( 163759 )  2024/04/26 02:23:28  
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2024年1~3月期の米国の実質GDPは、前期比1.6%増となり、前期から鈍化した。

個人消費や住宅投資は堅調だったが、輸入の増加が影響を与えた。

個人消費支出の物価指数は前期比3.4%上昇し、インフレ圧力が強まっている。

個人消費は僅かに鈍化したが、住宅投資は増加しており、輸出は増加したものの輸入が大きく増加し、GDPの成長を押し下げた。

(要約)

( 163761 )  2024/04/26 02:23:28  
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米ニューヨーク・マンハッタンに掲げられた米国旗(AFP時事) 

 

 【ワシントン時事】米商務省が25日発表した2024年1~3月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比1.6%増となり、伸びは前期(3.4%増)から大きく鈍化した。 

 

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 市場予想(2.4%増)も下回った。個人消費や住宅投資などは堅調だったが、輸入増に圧迫された。 

 

 1~3月期の個人消費支出(PCE)物価指数は年率換算で前期比3.4%上昇と、伸びは前期(1.8%上昇)から大幅に拡大し、インフレ圧力の根強さを改めて示した。連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ開始時期の後ずれ観測がさらに強まりそうだ。 

 

 GDPの約7割を占める個人消費は2.5%増(前期3.3%増)に鈍化したものの、底堅さを示した。住宅投資は13.9%増と、3期連続のプラス。輸出は0.9%増にとどまる一方、輸入が7.2%増となり、GDPの伸びを押し下げた。  

 

 

 
 

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