( 164431 ) 2024/04/27 17:17:00 0 00 日本銀行本店
26日のニューヨーク外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=158円台に下落した。1990年5月以来、約34年ぶりの円安水準を更新した。わずか1日で3円近く円安が進行しており、円の下落に歯止めがかからない状況だ。
【チャート】直近1か月の日経平均株価の値動き
日本銀行が26日の金融政策決定会合で現状の金融政策を維持した一方、米国ではインフレ(物価上昇)長期化への懸念が再燃し、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が後退している。日米の金利差拡大が意識され、運用に有利なドルを買って円を売る動きが優勢となっている。
市場では政府・日本銀行が近く、円買い・ドル売りの介入に踏み切るとの観測も強まっている。(ニューヨーク支局 小林泰裕)
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