸」が発表されるに至り、ターゲティング派回帰の流れが決定的になった。
当時、官房総務課長として新機軸策定を主導した井上博男・資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長(1994年同)や多田明弘前次官(1986年同)らは「伝統的なターゲティング派による産業の保護・振興とも、政府の関与を狭める構造改革路線(フレームワーク派)とも違う、国益の追求をミッションとする第三の道だ」などと強調するが、目指すところは『官僚たちの夏』の世界と変わらない。根底には「目先の利益を追うばかりの愚かな民間経営者に代わって、エリート官僚が産業を仕切る方が日本経済を活性化できるとの歪んだ選民思想」(有力OB)が透けて見える。
官邸や永田町、マスコミまでも経産省発の「経済安保」や「脱炭素化」の主張に翻弄される中、本来は無謀な財政支出に歯止めをかける役割の財務省も、なすすべもない様子。血税が野放図に消費される無責任な産業政策が当面、続きそうだ。
週刊現代(講談社)
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( 162683 ) 2024/04/23 16:19:48 1 00 (まとめ) 日本の航空機産業に関する意見や指摘には、以下のような傾向や論調が見られます。
1. 国産航空機の開発には税金の無駄遣いや官僚の効率の悪さといった批判が多く見られる。 2. 日本の技術力や発想力は高く評価されつつも、国内での航空機開発で成功する難しさや課題を指摘する声が上がっている。 3. 外国の型式認定などの規制に対しても懸念が示されており、国際競争力の確保も重要視されている。 4. 海外企業への技術提供やノウハウ取得、国際協力の重要性が強調されている。 5. エンジンやフライトシステムなどのキーデバイスが海外製であることや、技術者の不足についての指摘も見られる。 6. 他の分野への投資や支援や、基礎研究の肝要性についての意見も一部に見受けられる。 7. 税金の使い方や官僚組織、国政のあり方に疑問を呈する声も多い。 8. 日本の航空機産業に対する期待や応援の声も存在し、成功を切望する声もある。
結論として、国産航空機の開発に対する意見は賛否両論ありますが、国内外の競争環境や技術力、経済的側面など様々な要素を考慮しつつ、それぞれが自己の立場から議論している様子が読み取れました。 | ( 162685 ) 2024/04/23 16:19:48 0 00 ・仮に開発したとして、売れるんだろうか? 大切なのは「開発すること」ではなく「商業的に成功すること(売れて投資額が回収できること)」だと思うんだけど。 どうも日本は、自衛隊の武器にしても開発することが目的で、販売するという概念がないから超高額な日本的ガラパゴス製品を作って自己満足しているようにしか思えない。 開発する航空機もどうせやるなら「商業的に成功すること」を目的にしてほしいね。 それから、アメリカやヨーロッパの耐空証明を取ったことがある技術者陣を必ず雇う。これなくして成功はない。 MRJも航空機としては普通に使える。問題は耐空証明が取れなかったこと。だったら取ったことがある技術者陣の意見を聞くのは大切だよ。
・日本政府が主導した事業に、成功した事業はあるのでしょうか? 記事にある、クールジャパンを始め、ジャパンディスプレイ、半導体等失敗する可能性のほうが高い。 失敗する可能性の高い無駄事業に金を費やす余力があるようなら、その分、減税するなり、介護、医療、保育等に支援するなり有効に活用してほしい。
・>三菱重工に加え、川崎重工業やIHIなど航空宇宙メーカー、水素エンジンを開発する自動車メーカーなど
日の丸ジェットはいいけど前回は型式証明がとれなかったんじゃなかったっけ? これが軍用で高性能なものを開発するならいいと思う。 そんなところにCO2どうのということでもない、きちんと日本を守れる性能が必要、合わせてドローンなどの安価で優れた技術も目指してほしい。
・ホンダジェットが成功している以上、日本企業が航空機で成功できないと決めつけるのもおかしい。 以前スーパーコンピューターの開発で何故2番ではだめかという質問に明確に答えられなかったことに多くの非難が集まった。そして日本は現在でも最先端に居続けている。 また国産ロケットも数々の失敗にもめげずN2からN3と進化を続け、世界の最先端に居続けている。 だから失敗したからだめだと考えるのはそれで終わりということだ。 なぜ失敗したかを検証しそれでも成功するという見込みがあるのならば、やってみる価値はあると思う。
・記事でも紹介されている(あまりいい紹介のされ方ではない気もするが)中野剛志氏は現在、「物流2024年問題」の陣頭指揮をとっていらっしゃるそうで、先日Youtubeの『三橋TV』にて中野節全開のレクをやっていた。こちらは自分としてはけっこう期待しているのだが。 また、四方を海に囲まれ、さらに中・露・北という物騒な専制国家群と隣接しているという日本の安全保障環境を考えたとき、中長期的に自前で陸海空の主力軍備を調達できる技術力を確保しておくのが望ましいのは言うまでもなく、一概にこれを「官僚の郷愁」「税金の無駄遣い」と誹るのも違う気がする。北朝鮮のここ10年でのロケット技術の目ざましい進歩は、挙国態勢でこれに取り組んだということが大きいだろう。 もちろん無駄遣いが許されるものではなく、定期的な検証・効果測定は必要とはいえ、必要な政策には適宜の投資を行っておかねば、亡国への道を辿りかねない。
・殖産産業みたいに明治時代の夢をもう一度ってことかな? もう確立した技術に投資するでなく、やるなら新しいロボットや強化外骨格みたいな新しい技術に投資すれば良いのに。 実用化出来れば少子化対策や高齢化の対策にもなるし、今後の日本の産業にもなる。
・型式証明は新規に航空機を開発した場合に検査を受けて取得しなければならないが、しかし型式証明を取得しても航空機を実際に飛行させることはできない。航空法で 「航空機は、有効な耐空証明を受けているものでなければ、航空の用に供してはならない」 と定められており、飛行には耐空証明が義務づけられている。 型式証明検査を所掌する国土交通省航空局技術部航空機安全課が定めている。 航空法第 12 条第 1 項に 「国土交通大臣は、申請により、航空機の型式の設計について型式証明を行う」 とあり、航空法施行規則第 17 条にも同様の記述がある。 AC (Advisory Circular) が整備され、基準に対する詳細な考え方が示され ている。この AC に相当するものは、現在日本では整備されていない。
・エアバスとボーイングでがっちり市場を分けています。その各社のしたに、世界中に多くの企業がいます。各空港には、各機材のトラブルに対応できるように、各メーカーの研修施設で研修を積んだ一級航空整備士がいます。飛行機一機作って終わりではありません。運航のメンテナンス体制を含めると、膨大な資金を要します。米国の型式証明は、ボーイングがたっちしないと取得は困難でしょう。国が飛行機をつくりたかったら、旅客機より、飛行艇を開発したほうがいいです。飛行艇技術は世界一。これだと、米国の型式証明にとらわれず、世界で販売できるでしょうね。
・財務省は増税ばかり考えるのではなくこういった無謀な政策に予算をつけずに歯止めをかける役割を果たすべきだと思う。 経産省も令和のこの時代に昭和高度経済成長期のイケイケドンドンじゃあダメだということを自覚してほしい。 もちろん日本の今後の成長を支える産業育成は大切だと思うが航空機じゃあないと思う。
・日本の企業の技術はすでにボーイングの旅客機の主要部品を始めすでに実証されているし、無理にイチからフルスクラッチで旅客機を作る必要なんてないのでは?と思う。 作ったところでボーイング、エアバスの牙城を崩すほどのシェアが見込めるわけでもないし、そうなればビジネス的にどうなのかって話になるし。 自動車、鉄道車両などすでに交通インフラで日本の品質は高くニーズもあるのだから。
・国産ジェットができれば、素材やパーツを生産してる中小にも恩恵があるよと言いたいのかな。 でもそれは海外に適正な価格で買ってくれる企業があれば問題ないと思うし。 国産化という観点なら、輸入金額が大きいもの、有事の際に輸入が途絶える可能性が高く且つ途絶えると困るものなどを優先すべきではないかと。 あるいはすぐにでも国産化できるのに、海外に頼ってしまっているものなんかも優先してよいかなと。 ジェットはどのくらいの優先順位なのか。 予算付けるなら、選定の過程から可視化すべきでは。 重要度とか緊急度とか影響度とか実現可能性とか。 新入社員でもそのくらいやれるものだけど。
・MRJの開発って、国産といっても外国人技術者が多かったですね。日本人は技術者不足でシニアのかたも多かった。外国人技術チームとは溝があったようで開発室も離れていた。 今はそこに空飛ぶ車の開発チームがいるけどこれもトップはエアバスで仕事をしていたフランス人技術者ですね。すごく残念ですが、どれだけ血税を投入しても国産航空機の開発は悪夢になりそうです。MRJで落胆した周辺の協力企業は今度は用心深く、参加には躊躇するでしょうね。いかに中央官僚が日本の技術現場を知らないかを示す構想だと思います。技術者を下に位置付け、海外の半分の給料で働かせてきた結果ではないでしょうか。
・MRJの失敗は国内事情しか考えなかったためだと聞く。 外国勢が主導している業界なのに責任者は全て日本人で、最新の方向性やレギュレーションを知らずに開発した結果、普通に飛ぶけど特に目立った優位性もなく、改修費用などが多くかかる飛行機が出来てしまって商業化できなかった。 おそらく十年、二十年レベルで黒字化できないような事業だったのでしょう。
ただ、飛行機という特殊な業界に新規参入するのに、このくらいは想定できなかったんでしょうかね。 他社へのOEM契約を進めるとかいくらでもやりようはある気がします。
・よその国例えばアメリカに行くと、ローカル路線の飛行機は見るからに安物の機体を使っている。どこのメーカーとは言いたくないが、高級な機体でないことはすぐ分かる。 機内は狭く、座席は良くない。天井の物入れも工夫が無い。それでも売れているのだ。要するに、安くてよく飛べばよいのだ。そういう商品でなければ売れない。三菱は良いものを作れば売れるのは当然と思っていたが、市場はそうではないということに気付いていないように思う。
・あれだけシェアを待っているボーイングでさえ、時価総額は今15兆円しかない。なのに多大な開発リスク(アメリカの試験にうからないだろ)と販売リスク(売れないだろ)をおいつつ、5兆円も投資するのはありえないだろう。こんな機械工業の儲からない事業への投資はやめて、AIとか半導体に注力すべきだ
・アメリカの軍事予算は年間100兆円。多くの企業が携わっています。 そして、いろんな分野に金を注ぎ込み、多くの失敗や無駄を生んでいますが、それでも多くの成功もあります。 開発企業は零細企業でも、企画提案が通れば、予算が貰えます。
日本の場合、予算の使い方が大手企業主義であり、天下り確保目的に見える部分も少なくないので、モノによって零細企業が参画するのであれば、成否はともかく、経済という意味はあります。
何を目指しているのか分かりませんが、30年単位での勝負になりますので、ゴールをしっかり見据えないとと考えます。 役所にありがちな玉虫色的では、ただのバラマキになってしまうので、要注意ですね。
・MRJの失敗は三菱の驕りと慢心からきている面が大きいと思います。
もと三菱航空機社長の手記にはそのように書かれています。
とりあえず飛べる飛行機は作れたが、結局型式証明は取れなかった。
FAAはアメリカの機関ですから自国企業(ボーイング)の商売敵をあえて作りたくはないという意識が働いたとしても不思議ではなく、そのあたりをどうクリアしていくか?
同じ日本にホンダジェットという成功例があるのですから、彼らから真摯に教えをこうむればいいと思います。
・H-3の時もでしたが、何も知らないのに、失敗すると只々批判、成功したら過剰に持ち上げて、少しでも不具合があると猛烈に批判する。日本人の悪い部分がコメントに溢れています。日本はこの国民性が様々な分野で足枷になっている事を自覚し、正す必要がある。 軍事、航空宇宙、発電機。その技術の恩恵を受ける裾野は極めて広大であり、既に数え切れない位、生活に恩恵を受けています。政府が国としての方針をしっかりと説明して、挑戦し続けることが重要です。
・難しい挑戦になると思うがやってみたらいい。ウクライナやイスラエルを始め、発展途上国への寄付と違い、国内の企業に支出し国内の従業員の給与となり経験になるなら例え失敗しても100%無駄とは言えない。今後AIやロボットが働くようになれば既存のプラットフォーマーが利益を牛耳る世界になるだろう。その時にどの分野もアメリカに独占されてる状態でいいのか。挑戦しない国は衰退しかない。経産省はしっかり仕事してるじゃないか。今度こそ成功を見せてくれ。
・まあ良い飛行機をつくる技術と型式証明を取得する技術は別物だからね。日本はボーイングやエアバスへの部品供給をしているわけで、基本的なトレーサビリティや変更監理などのノウハウは充分にもってますから、もうちょいじゃないでしょうか。長期でじっくり育てる産業だと思いますよ。
・機会があって海外製の同サイズの機体に乗りました。 正直、日本の技術力からして造れない、というのはおかしいと思うのですが、それはあくまで民間の話です。 官が入るとどうしても儲けを度外視するので、いい機体は造れません。 現在、中近距離用の機体が入れ替わりを進めている最中ですので、それに間に合えば需要はあると思いますが、水素燃料を使用となるとまだまだ世界でも実用化が少ない、難しい技術です。 また、ボーイングは世界でも有数の航空機メーカーですが、現在737maxや787などでトラブルが相次いでいます。 むしろこのクラスを得意としているメーカーと共に進める方がいいのではないでしょうか。
・今更航空機に投資するくらいならまだほんの少しでも余地がある軍事用ドローンに全振りした方がマシじゃ無いか? 発想力、デザインはアニメを見て育った世代なら十分出来ると思う 空だけじゃ無く、二足歩行ロボなどは日本が最先端とまでは行かなくても良い位置にいるはず 水中ドローンも実用化出来れば先日のヘリ墜落事故も防げたかも知れない 完成され、割り込む余地の無いパイを奪いに行くくらいなら、ドローンに全振りして新たな市場に打ってでるべきだ
・この間トヨタ博物館に行ってきた。 自動車の黎明期の日米の技術力の差は歴然としていて凄まじかった。 航空機で今さら日本が追い付けないと言う意見があるけど、現在の技術の差は昔の自動車程大きくは無いと思う。 問題は欧米の認定を取れるかどうかだと思うが、世界中のシェアをほぼ2分する欧米が日本の参入を今更認めないだろう。 開発に税金を突っ込む価値があるとは思えない。
・型式証明を取るための設計変更は900件以上。 これをもって納期予定はいくらでも遅れ、市場は他に奪われて詰んだ。 つまり、今のリージョナルジェットクラスの世界の航空機産業の開発のやり方を知らなかった(変化についていけなかった)、ということです。
590億でボンバルディア小型機事業を買って、うまくいく予定だったんだろうけど、実は多様化する小型機の市場は開発費が膨らんでおり、気が付けば体力のあるボーイング(エンブラエル)とエアバスの一騎打ちに市場は変わっていた。
もう一回5兆円だかしらないが、いくら金積んでも、エンブラエル/エアバス機より先にいくことができるかというと「?」ですね。
・ずいぶん昔、日本の技術力は歯の欠けたクシのようだと書かれていたのを思い出す。 ある技術は世界水準だが、そうではない技術もあって、総じて使える形にならないと。
MRJも型式認証が取れる以前の話として、販売予約が開発費の元を取れる数に至らず、売れても赤字になる事が確定していた。
次の日の丸ジェットも、開発が成功するかは分からないし、開発が成功しても売れるかどうかは分からない。 民間企業なら、儲けの中で何に金を使うかはその企業の自由だが、税金を使うのなら、事業見通しの説明ははっきりできないと困る。
・私は賛成。せっかくMRJで得た技術や知恵を捨てるのはもったいない。技術は放っておくと継承が困難なことになり またいちから出直さなければならなくなるし 復活するのに数十倍の労力を要することとなる。開発に関わるアイデアや技術ははその他の分野での応用も可能だ。”懲りずに血税””と煽るより 年々増加していく防衛費や 国会議員に関わる費用の使い方を批判したらどうだい?MRJは技術の失敗というより型式認定に至るプロセスの問題が最大の原因で それを考えれば技術・設備をいったん捨てたのはもったいない。
・何と言っても型式認定する国交省がやる気も知見もないから、経産省が旗振ったところでまた駄目ですよね。
MSJだって米国の型式認定が取得出来なくても、まず日本国内での型式認定を取得してから、実績を積んで米国の型式認定にトライする手があるのに、国交省は全然動かなかった。 ちなみに中国は国内認定だけでバンバン飛ばして実績を積み重ねています。 まだ国際線に使えなかったはずですが。
要は国交省には航空機の型式認定できるだけの技術も知見も度胸もないのです。
まず省庁内でコンセンサスを得てからの話です。
・型式証明の取得失敗を「米国やボーイングの陰謀」にしたがる理由もわからないわけではないが、そうした議論がまことしやかに騒がれるくらい、ミッションクリティカルな分野、デュアルユース分野での人材育成、教育体制が崩壊し続けてきた、と考えるべきだろう。結果として、あまりに個別の実務経験に頼りすぎ、それだけでは通用しない体系的知識が要請される分野で、専門家として「何が求められていて何ができていない」のかが正しく認識できない状態に陥っていたことが根本原因だろうと思う。
社会人相手の1年フルタイム程度のしっかりとした体系的教育(および、カリキュラム、テキスト、指導人材の育成)体制の構築も不可欠だ。「戦後体制」で失われ、その後の技術進展にも取り残された日本の「戦後」を終わらせるためにも、民間旅客機プロジェクトは有用だと思う。デュアルユース産業基盤を充実させ、若年技術者の国際的競争力の底上げが期待できる。
・日本の産業界では高い技術を売りにしてその高い技術でもって自分達が良いと思うものさえ作れば売れると勘違いして失敗したというのが時々見られる。MRJの場合は型式証明の取れない民間旅客機など売れるわけがなく型式証明を取れる様に設計しなければならなかった筈なのに、取り敢えず飛ぶ機体を作ってから型式証明を取ろうとしたが殆ど一から設計をやり直せばならず採算が取れそうにないから撤退した。商品に何が求められているかを見極める目が無かったのである。 民間にさえ無い商品に求められている物を嗅ぎ分ける能力を官に有るとは到底思えない。あるのは根拠不明な「エリート意識」くらいのものだろう。実際、経産省主導の事業は悉く失敗しているイメージしかない。
・航空機需要はこれからも増える一方なのは間違いないこと、自動車が売れなくなったら日本の製造業を支える産業がなくなってしまうだろう、他のコメント欄には否定的なコメントばかりだけどホンダがプライベートジェット機で成功しているように旅客機も成功させるべきだろう、失敗は成功のもとという格言もあるのだから一度の失敗で諦める必要はない。
・先ずは三菱スペースジェットが何故開発失敗となったのかを検証しそれを国民に公表する事でしょうね。国費が入っている以上、1企業の問題ではありませんから。個人的には完全なマーケティングの失敗例と考えています。納期遅延を繰り返した甘い開発スケジュール。アメリカのスコープクローズ緩和問題の頓挫を受けてMRJ90を無理矢理軽量化した故の性能と経済性の低下。失敗作確定だったMRJ90に拘り最後の最後でスペースジェットM90への完全再設計になった迷走。そしてやっと完成したM90はスコープクローズ緩和が成らなければアメリカでは飛べない機体に。何から何まで裏目に出た結果としての失敗だったと思います。先ずはこの失敗劇の総括を。新たな歩みはそこからしか始まらないと思います。
・将来の飯のタネにチャレンジするのは大いに賛成だけど、アメリカは敵に塩を送るような日の丸ジェットの型式証明をそう易々と認めないでしょう。 アメリカではなく日本国内や東南アジア・オセアニアを当面のターゲットにすべきだ。短期的な採算ではなく長い目で応援したい。
・医療、介護等は、重要な分野ですけど、時間当たりの一番生産性の低い分野ですよね。 そこに多額の国費を投入しても景気は向上しません。国民所得は増えないのが現実です。 高速道路を増やしたり、渋滞解消工事に大金を投入した方がずっと効果は高いです。 多くの人に時間節約効果があるからです。
・既に開発済みのMRJに使い道ってないのですかね。 旅客機が無理でも、他の用途に転用して実績を作るべきじゃ無いのか。 あるいは昔の三菱のビジネスジェットみたいに、アメリカ企業に売って実用化してもらうとか。 それすらできないのであれば、同じような挑戦は、状況が大幅に変わらない限り無理だと思うけど。 ニュースで聞く限り、飛行機って、目立つから手をつけたいだけにしか見えない。それと偉くなる人材に問題が多い気がするし。 他の人も書いてあるように、日本は鉄道などで強みを持ってるし、本当に強みのある分野に注力する方がいいと思う。 あと、政府は公正なルールを作って、それを守らせることに注力するべきだし、それが政府しかできない役割だと思う。 ビジネスで成立するものなら、黙っていても民間企業がモノにすると思うし、そういう人材が活躍できる公正な基盤が必要だと思う。
・ホンダジェットはあの反骨ホンダが作ったPJ。ホンダは昔、国策で合併を強要された過去からいまの政府、経産省などには不信感を抱いていると思う。だからホンダは宗一郎の夢は信じたが国策には踊らずジェットの成功をおさめた。三菱MRJの大失敗はまさに国に踊らされた結果。日本産半導体の失敗も似たようなもの。完成品のジェット機がそれほど大事だとは思わない。むしろ完成品を作るまでの部品や工作機械、素材やそのノウハウが財産だ。下請けで唯一無二を目指せばよい。
・MSJは結果としてビジネスに結びつかなかったとはいえ、開発に掛った費用や中京地域にもたらした投資効果としては全くの損失とは言えない。どぶに捨てたような記事の書き方は、読者の勘違いを生む。 ただ、結果が出なかったのは間違いないので、無駄になったと思われるのはある程度仕方がないのだと思う。同じ日本人として民間の旅客機が出来るのを楽しみにしていたので非常に残念だった(三菱はヘリコプターでも同じような結末を経験していたような)。 新しい日の丸ジェット構想について、投資をする意気込みは分かるが、重工各社、機体5社にその技術リソースはあるのだろうか?まずは人的資源が確保できるのかが重要だと思う。おそらくどこの会社も今のプロジェクトでいっぱいになっているような気がする(大手といえども採用などで苦戦しているような記事を読んだ記憶がある)。
・ホンダジェットはどれだけ売れているかは知らないけれど、一応民間会社が独力で開発を成功させてビジネスやってるよね。拠点を米国に置いての開発は税金を注ぎ込んでのプロジェクトでは許されないのだろうけど。 逆に言うと、国策プロジェクトではやるべきことをやれない、ビジネスには関係のないストーリーや書類作りに多大な労力を費やす必要がある、部品調達先は技術力はないけど政治力だけある会社に依存しなければならない、などなど不条理が多すぎて、税金で世界に通用する製品を開発するプロジェクトを成功させるなんて無理なんでしょう。
・官僚や名前だけの役職役人が給料と経費を沢山使うから赤字になるんじゃないのか?。時間を長引かせれば、天下り役人がなく抜きで沢山の報酬が長期間貰えるだろう。日本の技術ならもっと短時間で良いものが出来ると思う。 自動車レースのF1の技術スピードを見れば、いかにのんびりして天下り連中が経費を取ろうととしているか分かる。
・新しい分野の技術開発は困難が付き纏うものだと思う。航空機開発、宇宙開発など沢山の失敗や批判があるかもしれないけれど、夢とお金をつぎ込むには十分に意味のある分野だと思う。
・単なる税金の垂れ流しにならないか心配です。 少なくとも、MRJに税金を投下させた官僚は責任を取って降格等の処分を受けたのでしょうか。 もし、国民の血税を他人の金だと自由に使い、失敗してもお咎め無しだとすれば官僚って良い仕事ですね。 官僚に厳しい(=庶民に優しい)政党の再来を期待しています。
・米国の対日赤字は3年連続で増加し、715億ドルもの膨大な額になった。トランプが大統領になったら、間違いなく目をつける。で、国民受けの材料に駐留米軍の費用アップその他を言ってくるでしょう。日米同盟は国産関係の肝なので、航空機、主要兵器は米国の主要産業なので、輸入することで米国の赤字減らしに大いに貢献できる分野。無理に航空機やミサイル分野を自力で開発しなくてもいい。
・実業の最前線に居るわけじゃないけど、根拠なきプライドは満たしたい。 そんなバケモノを抱えて戦うんだから、本邦の工業はなかなかに大変だと思う。 てかボーイングの巨大な欠陥を共犯として隠蔽に加担し続けてきたFAAの耐空証明に合格しなければいけない、というのがどうしようもなく負け試合。
MRJのときは日本側の国交省の審査能力の不足だと思ってたけど、ボーイングの不祥事があらわになればなるほど、FAAは審査機関ではなくボーイング優遇の共犯として機能してきたことがよく分かる。
そんなところで勝負すんな。 勝てるところ、少なくとも勝ち負けは公平に審判されるところで勝負しろよ・・・
・もし国産ジェット機を完成させることが出来ても採算が採れるとは思えない。海外の航空会社に売れますか?実績がない上に価格競争力もないでしょう。日航やANA に押し付けて取り繕うぐらいが関の山でしょう。結果日本の航空会社や三菱、川重などの経営を圧迫するようになってしまうのではないでしょうか?
・あともう一回バンプとかにならなければいいんですけど、でも国産のロケット航空機産業は重要だと思いますので成功を見据えて応援したいと思います、が恐ろしくハードなミッション開発できても運営維持まで考えると気が遠くなる
・エンジンやフライトシステムといった、キーデバイスが海外製で国産と名乗るのはいかがなものか? ただ繋げばいいと思ってるから、MRJみたいな設計になる。 ドライブや電源、コントローラがすべて海外製で、独自のパーツは箱だけの、外付けハードディスクと変わらない。
・日の丸ジェットでも何でも良いけど、海外から技術者を金で引き抜きジェット完成させれば良いだけでしょう、全てを国産で進めるから失敗する、無い技術は金で買うべきだよ、民間機よりも国産戦闘機の方に力入れた方が国益に繋がると思うし国民の理解が得られやすい。
・少しはホンダジェットの成功を参考にして何が問題であったかくらいは整理はしたにかな。官僚では民間の知恵や世界との戦い方は分からんだろう。今の日本経済を見ればバブル崩壊後に官僚がやったことを見れば、世界同時に経済不況があったのに何故日本だけが長期不況のままいまだに立ち上がれないのか分かる様な気がする。また、東京オリンピックや大阪万博を見ても責任者不在なんですよ。名目上の肩書だけの人は逃げ出すだけでケツの始末も出来ないですからね。でも、反省もせずに忘れた頃に出て来るんですよね。
・国立大学への補助金(研究費)は減らされ、基礎研究の分野は弱体化している最中、こうした無駄な構想が日本を元気にするとは思えない。
基礎研究の分野で世界に遅れをとっているからこそ、コロナ渦でワクチン開発すら満足に出来なかった。 このまま空洞化が進めば、科学力のない生産国と成り下がるだろう。
・国産ジェットにこだわる気持ちは分かるが。 零戦で培った技術を骨抜きにされたことへのリベンジですもあるよ思う。 ただ記事にもある通り追従してくれる国内民間企業が無ければどうにもならない。 ましてや外資に食いつかれる恐れさえある。
・航空機業界に日本が参入を拒むのは、 米国だよ。
80年代の日米貿易紛争で米自動車業界で 起きた事を教訓として、米国が独占市場と している航空機業界に日本が参入を 許す気はない。
既に日本は、航空機の部品や素材の供給で 米国は脅威と認識したが、米国国内で 同等品が製造出来ない事を苦虫を 噛み潰したよう感じている。 だから、米国は日本からできる限り、 利益を搾り取り、更に米国の国益を 持たせる政策を行なっている。
更に言えば、日本の政治家と財界を 抑えて、付加価値品目のCPUや ソフトウェアを独占する事で米国に 富をもたらした。
同様に米国は、航空機の電子機器で 高付加価値の統合制御や航空機情報等の 分野は、ソースコードも日本に 公開していない。
この構図は、勝手日本がロケット分野で 液体燃料系技術を米国から導入した時と 同じだ。 全て企業秘密とし、全てブラックボックス だ。
・そもそも国産という意味が現代では必要ない 今でも国産でできる製品がない、部品や半導体を初め 素材やあらゆる物を世界から輸入して組み立ててるだけ コストだけかかり、意味がない 目的が何かもわからない 普通にボーイングかエアバスと組んで 開発するのは当たり前、売れる物を作る気持ちが全くない
・中国が景気が悪くなっても、モノづくりをやめないのは、それが国力に必要とみているからだし、アメリカも工場を自国内に作らせるのは、やはり同じ理由だと思う。 日本はバブル崩壊で、工場を海外に移転し、空洞化をまねき、長期間の不景気を経験したにも関わらず、まだ、国内に工場に戻す気が無い。
自分は日の丸ジェットについて、いい方向だと思うし、作りづづけることが必要だと思う。
・日の丸ジェットの失敗を取り返したい官僚の意気込みは買うが 税金となると使い道に疑問がのこる。
但し、科学技術び国際競争激化の時代に日本が世界シェアを確保する、 席巻するような開発を民間一社で行なうのは最早無理な時代と思う。 H3ロケットがJAXAと三菱重工業と民間グループの連合体で作り上げた 技術であり、国内の新規半導体工場も国の補助金があったからこそ できあがったものだろう。 官民一体となってやっていかなければならない事業もある。
・既に欧米のみならずアジア諸国が官庁に理系修士、博士卒の人材を積極的に登用し技術戦略を策定している中、いまだに日本は文系官僚が聞き齧った知識を元に補助金を投入して政府と仲の良い財閥企業やコネのある企業と二人三脚で殖産興業を計ることの繰り返し。これではうまくいきません。
・自動車以上に国のGDPを拡大するなら、次は飛行機だろう。その意味でゼロ戦を作った三菱重工業のMRJ開発断念は残念だったが(本田ジェットは販売が順調だが日本が純粋に開発したわけじゃないし)。イーロン・マスクのようにビジネスロケットの開発まで一足飛びできるなら良いが、飛行機も作れない国にビジネスロケットは無理だろう。長期ビジョンの無い経産省は嫌いだが、せいぜいビジネス飛行機を作るぐらいが身の丈ではないのだろうか。
・懲りずに是非とも再挑戦して欲しいと思ってます。
自衛隊機の開発や自動車産業のように輸出で利益を出せるようになったら、どうせみなさん手のひら返しでしょ?
大阪万博もそう。上手くいくと思い込んで邁進する一般から見たら狂った人だけが成功できるのにね。
おとなしかったり、キレイ好きだけど、失敗した時の話しばっかりが嫌な国民性だといつも感じます。
大谷翔平の二刀流の時も「プロ野球を舐めるな」とか「二兎を追う者」などヤフコメでも散々叩かれてましたけど陰湿な人間が多いのが日本。
・これまでの失敗歴から”経産省主導”という時点でもう失敗しか感じないんですよね。 大手を寄せ集めてどこが責任を持つだかも分かんない、記事のクールジャパンみたいな何たら機構みたいなの設立した後はスケジュールと予算消化するだけみたいになって、成果は特になしか機構が破産みたいな未来しか見えない。 アメリカの代表格であるボーイングですら今傾いてるのに、暢気なお役所がそんな競争の激しい業界で成功する商用機作れるかって話です。
監督省庁が違いますが、これに技術振興と称して5兆円ぶち込むくらいなら、500億円の予算が得られずに既にあった技術が散逸して後継が絶望的になりつつある次期「しんかい6500」の超深海潜水艇に予算つけてほしいです。 そっちは既にあった世界随一の高度な技術が失われつつあるのに10年放置されてるんですよね後継艦計画
・日本のモノ作り支援は、主旨は良いのですが、ハコモノ建設かコンサル費かに使われていて、本当の技術開発に回って来ないのが実態です。 実験の費用やソフトウェア開発に必要なエンジニアにもっとお金を回して欲しいです。
・後で問題になる物作るのに税金使うな!
重工さんには独自の設計理念があるよう、ある機械を導入する時に今の状態で安全装置を解除したら、オペレーターが大怪我するか最悪死亡の可能性が有りますよねと指摘すると、そんな事をする事はあり得ないから現状で問題ない。 そのインターロックが欲しければ設計からやりなおすので、再見積もり。 MRJでも翼固定ピン羽の重さとかとかから計算したのだろうが、その結果強度不足で墜落寸前。 トラックはタイヤ固定ボルトが折れる事故続出。 個人的な感想だが、ランエボとかかっこよかったし、見た目いい車とか多いけど怖くて乗りたくない。 まして飛行機なんか乗ってしまったら、自分じゃ全く対処出来ない。 MRJが飛ぶようになっても他の機材を選ぼうと思っていた。
・これは日本の技術力のために推し進めてもいいと思う。 ここで断念するほうがよほどもったいない。 もう完成間近まで来てるんだし。 断念して、またいつか分からない時期に新規に開発を始めても、その時期の新しい技術に追いつくことから始めなければならない。 今は損に見えても、長い目で見れば成功させ無ければ他国にどんどん水を空けられてしまう。
・現在ボーイング社が機体の整備メンテナンスを日本の企業に丸投げしている事は有名です。何故か?一時期流行った財務上がりのトップが不用意に現場の責任者や技術者をリストラした結果、現在まともに整備、製造をできる人間がいなくなってしまったからです。それなのに三菱を妨害していたという馬鹿馬鹿しい結末になっています。
航空機も船舶も自動車も製造、保守技術は継続しなければ失われます。ドイツの自動車メーカーがエンジン部門子会社を中国に売り払い、EVが失速して慌ててそこから買うという本末転倒なドタバタをしているのも有名ですね。
こういった技術こそ、税金を投入してでも継続するべきものです。それこそ中国に核心技術を売り払うなんて、対日、対台戦争道具の製造に使われるだけですからね。
・国民から集めた税金だ。使い方には厳格な判定と事後検証が求められる。 政府がそれをしているとは思えない。経産省の「ターゲティング政策」は失敗のパレードだ。 「経済安全保障」など、予算や基金設立のための大義名分に過ぎない。 本当に大事なのは国産化ではなくて、調達先の多様化だ。 なぜなら資源のない日本では、海外輸入なしでは何も作れないから。 わかっているのにやめられない。
・ものになるならトライするのは良いこと。 ものになら無くても何か得るものがあるならそれもよいだろう。 失敗のうえ反省も新たな克服すべき課題もなくただ漫然と継続するなら浪費でしかない。 エリート意識は関係ない。 課題に取り組む姿勢があるかどうかである。 記者はそこをどう見ているのか分からない記事である。
・型式認定が取れなかったのは政府の責任です。航空機開発はアメリカの嫌がらせを受けるので政府の交渉力皆無の現在行うのは難しいです。ホンダジェットはボーイングの邪魔にならないので成功したのです。技術力であれば三菱重工単独でも開発可能でした。飛んでますしね。
・MRJで機体自体を設計制作し、飛行機させる事が出来る事を証明した。 残る課題は型式認定の取得だ。 型式認定を取ることが出来れば民間機ビジネスに算入出来る。 MRJ開発に携ったエンジニアが現役のうちにもう一度チャレンジ出来るなら成功する可能性はある。 航空機産業は裾野が広い。日本にとってメリットは大きい マスコミは批判と同時に、盛り上げる方向で記事を書いて欲しい。
・MRJの失敗は、FAAの要求を三菱の設計者が盛り込めず、再三設計変更をして、前社長が暴走し、外国人設計者を大量採用したにもかかわらず結局対応しきれなかった事。
こういった根本的な事ができてないのに、Boeingを真似して、5機体制で飛行時間を重ね、量産体制も並行して進め、開発費は1兆円までふくれあがったが、結局全て無駄になった。
まずは国交省が日本の型式証明プロセスを固め、日本のType Design でType Certificate (TC) を取ったら当然FAAも余裕で取れるようなものを作るべきだね。国内法に基づく耐空証明なのだから。まずは国交省がFAAの要求を理解する事と思う。自国のメーカーの責任にしてはダメと思う。
・技術は一度失われると取り戻せない。長年かけて積み上げた飛行機技術をみすみす捨てるのはあまりにももったいない。途方もない数の部品の安全認証を取得してようやく飛ばせるまでになったのだから五兆円かけてもやるべきだと思う。
・官僚たちはYS11という国産旅客機の栄光に、しがみついているのだろう!他国の援助を受けるというが、商売敵になる相手に積極的に援助に応じるとは思えない!三菱は明治時代から国の払い下げ企業を買収して大きくなった企業で国との関係が深いといって、商売になるか、どうか不確かなプロジェクトに巨費を投じるなら、HONDAジェットとして、今売れている小型機に政府も力を入れ、巨費を投じて世界中の、自家用ジェットはHONDAジェットにするぐらい機種も増やして力を入れたらどうだろうか?
・単発の事業であれば10年で5兆円という額は異常
また 戦闘機の共同開発は好意的に見られるのに 民間機の開発は否定的に見られることには疑問
これから先の日本の航空機製造を考え手の先行投資と考えれば問題は無い
自衛隊機を作っている各種メーカーが参加するのだろうから、十分にノウハウを吸収できる
経済的理由で止めるのではなく 研究開発と合わせて世界に通用する新型機製造への投資ならやるべきだと思う 将来に生きるのなら尚更だ
・今さら感がある。国産旅客機開発の可能性は、MRJがあと一歩の所まで行ったのに、政府は知らんぷりしていた。 形式認証の取得を含めて政府が後ろ楯となるなど、MRJへの支援がもう少し手厚かったなら開発は成功していたかも知れない。失われた国益は大きいと言うべきでは無かろうか。
・役所は税金を吸い上げ、もっともらしい理由を作り、民間に税金を再配分し、お金を日本で回すのが仕事です。 その、もっともらしい理由を常に探しているわけです。 脱炭素とか太陽光とか、環境(本当に環境に良いか悪いかはどうでもよい)と言えば、予算もつきやすいので、みな、それに突き進む。 そうすれば、それらの分野に関する民間の事業が潤う・・・と。 日の丸ジェットも、もっともらしい理由ですが、それが民意と合致しているか?と言われると合致していないのですが、そこは役所側はどうでもよい。 国民投票していたら、永遠に何も出来ないから、何を言われても強行突破です。 これで、何が潤うか?というと、可能性として、仮に自動車産業でEVが躍進し、内燃機関が衰退すれば、中小企業が大打撃を受けますが、日の丸ジェットをする事により、多様な部品製造が必要なわけで、そうすることにより中小企業の延命が図れるわけです。
・後発組が勝負するとなると、技術的および商業的に何か新機軸が必要だと思うけど、それをこれから探そうってんなら、やめといた方が良いのでは。 三菱に技術があるか無いかというよりも、しっかりしたビジョンを打ち出して、米国で認証を取るってところも見据えてプロジェクトを主導できるのか。
・省庁で計画立案している官僚は国家公務員試験を受けて省庁に入っているだけで、実業経験がまるでない。自らは手を動かせないので、机上の空論ばかり。何かやっても丸投げ。日本の行政組織の問題。インターン的に企業に行く位では解決できない。今の官僚登用制度は見直して、今の官僚も順次早期退職させるべきでしょう。役に立ってない。
・こうやって失敗を許さない、と言う批判を繰り返すから結局失敗してそのままになってしまうんじゃないでしょうか?
政府役所の監視、も結構ですが、結局の所あら捜し、批判ありきで成功しても絶対褒めない これが正しい報道なんでしょうか? いい加減報道のあり方そのものを考える必要があるのでは?
・官が絡んだら事業は成功しない。ディスプレイしかり半導体しかり。昨年あたりから、九州や北海道で半導体関連が盛り上がってるが、全く期待しない方が良い。官は金を出しても口は出さない、そうしないと成功しない。あと、三菱では金を溶かすだけで成功までは遠すぎる。ロケット開発を見てると同じ匂いを感じる。
・半世紀以上前のYS-11ではなく、MSJの失敗はつい最近。完全に中止になったのは令和の話。 今の日本にはジェッ旅客機など夢物語。無理。そんなものに血税を投じるなら、航空自衛隊のT-4練習機の後継機を機体・エンジン・アビオニクス全て国産にして欲しい。 共同開発の相手をロッキードマーティンと誤魔化して、韓国のT-50ベースの練習機採用しないか本気で心配。 そんな機体を使ったブルーインパルスなど見たくもない。
・何故成熟した業界、また大きな競合がいるのに大したメリットも無いのに、後追いで参入するのか。後追いはしんどいよ。それよりも日本が抱える人手不足を解消する為に使ったほうが良いのでは。
・XXを「ぶちあげ」、XXを「喧伝し」、XXを「嘯き」、XXの「腹づもり」って、文末で悪印象を与える文章だけど、そもそも「XX」のは部分はチャレンジングな事を言っている訳なので、偏った思想に基く記事だと思う。 脱炭素化で化石燃料の使用がだんだん難しくなる中、化石燃料に依存する大型航空機は、合成燃料や水素、電動化など新たな道を模索しなければならない。確かに国産航空機は前回失敗したが、今回は「技術革新の必要性」が、日本にとって有利になるかもしれない。日本というのは今も昔も技術立国なので、技術への挑戦を放棄しては成立しないことも考えるべきでないのか。
・官僚や御用学者の点取りに多額の税金が浪費されていて歯止めが利かなくなっている。一応、審査や審議をすることになっているが、その議事内容は出来上がったものが配布されてそれを仲間の委員たちが承認するだけ。明治時代は見識のある政治家や官僚が少ない予算をどうすればよいか腐心したと思われるが、今はアイデアを出すと莫大な金を将来に付け回してしまうのが当たり前になっていて無責任な案が次々と採択されていく。このジェットや半導体、今は遅きに失してしまった感のあるAI関連、などの大型プロジェクトもほとんどまともな成果は出ないと思われる。研究についても、総務省や文科省が大型の予算をグループに配分しているが、結局はそのグループ内の若手に古い内容の研究を押し付けて成果を強要しているので、若手が疲弊している場合が多く自由な発想を阻害している。
・減税しろ、無駄になるだけとコメントしてる人が多いですね。 福祉に予算を回しても、今この額を減税に回しても、目先の楽にしか繋がらないのでは? 技術というのは欲しいと思ってすぐ出来るものではない。 むしろ無駄になるようなことの方が多いのではないか。
それでも将来に強みと言えるようになるものが無ければ1次産業しか主要産業がなかった明治初期に逆戻りかと。 教育と技術に関してはもっと税金投入してもいいと思う。 JAXAなんてNASAの予算からみたら雀の涙ほどの予算しかない。
・いずれにしても有事の際に備えて、国産ジェット戦闘機に技術移転が可能なジェット旅客機の開発は有用である。自国の防衛力強化の為の技術開発なら、5兆円程度の費用は惜しくない。スポーツの祭典とやらで使った3.7兆円や、半年で壊してしまう博覧会に投入する税金に比べれば遥かに有用な使い方である。
・官民合わせて5兆円って三菱重工もかなりお金を使うプロジェクトだけど、この間の失敗も含めて株主にどう説明するのやら?これで大損害でも出たら、株主からは叩かれまくるぞ。官僚は株主から遠いから、平気で大金使おうとするけどね。そもそも、またやろうとすると言う事はPDCAのCがちゃんと出来てないんじゃないだろうか?
・いきなりエベレストを目指したスペースジェットではなく、目標はエベレストでも良いが高尾山に行って実績を作る等の明確なロードマップと節目における総括、迅速な是正ができる組織だったら上手く行くかもしれない。
・専守防衛の観点から中大型旅客機開発は、オリジナルの戦略爆撃機の開発にも繋がるのでやるべきと思う。ミサイル開発なんかよりも使い道は多いだろう。
・型式証明もだし、試作エンジンテストなどなど、国内でできるようにするなど認証システムを作るのが国の仕事でプロジェクトは企業の仕事。 真っ先に金を出す場所を間違えている。
F3戦闘機用の新型エンジンをIHIが開発しても結局それをテストすることも検証することもできないので結果搭載できないというのと同じ。
開発に税金を投入して完成しても使うことはできないでは無意味すぎる。
・この金額を消費税率を下げる事に使えば 消費税5%ぐらいに出来るのでは? 子ども家庭省の予算も削減すれば3%も可能じゃないか 可処分所得を上げれば結婚する人も増えると思う 少子化対策になると思います
・日本人はコミュニケーション能力が低いのでサークル単位でしか開発が出来ません。人数が多くなると必ず足の引っ張り合いが起きて組織が崩壊するので大プロジェクトは不可能です。ゼネコンやトヨタのように上から下までのピラミッド構造でないと無理ですが、飛行機業界はピラミッド構造でないので開発は不可能でしょう。大手企業の偉い人が中小企業の技術者の言うことを素直に聞くわけないですからね
・三菱のジェットの失敗は三菱の技術の問題ではなく、官僚がアメリカで飛行機を飛ばすための手続きをしなかった?知らなかったためといわれる。 そこの反省があるからすぐにできると踏んでいるんだろうが、 前の失敗の原因を発表もしないで新しいことにまた予算ですか? もう後は申し込むだけだから、エコノミーでアメリカ往復分くらいの予算で十分な気がするけど
・血税投入反対って事でしょうけど。微妙だなぁ。生み出そうとしてるものに使う血税と、生活に関わる助成金みたいなものと同じではないと思う。子供に対して補助金出すのと同じで将来を見据えての投資とも言えるので。確かに政府主導でうまく行ったには思い浮かばないけど。それ言い出したら半導体も支援してるよね。そっちは文句言わないの?ってなるし。批判する人はなんでも批判できるから気楽だよね。本当に日本の将来考えてるのはどっち? かは簡単には答えられないよ
・今の日本にリニア新幹線と同様、無駄な国費をかける余裕はない。急速な少子化・高齢化、歯止めのかからない人口減少。このままだと日本沈没は近い将来絵空事ではなくなる。この人口減少対策に最大限の国費を注力した方が日本にはよほど良い。
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