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「妻子と3人暮らしで月給36万円、ボーナス・手当なし」子どもの人気職業「研究者」の知られざる経済事情

プレジデントオンライン 4/23(火) 16:17 配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/f13417513f0e4dc734a3da39a6d083618efc00f4

 

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若手研究者の課題や待遇について、宇宙物理学研究者の武田紘樹さんが「研究は楽しいが、国の制度には課題がある」とコメント。

研究者のキャリアパスや待遇について実情を説明し、特にアカデミアのポスドク制度の過酷さや給与面に触れる。

武田さんは、研究の魅力を伝えながらも、家庭がありながら研究する若手研究者が直面する困難な現実を指摘し、より働きやすい研究環境の構築が重要であると訴えている。

(要約)

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※写真はイメージです - 写真=iStock.com/kyonntra 

 

日本の若手研究者を取り巻く課題や不遇な状況は、ニュース等で取り上げられることも多い。宇宙物理学研究者の武田紘樹さんは「強調して伝えたいのは、研究は最高に楽しいということ。『研究者が悪い』や『国が悪い』などというふうに、短絡的に善悪を決めたいわけではない。ただ今の日本の制度は、研究者に家庭がある状態を考えた設計になっているとは言い難く、私は対話がしたいし、みんなに問いかけたい」という――。 

 

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■はじめに伝えたいこと 

 

 毎年、子供の将来就きたい職業にランクインしている「研究者」。しかしながら、実際に研究職についた人の実態を知っている人はあまり多くないのではないでしょうか。人類の知識の境界を広げるべく、日々研究に励む研究者の背後にはどのような現実があるのでしょう。 

 

 この記事では、研究者のキャリアパスと若手研究者の待遇を、筆者の体験をもとにお伝えできればと思います。 

 

 読み進めていただく前に、一点断っておきます。このような話題は「研究者vs国」の対立構造に落とし込められてしまうことが多いですが、この文章はそのどちらも批判するものではありません。研究の分野によって事情は変わってきますし、「不遇な研究者が可哀想」といった、あるあるの記事を出したいわけではないのです。 

 

 「研究者が悪い」や「国が悪い」などというふうに、短絡的に善悪を決めたいわけではなく、さまざまな背景を持つ読者のみなさまに、私が感じていることを伝えることで、議論が起きればいい。そうやって様々な意見が飛び交うことで、本記事が日本の研究者の働き方や生活をできるだけ良い方向に向かわせる助力になればいい――。そう思っています。 

 

 より良い研究環境が構築するためのアイデアや意見を収集するプラットフォームに、本記事がなれば幸いです。 

 

■「研究者」とは 

 

 研究者の仕事は、研究で新たな知識を生み出すこと。この国でも、たくさんの研究者が新たな発見を求めて日夜研究に勤しんでいます。 

 

 研究者には大きく分けて、2種類います。ひとつは、大学などの研究機関で学術的な研究に取り組む研究者。もう一方は、企業で研究職として働く研究者です。 

 

 この記事では、前者の学術研究職(アカデミア)に絞った説明をすることにします。 

 

 通常、アカデミアの研究者になるには、大学院で博士号の学位を取得する必要があります。学位とは学問を修めた称号のことです。 

 

 

■「アカデミア」の倍率は数十倍から100倍も 

 

 研究者のキャリアパスには様々な道がありますが、ここでは典型的だと思われる、私も辿ってきた道をご紹介します。 

 

 大学を卒業後、大学院入試を経て大学院に進みました。大学院では2年間の修士課程において、行った研究を修士論文としてまとめて提出し、審査会を経て修士号の学位を取得します。 

 

 さらに研究を続けたい人は3年間の博士課程に進み、博士論文の提出と審査会を経て博士号の学位を得ます。この時点で27歳前後になります。 

 

 博士号取得後に民間の企業に就職する人もいますが、アカデミアを志望する人は「ポスドク」というポジションで転々としながら、任期のない助教や准教授、教授を目指すことになります。「ポスドク」とは博士号を取得したあとに、大学や研究所で正規のポストに就くことなく、研究職を続ける期限付きの研究者のこと。日本語では「博士研究員」と呼ばれます。 

 

 ポスドクも助教や准教授、教授も、基本的には公募によって選ばれます。分野や条件によりますが、待遇の良い「ポスドク」公募の倍率は数十倍、助教や准教授、教授は100倍にも及ぶことがあります。 

 

 特に私の専門領域である理論物理学、中でも素粒子・原子核・宇宙理論の領域では公募数がかなり限られています。博士号を持つような能力を有する若手研究者が、その数少ない椅子を争うしかないことから、その過酷な道のりを想像いただければと思います。 

 

■最高クラスの待遇が月給36万円は高いか、安いか 

 

 研究者も人間なので生活があります。ここでは若手研究者の経済面について見ていきたいと思います。 

 

 大学院生は研究活動をしますが、学生なので授業料を支払う必要があります。国立の大学院の場合、国立大学と同様に入学金がおよそ28万円、授業料が年間約54万円です。 

 

 欧米では大学院生が給料を得ながら研究を行う制度が確立されていますが、日本ではそのような制度は一般的ではありません。そのため大学院生には、親から経済的な支援を受けたり、奨学金を借りたりすることで生活を維持している人が多くいます。 

 

 しかし、最近は日本でも、大学院生が経済的な自立を図りながら研究に専念できるような「支援制度」が用意されてきており、中でもフェローシップなどの給付型の奨学金制度では、自身の経歴や研究計画などを記した申請書による審査に通過した限られた学生は月15~20万円の収入を得ることができます。 

 

 この中で、アカデミアを志望する博士課程の学生は、最終年度に国内外の大学や研究機関の「ポスドク」公募に応募することになります。 

 

 ここで無事合格した後ですが、ポスドクの任期は通常2~3年です。そのため、任期が切れる最終年度になると「これに通らなければ、来年の仕事がないかもしれない……」という緊張感の中、本業の研究と並行して、次のポジションにエントリーするための書類を、数十枚、多い人で100枚近くも出します。このサイクルが、腰を落ち着けて研究や教育活動に専念できる任期なしのポジションに着くまで続きます。 

 

 日本では、大学の任期なしのポジションは年々削減されており、100倍以上にも及ぶ高倍率の選考を通過するまでこのサイクルがずっと続くのです。ポスドクの給料は、制度や予算などに依存して変わります。 

 

 目安は、国内のポスドクの月給は36万円(ボーナスなし、通勤・家賃・健康・育児介護等の手当無し)です。この待遇は、若手研究者にとって、競争に勝ち抜いた結果得られる最高クラスの待遇なのです。 

 

 研究者の就活では給与や待遇面を、事前に公開されないことが多く、合格をもらった後でも、こちらから頼み込まないと給与などの待遇を明かしてくれないということが多々あります。 

 

 

■はじめてのポスドク生活を経て 

 

 筆者は、2021年に博士号を取得し、今年度で初めてのポスドクの任期を終えます。国内ポスドクの給与は、地方の単身一人暮らしであれば問題なく生活できると言えるのかもしません。一方で、家庭があると事情は大きく変わってきます。 

 

 私には妻と子供が一人います。先ほど紹介したように、若手研究者は2、3年の任期付きの職を転々とする必要があるため、生活の拠点が定まりません。そのため、家庭がある場合、夫婦一緒に生活しようと思うと、配偶者も2、3年おきに仕事を変える必要が出てくるのです。実際私の妻も2人で話し合った末に、大手企業を辞めて、今はパートの仕事を渡り歩いています。 

 

 家庭があると、単身者に比べて住宅面でも譲れない条件が出てくると思います。基本的に交通費の補助や家賃手当などはないので、家庭があることで発生する追加の負担は、全て自己負担する必要があります。 

 

 一番の課題は、このような基盤の安定しない生活がいつまで続くか分からないため、研究者だけでなく、アカデミアの事情に詳しくない配偶者も相当なストレスを感じるということです。私自身は厳しい競争を覚悟の上でアカデミアの道に残りましたが、家族がいる状況で「この書類が通らなければ、来年の職はないかもしれない」と考えながら、研究の合間を縫って書類を書く期間は精神に相当応えました。 

 

 妻は常に私を励ましてくれていましたが、相当なストレスを感じていたようで、何度か将来のことを巡って口論になりました。妻も事情を理解し、覚悟していたとはいえ、実際に子供が生まれるとなったときに、改めてボーナスや手当が一切ないのが標準的である現実や、目の前の不安定な暮らしがいつまで続くのか分からないということを、書類を書く僕の背中から感じ取り、不安が増したようでした。 

 

 現在の日本の「ポスドク」の制度は、家庭がある状態を考えた設計になっているとは言い難いというのが、実際に「ポスドク」生活を経験した僕の感想です。 

 

■それでもアカデミアを目指すワケ 

 

 同じ研究職でも、大手企業の研究職を目指せば、好待遇な求人も少なくありません。実際に家庭の事情や考えから、ポスドクを辞めて民間就職するのはよく聞く話です。では何故、企業の研究職ではなく、アカデミアキャリアを選ぶ研究者が少なくないのか。 

 

 企業の研究職は、会社の利益になる研究テーマに限られるところが特徴だと思います。アカデミアでは利益を出す必要がないので、純粋な興味から研究を進めることができるのです。 

 

 特に理学など、すぐに利益を生み出すことが難しい分野の研究をつづけようと思うと、必然的にアカデミアを目指すことになると思います。 

 

 企業で私がしているような「理論宇宙物理」の研究を、社員にやらせても、会社の利益にはならないですからね。 

 

 では、優秀な研究者全員が企業就職を目指し、アカデミアを目指す人がいなくなったら、日本全体にとって、どのような損失があるのでしょうか。そのように聞かれたことがありますが、このあたりは“社会がどう考えるか”が大きいかと思います。 

 

 私たち研究者側からアピールすべきことでもあると思うのでお答えすると、自由な発想に基づく「多様な研究力」は、社会や国の発展の基盤となるはずです。 

 

 短期で還元される利益など、目先の確実性を優先すれば、学術研究は蔑ろにされるでしょうが、多様性を保った蓄積が未来の発展には不可欠なのです。一度失われた技術や知識は、欲しても、絶対にすぐには回復してくれないので。 

 

 社会全体として、そんな先のことまで構ってられないほど苦しい状況なのであれば、学術研究が後回しになるのは仕方のないことなのかもしれません。一方で、本当にそのような状況に陥っているのだとすれば、物質的にも思索的にもおしまいかと思います。 

 

 

■「研究は最高に楽しい」 

 

 SNSも活発な今、ポジティブな情報よりも、ネガティブな情報の方がうんと伝わりやすいです。 

 

 だからか、世間で研究者について語られるときは、研究生活の魅力よりも研究者の人生に付きまとう困難の方にしばしば焦点が当てられます。 

 

 強調して伝えたいのは、研究は最高に楽しいということです。世界中の研究者との議論を通して、まだ誰も知らない「何か」を発見したときの喜びは、何物にも変え難いものがあります。 

 

 ここまでに投資した学費、時間を考えると決して良い待遇とは言えないのにもかかわらず、現在進行形で毎年多くの若者が研究の道に進んでいるという事実がこれを裏付けているでしょう。 

 

 同時に、研究を続けたい気持ちがあるのに、恋人や家族のことなど、研究以外の要因を考えたときに、アカデミアへの道を諦めるしかなかった優秀な友人・先輩もこれまでにたくさん見てきました。 

 

 研究は国や国民などの支援者によって支えられています。 

 

 それに限りがある以上、「研究がしたい」と志願をすれば誰でも好待遇で迎え入れればいいというものではないでしょう。研究の世界に競争が必要であることも事実です。 

 

 重要なのは、研究者とそれを支援する側(国や大学、社会)が建設的な対話をすること。そして、利用可能なリソースを最も有効に活用する方法を模索することではないでしょうか。 

 

 リソースを増やさずとも、お金の使い方や働き方、雇用方法などのあらゆる面で、「こうしてほしい(研究者やその家族の生活を尊重してほしい)」という研究者側の意見は、私が大学院に進む随分前から言われていますし、メディアでも取り上げ続けられています。それでも変えられない“明確な理由”があるのであれば、それはなぜか? を研究者に提示してほしい――。 

 

 そのように私は考えていますが、ここまで読んでいただいたみなさんはどう思われますか? 何が一番の問題で、どうすることが改善、解決に繋がっていくのでしょうか。 

 

 研究者が生きるために働きやすい環境を即応的に構築することは、研究者を助けるだけでなく、これから新しい叡智を切り拓く若者や子供たちのために必要なことだと思っています。 

 

 

 

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武田 紘樹(たけだ・ひろき) 

宇宙物理学研究者 

京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻 物理学第二分野 天体核研究室 日本学術振興会特別研究員PD。専門は宇宙物理学、特に重力波物理学・天文学。近著は『広大すぎる宇宙の謎を解き明かす 14歳からの宇宙物理学』。YouTubeチャンネル「4コマ宇宙」を運営。 

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宇宙物理学研究者 武田 紘樹 

 

 

( 162963 )  2024/04/24 02:45:35  
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研究者の待遇やキャリアパスについて、さまざまな意見や経験が述べられています。

主なポイントは、以下の通りです。

 

 

- 独自の研究や学問は時間や労力を要し、即座に利益には結びつかないため、研究者の給与や待遇が低い。

 

- ポスドクから正規雇用への道が狭く、特に女性や地方大学の状況が厳しい。

 

- 研究への情熱や好きなことが原動力でも、経済的な安定や家族の生活を考えると厳しい現状。

 

- 研究者の道は厳しいが、研究への貢献や将来に希望を持つ声もあり。

 

- 日本の研究者や研究環境への投資や評価が不十分との指摘。

 

- 研究者の道は転職や海外移籍など多様な選択肢があるが、将来のキャリアビジョンや夢を持つことが重要。

 

- 研究者の立場や環境が見直されるべきだとの意見。

 

- 研究への資金面や研究者の待遇改善に対して国や政府に圧力をかける必要性。

 

 

(まとめ)日本の研究者の待遇やキャリアパスには課題が多く、研究への支援や評価が不十分と指摘されています。

将来の国力や科学技術への重要性を考えると、研究者の環境改善や公的な支援が求められている。

( 162965 )  2024/04/24 02:45:35  
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・好きなことと言っても、小説や漫画や音楽と次元が違うと思うがな 

研究者がいなくなったら基幹研究が進まない 

なんでも無駄、利益がでないという単純なものでできていない 

基幹がないとその先がない 

この国は大事なものから叩き壊しているような気がする 

研究にも学問にも、もっと金を出せ 

無駄な私大を作るのではなく、あとから芽が出そうな研究や研究者には金をかけろ 

その価値が証明されるのは半世紀後だろうが一世紀後だろうが構わない 

資源がないこの国で唯一できるのは、そのくらいだろう 

 

 

・もう一つ大事なことは、ポスドクから正規雇用(助教)をゲットできる人は非常に少ないということ。私が知っている殆どのポスドクは、ポストが無くて志半ばで企業に再就職しています。 

 

さらに、そこから講師、准教授になるのもとても狭き門。教授はもっともっと大変。最近は女性限定公募だらけで、男性はチャレンジすらできないこともある。准教授から企業に行く人も沢山いる。 

 

働き方改革とか言われているけど、地方大学なら深夜2時くらいまで平気で勤務する。なぜかというと、17時までは教育と雑務に追われ、研究できるのはアフターファイブ。月200時間残業(残業代無)なんて日常茶飯事。 

 

モチベーションは研究が好きだから。楽しいけど、国にお願い出来るなら、我が国のためにも、何とかしてほしい。特に、地方国立大学の金の無さは異常である。人件費どころか電気代も払えないレベル。 

 

 

・研究者の道を一時歩いたことがありましたが、あまりにも惨めな思いをしたため辞めました。休日深夜まで及ぶ実験、月数十万円の厳しい待遇、有期雇用の怖さ、成果を出さねばならぬプレッシャー、家族への申し訳なさ… 

しかしながらラボには超人的な人がいます。血の滲むような努力を続け、家庭を犠牲にし、過酷な環境の中で結果を出し、表舞台で成果を発表します。誰にでもできることではありません。そこまで頑張ることが正しいのかどうか、幸せなのかどうかも、わかりません。ただ、彼らのお陰で、日本の科学はギリギリのところで支えられているのだと、私は痛感しました。 

 

 

・少なくとも家庭を持つて研究開発に専念することは今の日本では厳しいと思う、せめて国家国民に対して必要不可欠な研究にはある程度の予算はあってもいいと思うけど、国会議員達が100万も小遣いと言われても仕方ないお金を貰うのとは意味が違うと思う、国会議員達が優遇されて真面目に研究開発している人間が生活が厳しい中頑張っている人達に少しは考えて貰いたいです。 

 

 

・大学の研究費不足が嘆かれますが、企業もかなり資金力あるところでないと、もう研究はしていません。 

博士課程の学生への手当ては日本学術支援振興会研究員というのかな?に採用されると、月に20万支給されます。こういうのも実績出さないと採用されないでしょう。実績を出すには実績があり、資金力のある研究室に入らないといけません。東大や京大に多いです。 

 

研究の仕事を見たり聞いたりしていると、研究の実力だけでなく、コネや営業力も必要です。 

有名な大学教授の話ぶりはやりての営業マンみたいにプレゼンし、研究資金を集めます。 

ただ、その話というのも売り込みや興味もたせることを優先して、科学的に正確でなく、聞き手に誤解を与えないか危惧しています。 

 

 

・夫が研究職です。夫が博士課程に在籍していた頃からのお付き合いで、博士号取得後は7年ポスドクをやっていました。共働きなので生活には困っていませんでしたが、子供を作るのは躊躇しましたね。 

 

夫は運良くパーマネント職を得ることができたので、その直後に妊活を開始、不妊治療を経て一児をもうけました。年齢的にも経済的にもギリギリもう1人挑戦できたけど、カツカツで2人より余裕を持って1人を育てようとなりました。 

 

今はポスドク時代より待遇はだいぶ改善されて、子供1人なのでそこそこ余裕がありますが、これが子供2人3人といたら一気に余裕なくなるなぁと感じています。 

 

 

・私も一時期バイオ系の基礎研究やっていた頃、お金稼げなかったですね。論文量産してアメリカのラボへ行けました。しかし、行ったら行ったでさらなるビンボー道へ笑 研究は楽しかったけど、途中で限界感じて辞めました。研究できたとしても、日本に戻るとほとんどまともに評価されないことも辞める要因になりました。今は研究したお陰で、他人のウソをすぐに見破る能力ができてしまい、仕事は成功しています笑 ありがとう、研究! 

 

 

・私の息子も博士課程を終了し、国立大学の助教として勤務していました。勤務の状況は過酷を極めていたみたいです。(息子のお嫁さんがとても心配していました) 

とにかく給料面と待遇がビックリするくらい悪いです。 

5年勤め子供が生まれたのを機に企業の研究室に転職しました。 

今は土日休みなので家族で過ごす時間がたっぷりあり楽しそうです。 

GWは10連休なので帰省してゆっくり過ごす予定みたいです。 

 

 

・少し前にはSPDがあり月46万円貰えましたね。今は後釜のCPDも無いのでしょうか。 

ポスドクの後は助教になれば年収600万円程、准教授で800万円、教授だと1000万円ぐらいなので、任期の定めのないポストであればそう貧困という暮らしでは無いと思います。 

また、アカデミアの場合ポストの募集が少なく、公募に通った大学のある場所まで転居することが珍しく無いため、同居する場合、配偶者のキャリアが途絶えることや子供の生活環境の変化なども問題になります。 

 

 

・アメリカの大学なんかだと、企業から提供される資金が大きい 

ただそれは寄付だけではないので、結局アメリカの研究者も企業や国などお金出してくれるところの意向に沿った研究をやって、短期で成果を求められる 

そのプレッシャーは日本より苛烈なんだとか 

 

ただそうやって得た資金の一部は自分の給与にできるので裕福な研究者も多い 

 

安定した地位で自由な発想で研究というのはなかなか厳しいものがありますね 

 

 

 

・この記事で記載されている素粒子論や宇宙論を専攻していましたが、今も研究者を続けノーベル賞候補になっている学友は、大学院から米国の大学院に移り、その後も米国や欧州で多数のノーベル賞受賞者を抱える大学や研究所で教授や所長をしていました。 

 

他にも東大、東北大、その他の国立大学で教授として素粒子、宇宙論を今も続けている学友はたくさんいますが、皆さん大学や大学院のうちから欧米に移っていました。 

 

日本での就業倍率を調べて計算して悩むより、さっさと欧米に渡り、実験や理論の数値計算に勤しんだ方が近道です。 

 

 

・20年ぐらい前ですと、メーカーの多くの中にも、いわゆる中央研究所みたいなのが、 

あったのですが、最近はあまり耳にしないですね。 

日本は特許もあまり出せていないのではないでしょうか。 

私がモノづくりに携わっていた頃は、いろいろ新しいことにチャレンジさせてもらえ、 

残業は死ぬほどありましたが、達成感はありましたね。 

今は、ワークライフバランスだの、何とかハラスメントやら、コンプライアンスだので、 

いろんなことが窮屈になりました。 

日本の未来を憂います。 

 

 

・地方の国立大学の教授、准教授より、都心の私立大学の事務職の方がだいぶ年収高いからやってられない。(私学の補助金の前に、研究者保護してくれ。) 

30代〜40代になって、やっと准教授に採用されても、安定した給料をもらい始める年齢や、退職金の換算期間を考えると、生涯年収は相当低い。 

親族の市役所職員と大学の専任の給与が同じだった時には脱力した。 

ポスドクで死に物狂いで成果を上げまくっても、最近は実績のない女性研究者がサクッとポストをさらっていくのも解せない。 

研究者を蔑ろにすると、国力衰退していくよ。 

 

 

・ほんの一握りのエリート(研究能力だけではなく、物事を楽しむ能力とでも言うか)にとっては素晴らしい世界だと思います。 

その他の大多数にとっては、苦痛かもしれませんね。実際、修士、博士、ポスドクと進むうちに、頑張ってきただけに余計に引き返せなくて、自分自身も周囲もどうしたらいいのかわからなくなった大学院生や研究者がゴマンといる。自分の目には、大学の研究室はそんな空間に見えました。やりたくてやってる人いるのかなって。自分は、博士までとっておいて足を洗いました。今は、なぜ修士くらいでサラッと辞めなかったのか、不思議です。研究を今やりたくて仕方ない人がやる、それだけのことなんだと思います。中学校から始まる「自然って不思議」「科学は素晴らしい」の暗示は、罪作りのようにも思います。法律業務も、金融も、商社マンの世界も面白いのに、なぜか中学校では「科学の面白さ」ばかりを殊更に刷り込んでいるように思います。 

 

 

・今回の記事に触れらていませんが、ポスドクを雇用できる大学教員、研究所の研究員の方は優秀な印象があります。 

年間1千万程度か、それ以上の競争的な外部資金を獲得していていないとポスドクを雇用できないと思われます。 

複数のポスドクを雇用している研究チームでは、高額もしくは複数の競争的な外部資金を獲得しているので、調べると良いかもしれません。 

そして、外部資金を獲得し続けないと、質の高い研究を継続するのは難しくなります。大変ですね。 

独立したPI制度が広まって、各教員の負担(教育、研究、研究資金の獲得、研究室の運営、大学・学部・学科の運営などなど)も増えていると推測されます。 

優秀な方が求められますね。 

 

 

・研究者って趣味と実益が一緒ってところもあるしね。 

 

公私の区別もなかなかつかない環境で、ひたすら自然の摂理や事実の解明を行う。 

好きでなければやってられない仕事。 

そのような仕事で収入を得ることができるポジションは多くない。 

運もあるけど、突出したセンスや能力が無いと生き残れない。 

野球選手と同じ。 

甲子園に行けてもプロで食べていける人は一握り。 

それでも、好きだから関わり続けるのだろうね。 

 

 

・30年前は学校の先生になれば育英会の奨学金は返さなくてよかったので、義理の姉は奨学金を得て博士になり、そのまま大学に残り研究を続けています。彼女の夫も別大学で研究室を持っており、2人とも旧帝国立で職につけたので、かなり運が良かったのだと思います。 

いつも研究費が足りない、地味な分野の基礎研究だから企業コラボもないし、予算が少ないと言っています。 

大学院以上で研究を続けるにはお金がかかる、優秀な人である以上にお金を都合できる人じゃないと研究を続けられないのはどうかと思う。 

日本は資源がないのだから、人材を育てないとどんどん貧しい国になってしまう。 

 

 

・挫折研究者です。私はアカデミア競争に負けて研究者を諦めました。それでも、いまでも研究は大好きです。研究を離れて20年、日進月歩する研究の世界に今でもエールを送っています。若手研究者の皆さんには、日本を背負っているという自覚で頑張って欲しいです。 

 

 

・これだけの高度人材が年収400万ちょっとで使われるのはもったいないと思う一方、スポーツ選手と同じで「やりたいことを職業にする」というのはリスクがあるということが分かっているから仕方ないよね。とも思う。 

年収400万ちょっとで保障が無くても、応募の100倍も人が集まるなら、待遇は改善されないでしょう。結局ポスドクの需要に対して供給が過多なんじゃないかな? 

 

 

・身内が研究職ですが新薬の研究なので研究室に籍をおきながら民間製薬会社の研究員として契約もしていました。上手くいけばノーベル賞モノですが自分たちが生きている間に研究が完成するか分からない、元々その研究をしている教授ももうかなりの御高齢なのだそう。 

そんな研究ですら国からの研究費は少なく、他大学で講師をしたり、大学時代からそういった環境は理解していたので友達数名と学生の頃に起業しています。その会社が少し利益が出ているので色々なんとか回っている状態。 

近くで見ているとバイト掛け持ちしているフリーターに近いですね。 

 

食べていく事も考えていかなくてはならないので実家が資産家、富裕層でもないなら本人が何かしらの対策はしていかないといけないと思います。 

 

ゴッホは生前好きな絵を描きまくって無名で貧しい生活をしていたそうですが亡くなった後に作品が世に出た…研究者て芸術家と同じようなものでは? 

 

 

 

・私は企業、妻はアカデミックの研究者夫婦です。事情よーーくわかります。 

・アカデミックは研究はできるが、ポジションが激戦 かつ待遇は厳しい 

・企業研究者は基本企業の利益のための研究しかできない また「もう研究や 

 めて製品開発して」と言われてしまう。(これ私) でもお金はもらえる。 

 

うちはお互いに場所替え、転職、浪人 の時期がありましたが、二馬力のリスクヘッジで何とか乗り切ってきました。記事筆者の方は一馬力なのかな、だとすると苦しいですね、不安定性を吸収するところがなくて。 

 

いやでも本当、研究大好きでこんな楽しい仕事してお金もらえるのは幸せしかないと今でも思ってます。(まあある意味そこにつけ込まれてるわけですが) 

 

 

・結局仕事はどれだけすごいことをしていても 

その結果そこに入ってくるお金がなければ給料は払えない 

国ばかりに頼っても税金には限界がある 

何でも財源が必要 

 

寄付を募るか、ある程度成功した人が援助するかしかないかな 

スポーツ界でも数十億数百億と稼いでいる人が 

頑張っている子供達に援助したりしている 

そういうのがどこの世界でもあると良いな 

 

 

・研究者の道は険しい。楽しさを取るか、生計を取るか。 

研究者として生計が成り立つのか?研究は楽しかったが、将来が見えない。結果を残してお誘いの話があっても、大学の教授とか保証されているわけでもない。研究者だって生活がある。子育てで教育費もあるし、一戸建て、自家用車数台、資産を残したい。それは、かなり厳しいのが研究者だ。生活が脅かされないぐらいお金があればいいのに、って何度も思った。 

 

 

・ちなみに36万は総支給です。手取りではありません。博士課程を終えた若手研究者向けのポジションで、申請者のうち3~4人に1人が通るくらいの難易度です。ただし、この3~4人は9割くらいが旧帝大で博士号をとった人たちで、そのレベルの人たち同士の競争です。また博士課程は学部・修士までと違い3年通えばとれるというものではありません。 

そうした人たちに3年程度の間、月給36万の奨学金と別に年間150万円程度の研究費を出して研究させて成果を出してもらい、大学等で助教や准教授の職を見つけろというものです。基礎研究力は国力の基礎となるものなので、今の日本の国力はこのようなものだと理解すればよいと思います。 

じゃあアメリカやヨーロッパの先進国は研究者にやさしいかというと似たようなもので同じくとても苦しいです。物価も考慮すると家族どころか自分の生活だけでも厳しい.. 

 

 

・『日本学術会議』が政府の公権力との連携を忌み嫌うために自衛隊など日本を守るための機関の資金が筆者の言うアカデミアに提供されない。 

いつまでも戦後の古いままでは今の新しい学問に対応できるはずがない。菅さんは学術会議を日本人全体のものとするために奮闘されたが左系マスコミにより打ち倒されてしまった。 

学問の自由は天賦の物ではない。税に頼ろうとするのであれば国家の礎となる研究をしてください。 

 

 

・記事の中にもあるけれど、ネットやSNSは特にネガティブな事に敏感すぎる気がする。 

 

何事も良いことばかりではないし、悪いことばかりでもない。 

良い側面を見る習慣をつけるということも大切なことなんじゃないかな。 

 

 

・研究者自身もビジネス的な感覚を持っておく必要があると思う。そうすれば研究資金やリソースも広く確保しやすくなるのでは。研究自体も大事だが、自分がやっている研究について何も分からない人達に解り易くアピールしないとならないだろう。アピール下手だとそれだけで損しているように思う。 

 

 

・とりあえず、国は研究費をしっかりかけて成果だ何だと言わないのがいい。何が役立つかなんか誰も分からん。ポスドクも助教も期限付き。成果ばかり求められるから目先の下らない研究しかできなくなってる。 

他にも日本の会社のトップは大半が営業系から上がった人が多く、社内での研究者の地位が低い企業も多い。だから内部留保をやたらと抱えているのに大学への研究に回したり、社内の研究活動をより増やしたりしない。結局、国が考えていた大学と企業の協力というのもそういう側面があるから上手くいかない。 

 

とりあえず、日本は防衛費増額分を研究費増額に回すべき。研究力は国力であり、防衛技術としても非常に重要。 

 

 

・欧米のポスドクは最近1000万円以上貰えると聞いたことある 

雑用も無くて自由な環境だったな 

少子化、女性優遇、外国人研究者様々の国立大学や国研の枠が限られ過ぎ 

民間に行くか、国内には見切り付ける発想の転換も必要だと思う 

 

 

・高校生の時は大学で研究するのも楽しそうって思ってたけど、 

いざ大学入って研究室入ると23時過ぎまで研究とかザラ。しかもパーマネント職就ける人もごく僅か。 

早々に企業の研究職就く方向性に変えました。正解でした。 

 

 

 

・大学でじゃなく、 

似た部門で知識を活かせる化学メーカーで研究職に就いたら、まったく違いますけどね。 

ボーナスも6.7ヶ月分とか。 

 

「教授」という響きや肩書きにこだわるなら、仕方ない狭き道だと思います。 

研究するには、元になる原資が必要になるので。 

 

原資を集めつづけていくのが大変だよね。 

説得力を出すためにスピード感を持って結果を見せていけるか? 

可能性を見せていけるか? 

信頼される人望があるか? 

長い道のりを耐えられる忍耐があるか? 

色々ありますよね。 

 

 

・直接的に利益を生み出しているわけではないから、給料が高くないのは当たり前だと思う。それがビジネスに結びつく研究なら、企業から投資を引っ張れるだろうけど。お金にならない研究が大事というなら、そこは公的資金に頼るしかない。 

 

 

・なるほど、本当に自分の専門分野の研究をしたかったら待遇がシビアかつ不安定なポジションを選ばなければならないのですね。 

かつては「末は博士か大臣か」などと言われていましたが、大臣は「なるほど」と思いますが(倫理面ではそうとも言えませんが・・・)、博士はイメージが変わりました。 

目の前の結果がすぐに出ない分野には、光が当たりにくい。 

研究者は、ノーベル賞など華やかなイメージがありますが、それを手に入れて、経済的に豊かな生活できる研究者はほんの一握りの方たちなのですね。 

 

 

・私は4カ国に住みましたが各々良し悪しが在り、一概に海外全て良しの考えには賛成できません。 

何故資源も大してない日本が昨今は順位は低下してるものの、何故常に上位を維持できてるのか? 

これはトップ数パーセントの博士課程を修了された方々のお力だけではなく、大多数を占める一般企業勤めの方々が残した成果の賜物ではないでしょうか? 

海外の研究者として成功するのなら、それなりのインベスターからの資金がないと研究継続も難しいと思います。 

全てがお金儲けではないものの、やはりマーケットに認められる事を前提とした学問を選択して行かないと難しいのではないでしょうか? 

マーケットと直結してない、けどそれ相応の給与が欲しいだけの言い分では本当に世界に通用するのか?甚だ疑問です。 

 

 

・>研究は国や国民などの支援者によって支えられています。 

 

これには違和感。これを単に国からの予算をもっと分けてくれ、という意味だと、他の分野、たとえば教員や自衛隊、介護、保育職などの待遇改善との競争になるだけでは?国に頼るだけではなく、研究資金面で独立しなければなかなか改善は進まないでしょう。米大学院卒だけどあちらの資金集めの努力は凄まじいし、まさに資金面で独立している。寄付集めや企業の研究テーマ受託は日本でもやってるだろうけど、軍事研究受託、基金の株式投資なんかはやるべきだと思う。特に株式投資は年金だって専門家雇ってやってるんだし、むしろ米有名大学でやってないところないんじゃないか? 

 

 

・この方は研究者として駆け出しだから仕方ないが、かなり視野が狭いと感じる。 

 

結局、研究者というのはただの職業に過ぎない。社会から給与をもらうという点では会社員も公務員も皆同じ。だから社会にどのように貢献しているのか、どんな役割を果たしているのかという点を見失うと、自分が何のために働いているか見失ってしまう。 

 

学振研究員、有名研究室のポスドク等は名誉職であり、将来の期待分が給与として別に払われているといっても良い。不渡になるかもしれないが。今もらっている額が社会から自分に支払われている貢献の対価であると謙虚に受け止めた方が良いだろう。 

 

もしその額に満足しないなら、それ以上稼ぐ者になる以外に道はないだろう。自由に研究ができる研究者であっても、それは当然可能だ。 

 

 

・こういう記事がミスリードを招きます。私は現役の企業研究者ですが、世間的にはかなりの好待遇です。若い時に厳しい場所に身を置いて、能力を伸ばしてきた自負はあります。 

 

学術研究にこだわって、年が行っても結果に恵まれずにPD生活をすると薄給になることもあるでしょう。でも多くの人はポジションを得ている、または企業に行くなり、異業種で頭角を表したりしています。学位を取る能力と精神力があれば、異業種、民間でも確実にやっていけます。若い人たちには目先の小銭に左右されず、より意欲を持てる場所で能力を伸ばしてほしいです。 

 

 

・研究者同士で結婚しても配偶者のどちらかが、せっかく就いた貴重なパーマネントのポストをもう一方の配偶者の勤務先に合わせて研究機関を辞めたりするのだろうか?せいぜい、一般企業の方が経歴を鑑みた給与が高いという理由で転職して勤務先を合わせる程度。研究職のポストが少なくて俸給が低い事に対する不満に、研究者の配偶者は職を転々とさせられて世帯収入が減る事になるから、家庭持ちに配慮していないという言い分を含めるのは変だな。それは、配偶者の一方だけが家庭を優先する立場が前提で結婚した世帯の問題。 

 

 

・これだから日本の技術は衰退する。 

有能な研究者は海外へ流出してしまう。 

 

「研究をさせてやってる」の感覚かな? 

資源の無い日本は研究者の頭脳こそが重要。 

 

それなのに何故か軽視される研究者たち。 

日本人のノーベル賞受賞者は海外在住ばかり。 

 

つまり日本は研究者にとってベストでない。 

自分の能力を発揮するには海外に行くべきと。 

 

 

・もうずいぶん前になるけど、うちも夫が素粒子のポスドクで、子供が生まれた時は無職の時だったなぁ。。 

利益に即繋がらない研究のお金が出ない、と言う事もあるけど、加えて理論物理は大したお金が動かないから予算がつかない、とも言える。実験系とかは、機械とか設備の導入などに大きいお金が動くから、予算も付きやすい。機械を入れる業者ががんばるから。 

理論物理はコンピュータと疲れない椅子くらいあれば研究できちゃうからね。人にはお金を使わないんだよ、日本という国は。 

 

 

 

・国が支える(1)「インフラ」としての研究と 

企業に属する(2)「利益追求」としての研究、 

個人の場合(a)「利益追求」か(b)「探究心」か、 

組み合わせ次第でそれぞれ待遇も変わってくると思いますけどね。 

1なら待遇は「安定」が大事ですし、 

2なら「成果に見合った」待遇が必要でしょう。 

研究者自身がabどちらを重視してどういった組織に属するか、組織が目的や成果を正当に評価出来るか、組み合わせ巡り合わせにはなってしまうでしょうけど、 

現状ではインフラとしてあるべきところにまで間違った資本主義に侵されているのが、研究者の立場をなお難しくしているのでしょう。 

 

 

・こういう人こそ海外に出る必要がある。そしてこうだから日本は発展できない。優秀な人材を育っててやっていける環境を作るよりも、貧富の差ばかりを気にして高収入をもらっても税金でとって低所得者に配る。努力しても報われない社会を作っている。 

 

 

・先輩のポスドクの生活状況を見て、学位取得後すぐに企業に就職したな。 

教授まで行っても大企業の課長クラスくらいの年収の人がほとんど。個人的に技術指導や他大学の講義などの小遣い稼ぎはあるけど、副業が多い先生も一握りしかいない。 

 

 

・「好きなことだから薄給でもいい」という声が多いですが 

研究というのは国力を培う土壌作りであり 

国の発展に欠かせないものだと思います。 

それを怠って年月を経て土が瘦せてしまったら 

大木どころか草も育たなくなります。 

 

 

・なぜ、国はここまで研究費、研究者への待遇改善をしぶるのでしょうか?最近同様の記事を目にしますが、コメントはどれも研究費を増やすことに肯定的なものがほとんどです。それだけ国民も納得しているにも関わらず、国はむしろ予算を削りつづけている。日本政府は日本から科学技術がなくなることを肯定しているようにしか思えません。 

やはり研究者も研究ばかりしているのではなく一致団結して今の政府に圧力をかけないといけないのではないでしょうか?何か行動を起こさないと! 

 

 

・年収440万円が妥当がといえば妥当かもしれない。ただその先に年収1千万円以上のキャリアビジョン、夢があるか否か。 

企業に就職しない、アメリカにも行かない、 

ある意味自分の立場、実力も理解されている部分もある。 

 

 

・この記事に書かれていることは現実です。これが世にいうポスドク地獄です。冷静になって考えれば、博士課程を終了する時点ではストレートにいったとしても27才ですから、一般企業への就職は難しい状況になります。企業側から考えても社会に出た事がない頭でっかちは使いにくいため採用しづらいです。そこをくぐり抜けて運良く任期無しの助教になってから出世して教授までなれる人はごく一部です。仮に助教になれたとしても講座制の大学なら講師や准教授のポストに限りがあるため別の大学に異動しなければいけません。のしあがっていくには運が多分に影響するという事です。これが大学の研究者の現実ですから研究力を上げるためには劇的に予算を増やして腰を据えて研究できる環境を作らないと日本の研究力は落ちる一方です。大学院に行く事は大変良い事だと思いますが、博士課程には進学せずに修士までにして就職する方が長い人生を考えると良いと思います。 

 

 

・ウチも旧帝のポスドクの際に結婚した。 

父からは当たれば大きいが、画家と一緒になるつもりでいろと言われ覚悟した。10数年は私が主となる生計者だった。 

35手前でやっと正社員に。正直正社員になった時は安心した。 

あの時正社員ならなかったらと思うと、ぞっとする。 

 

 

・日本は研究や発見や特許といったものへの評価が低すぎる。結果として優秀な理系人材が医学部に吸収されてしまう。同時にあってもしかたがないような私立大学を認可してそこに国費を投入している。ここ数年の文科省の政策は本当に破綻している。政治家や財務省はそういった所に切り込めなかったのだろうか。 

 

 

・学生時代の知り合いで研究の道に進んだ人たちは、 

待遇がどうであれ兎に角プライドが高いので 

接するのが嫌になってしまいます。 

 

『研究者の道でやっている』と言ってふんぞり返って、 

こちらにあれこれ要求してくるのが頭にきて 

縁を切った人が結構います。 

 

「待遇が~」という話もありますが、 

自分の周りで博士課程に進んだ人を思い返してみると 

学生時代に 

「フン、アルバイトなんて下々のやる事だから、 

自分はやらないよ」と言って 

親の援助でのんべんだらりと 

過ごしていた人ばかりだったイメージが。 

 

ああいう人を培養する様な環境は、 

早く無くなって欲しいです。 

 

 

 

・月給は36万円(ボーナスなし、通勤・家賃・健康・育児介護等の手当無し) 

 

これが最高クラスの収入なんですか?? 

 

こんなんだから、海外に出る研究者が多いんですね。 

 

Fラン大学を無償化するくらいなら、こういう研究者にもっとまともな待遇を与えてあげて欲しいです。 

 

 

・正直、記載の通り給料が少ないと思う。アカデミアでも企業でもそれは同じで、能力に対する対価が低い。海外思考になるのはとてもよく分かるし、海外に行って生活できるなら日本には帰りたくない心も理解できる。 

資源のない島国で数少ないの活路は知の財産のみだ。目先を追うのではなく投資と考えて十分な資金提供すべきである。岸田さんは投資、投資というなら、将来のシーズに投資してみなはれ。 

 

 

・>研究者には大きく分けて、2種類います。ひとつは、大学などの研究機関で学術的な研究に取り組む研究者。もう一方は、企業で研究職として働く研究者です。 

>この記事では、前者の学術研究職(アカデミア)に絞った説明をすることにします。 

 

現在の日本では後者の方が圧倒的に多く、彼らは大企業総合職の賃金で働き、40代では年収は1000万を超えるだろう。なぜわざわざ少数派の前者に絞り、その経済事情にフォーカスするのだろうか。 

 

 

・まあ研究ってお金かかるから 

結局どこかに所属せざるを得ないんですよね。 

したい研究も待遇も、言うほど選べない人が多いのでは? 

自分も企業で研究所に所属していますが、 

研究と言えるような事をしているのかと言われると 

自信がありません。 

最近は特にコンプライアンス関係の業務が多くて 

もう引退したいw 

給料がまだマシなのがせめてもの救いですかね。 

 

 

・研究は趣味の延長ですからね... 

 

また、国のサポートも「成りたい人」全員にできるわけがない。 

 

これが現実解... 

 

社会の役に立ちたい人は実業の世界で結果を出して、たくさん稼いで消費しましょう... 

 

くれぐれも、安定しているからといって、「公務員」「教職」「団体職員」を選ばぬように... 

 

戦前、地方の優秀な人たちが食うために軍人になって必要ない戦争に走り国を破滅させた。 

 

優秀な人は安定を求めず、実業(投資と収益)の世界で力を出そう! 

 

 

・率直に無理なら企業の研究職に転職すればいいのでは?いつまでもこの研究がしたいみたいな、子供っぽい考えを捨てて、現実を見たほうがいい。研究はロマンかもしれないけど、そのロマンに妻や子供を巻き添えにすべきでない。企業なら十分生活出来ると思います。 

 

 

・独法化し研究予算削減や予算化し辛くなったことへの長々とした愚痴だな。 

でも内容は偉そじゃないし好感持てたが、くれくれだけじゃ無く、言い辛いだろうが、研究者目線からこんな研究いらんだろとか言えばいいのにな。 

とは言え次世代の人らの為にも声を上げ続けてくれ。 

 

 

・>実際私の妻も2人で話し合った末に、大手企業を辞めて、今はパートの仕事を渡り歩いています。 

 

これが一番の間違いですね。大手企業の奥さまが家庭の大黒柱になるべきだった。 

実際、知り合いの研究者は奥さんの方が稼ぎが良いから、研究者の旦那さんの方が家庭のことをやってたりしますよ。勤務先も自宅から通える範囲に絞って選んでました。通勤片道2時間でも奥さんのことを考えて引っ越しはしませんでしたね。 

 

 

・周りを見る限り、ドクターとって、まともな仕事決まらない人って、単に運とか業界の構造ののせいじゃ無くて、何かしら問題抱えてる人が多いような…。ポストの数と院生増やした方針のミスマッチとか色々問題ないとは言わないけど、それだけじゃない。 

 

 

・帝大の博士課程を出てる時点で、英語もペラッペラで能力も十分な人材。なのに、ポスドクになると年収200万円台で土日も返上でこき使われたり、挙げ句の果てに来年からの仕事の保障もなくお払い箱なんてよく聞く。 

日本は人材しか資源がないのに、貴重な人材を使い潰してほんと損してる。国会議員にちゃんと納税させて、研究や教育に予算を割くべき。月100万円の文通費も必要ないわ。 

 

 

 

・どんな地味な研究でも世に知られればスポンサーくらい付くんじゃないかなあ。例え直接的に企業の利益に繋がらなかったとしてもね。なんかもっとやり用がある気がするけど。 

 

 

・この職業にお金をかけなかった30年、日本はノーベル賞を受賞できるかもしれない人材を海外へ輩出してしまいました。医師ばかりがお金儲けできる世をやめない限り、日本は衰退の意図を辿るのでしょうね。 

 

 

・自分の好きな道で暮らせるならそんなにいいことはない。しかしこの賃金ではダブルインカムでないと子育てはできないだろう。夫婦の問題だから他人がとやかく言うことではないがそれなりの覚悟はいるだろう。独身なら何の問題もないのではないか。 

 

 

・こういう言い方をしては大変失礼なのは承知していますが、理系の基礎研究よりもずっと研究結果がお金になりにくそうな文系の研究者って、一体どうなっているのか気になります…。 

企業に就職するにしても、博士課程出た言語学の研究者を採用してくれるものなのか…。 

 

 

・日本人はもともとオタク体質。一つのことを根気強く突き詰めて掘り下げて探究するのが得意で大好き。日本をつくり支えてきたのはそういったオタクのプロみたいな研究者といっても大袈裟ではないと思う。様々な研究の先に開発があり、製品化されたり特許を取ったりノーベル賞まで。研究が衰退したら日本も終わる。 

 

 

・自分もアカデミアの研究者だけど… 

同じ職場のなかで単年度契約の研究者→(任期なし雇用の)研究所の職員兼研究者→(一度退職して)特任(期間雇用)の教員→テニュア教員…となっています。 

 

それにしても、この記事の筆者、まだ初めてのポスドク任期にすら達していないのに、なぜ奥さんは既に企業を退職してパートを渡り歩いてるの? 

ポスドクの次のポジションも同じ地域で探すことだって不可能では無いし、奥さんが仕事辞めるの早すぎない? 

 

 

・よくFラン大学をなくせって簡単に言う人いるけど、大学で研究したい人たちの受け皿にもなってると思うんですよね。 

まあFランは文系であることが多いのかもしれないが、にしても学者の受け皿をなくすことも想定しての「Fランなくせ」なのかなといつも疑問には思う。 

 

 

・研究者も優秀な人財はどんどん海外に流出していただいて良いと思います。日本は日本礼賛の番組の嵐で、過去の遺産にしがみついて命を繋いでいる。無策な政府要人は、貧困を知らないお坊ちゃまばかり。大学も、高校も、中学、小学、いや、幼稚園から裕福な親の庇護の下で育ち、本当の貧困を知らない。裕福層は裕福層としか連まない。 

そんな人達が作るトンチンカンな脱貧困対策は滑稽なまでに机上の空論。 

政治家、国家公務員等になる条件として最低1年間は年収120万で生活してみることを検討してもらいたいです。勿論、家賃、水道光熱費もそこから出していただいて…。 

 

 

・日本のポスドクは中途半端に食えてしまうがゆえに、研究者への道をあきらめきれない人が多いように思う。米国のポスドクは遥かに厳しい。厳しいがゆえに退場やキャリアチェンジを求められ、結果として別の世界で花開く人も少なくない。 

 

 

・「研究者が可哀想」や「国が悪い」と主張しないのであれば、この文章の意義は基礎研究がいかに大事かを主張して、その上でではどうすれば良くなるかという議論になり得ると思うが、そこが薄過ぎて特に意味を持たない文章だと感じる。恐らく大半の人は大変ですね以外の感想はないんではないか。 

 

 

 

・やりたいこと諦めて企業で働いている立場からすると、研究者と自ら名乗る図太さと能力を持ちながら、何を甘えたこと言っているんだと思う。そんなこと言っているようじゃ、到底社会に役立つような研究結果を生み出せる人材にはならないだろうなぁと思ってしまった。 

 

 

・学振PDという、選ばれし者がつけるけれども雇用携帯が特殊な待遇だけで、一般的なポスドクの姿のように語られてもね。研究機関と直接雇用契約を結ぶポスドクであれば交通費は出るはず。 

また、研究分野や世代によっても状況は変わります。たったひとつの例で研究者全体を語るのはやめていただきたい 

 

 

・国がもっと研究者に対して資金援助をするべきだ。政府は裏金やら無駄な金を使う政治家議員が多すぎる。くだらない議員、参議院など全くいらない。こういう日本の為になる研究者にこそ金をかけるべきだ。 

 

 

・月給っつったら普通は総支給額でしょ 

総支給36万だったら年収450万行かないのでそれだけだと結構厳しそう 

 

まあ研究者目指すなら大学とかに残るより、それなりの企業の研究開発職の方が待遇はいいと思うので、ぜひそちらを目指していただきたい 

 

 

・私も理学系大学院の出身だから,いわんとすることはわかる。ただし,昔はポスドクという地位(準職業?)はなく,学術振興会研究員だったと思う。1つの研究科に毎年1人だったから,劣等生の私には無縁のはなしで名称もよく覚えていない(笑)。 

 

ひとつ貴兄の認識を改めるなら,大学教員は職種としては「教育職」(平たく言えば「先生」)であり,「研究職」ではない。私は大学院在学中に「理科」教員免許も取得したが,就職口がなければ高校で教える覚悟もした。 

 

じっさいの仕事内容は,教育・研究・大学運営にわたる。若いうちは研究中心でもいいけれども,だんだん教育に重心が移動してくる。このとき,「惑星物理学」のような狭いネタでなく,1年生相手に「文系の物理学」や「科学史」などのネタも振れないといけない。不勉強なやつには語れない。 

 

また,大学運営も多くなり,各種委員長やら部局長やらを歴任させられる。 

 

そういう一生。 

 

 

・研究員とか途方もない時間勉学に励んでいるのに夢が無さ過ぎる。 

コミュニケーション能力と判断力、団結力で何千万と稼げる世の中。 

大学教授や研究者の給料を上げないと魅力無さすぎて同じ家系の人しかいなくなるんじゃないかな。 

まぁ物好きの凝り性で外界とシャットダウンするような人がほとんどなんだろうけど。 

 

 

・待遇がそこまで高くないのはこの国の経済に余裕がないからだな 

研究ってすぐに成果が出るものではない、投資したらすぐに成果が出るものから優先的に投資という名の給与支払いするのが今の日本の限界 

だからどうしたらいいとかいうより、国全体の経済の問題だなー 

 

 

・ポストが少ないといってもゼロではないので、20代で優れた業績をあげた人ならそれなりのポストに就いているのではないでしょうか。ごく一部の研究者だけが恵まれた研究環境にいられるのは、ある意味芸能界に近いのかもしれません。 

 

 

・これが、日本政治の研究者に対する扱い。研究者の養成、扱いは、国家戦略として、位置付けるべきだと思う。新型コロナなど、パンデミックになった時は、日本は、手も足も出ない。国家戦略として、研究者を養成し、パンデミックに備え、また、世界的研究成果を上げるためにも。優秀な研究者は、日本から離れ、海外で活躍、人材の流出。ノーベル賞など、成果を上げた時に、のこのこ、総理などが出て来て、自慢のコメントするが、それこそ、意味のないこと。と思う。 

 

 

・金を生み出すことができないのに、金が欲しいというのはちょっとどうなのかなと思う。基礎研究、理論研究であっても、そこからお金を生み出す手段も考えるべきではないでしょうか。金を払ってでもその知識を欲している人はいるはずです。世界に目を広げたら、それなりの数が。 

 

 

 

・学力のないもの、灯火がきえてしまったもの、背負うものが大事すぎるものは研究者でい続けることは難しい。個人的な意見としては、研究者の待遇を良くしてもよいと思う。 

 

 

・これなぁ・・・・ 

俺も母校にはチロッと寄付しているけど本当に極僅かで申し訳ないと思ってる。 

まぁ俺如きが頑張ってもたかが知れているんだがw 

愚痴ってもしゃーないから少しでも力になれるように俺自身が力つけんとね。 

 

 

・日本で初めて飛び級し、17歳で千葉大に進学した物理のギフテッドの人は、大学講師にまでなったのに「研究者の給与では、この先妻子を養えない」とさっさと見限ってトレーラー運転手に転職してましたね。 

 

 

・妻子がいて月給36万てザラにいそうです。 

保育園とか入れて奥様も働く。 

扶養内なら130万年間プラス。 

まだお若いし 

奥様も好きなことを仕事にしたら? 

扶養控除内でも合わせて500万ぐらいなら、まずまずでは? 

 

 

・個人的意見に過ぎませんが、研究職が不遇なのは、国民にも多大な責任が有ると思うのですよね。 

重要性は時に論じるけれど、殆どの場合は放置されたまま。 

議員の無駄遣いは容認するのに研究者を評価していないでしょう。 

無関心、崇高な地位に居る雲の様な存在ですかね? 

議員が任期中に数億円を使いますよね。 

だが、研究者は赤貧が当然と言わんばかり。 

 

 

・大手建設会社社員の40歳妻、子供2人で、手取り23万くらいです。 

賞与は年2回ないし3回で100万有りますが… 

キツイです。 

妻が年収200万有るので何とかなって居ます。 

 

 

・開業医です。 

 

大学に残って研究していても薄給の為、臨床に戻る人間を見かけます。 

 

研究は国力を培う基礎であり、国の発展に必須と思います。 

それを怠ると、あっという間にいろんな国に追い越されます。 

 

 

・研究者ってくくりが、そもそも広すぎ。理系だって工学系と理学系で見ているものが全く違うし、実験と理論でも大きく異なる。 

この記事を書かれた方は、素粒子、宇宙物理を専門とされている方なんだから、その業界と周辺は、こういう状況ですよということを書かれているわけですね。 

 

 

・安い報酬だから有能な研究者、エンジニアは海外に流失する! 人材は国の宝! 

職人が作る物は 安価なコピー海外製品に負けるのが 

分からない! 国がちゃんと対策しないとダメです。 

 

 

・好きなこと仕事にしてるんだから薄給のままでいいだろって価値観があるのにゾッとするわ。 

結局日本じゃないところに引き抜かれて技術も最終的に取られていくんだけどね。 

数十年後日本人のノーベル賞やフィールズ賞受賞者は出ることはあっても日本の研究機関から出ることは無くなるだろうな。 

資源も無い、金融も弱い、メイドインジャパン神話もとっくに崩壊、基礎研究は蔑ろ。 

日本人の50年後は裸みたいな格好で皆んなで畑を耕してるかもね。 

 

 

 

 
 

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